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表題作:スピンオフ:表題作の後日談=3:1:1という構成になっています。
表題作だけなら「中立」評価です。攻の昌之が全然32歳に見えず(見た目だけじゃなく言動も)、歳の差ゆえの切なさとかオトナの包容力が感じられず残念でした。碧仁が義兄に片想いしている…なんて、あの突飛な当てずっぽうがもしも外れていたら本当にただのセクハラだよなぁと微妙な気持ちになってしまった。二人の恋愛自体はさくさく進みますが、亡くなったお姉さんの扱いもちょっと気の毒というか、せめて孝志だけは揺るぎなくお姉さんを想っていてほしかったです。
スピンオフは碧仁の友人・晃が主人公です。この晃のキャラがすごく良かった!見た目は短ラン・ボンタン・リーゼントの1980年代の不良ファッションで喧嘩も強いのですが、その性格は小動物のように素直で乙女な男の子なのです。両極端な個性が嫌味なく同居していて、脇役にしておくには勿体ないほどでした。ちょっと変わったヤンキーBL…オススメです。
表題作より、2話目のほうが
キャラ的には面白かったかなー?
2話目は、キス止まりで
エロはないんですが。
今どき絶対みないようなリーゼントをしている
主人公(受け)。
しかし不良ではなく、
単にその外見のせいで絡まれることは多いが、
根は優しい。
うーん、このリーゼントは
さすがにやりすぎでしょう。
もはやギャグにしかなってない…。
ギャグなラブストーリーじゃないのに…。
でも、相手(攻め)に
ファーストキスを奪われた主人公の反応は
可愛かったですね!
あとがきに書かれていた
主人公のリーゼントをおろした
風呂あがりのイラストに、きゅんきゅんしました。
なんだか最近ちょっと懐かしめの作品を読むことが多いような気がするんですが(決して選んで読んでるわけではないのですが)、この作品もちょっと懐かしい時代の薫り(あくまで仄かですが)がしました。
脇役キャラの服装や髪型が80年代とかその前の時代で、なんだか唐突で面白いんだけど、控えめな面白さでした(本庄さんの作風なら弾けるよりも控えめな方がいいかとは思いますが)。
表題作は高校生に恋しちゃった大の大人が、高校生を追いかけるのがなかなか見ない設定だと思います。
ひと回り以上も年下の男の子にかなりメロメロで自分の方を振り向かせようとする努力が甲斐甲斐しかった。
その高校生は別の人を好きなので、一方通行の片思いなんですが、思ったより切なさは余りなかったです。
欲を言えば、昌之が碧仁を好きになっていく過程が見たかったかな。
初エッチの時は、碧仁がウブで可愛かった。やっぱり初体験はこのくらい痛がってくれたほうが私も萌えます(笑)。H中も碧仁がつれないのがまたよかった(笑)。
同時収録作品は碧仁の友人の大貫くんと他校の不良君が主人公。
大貫君の性格がとっても優しくて天然で、外見とのギャップが可笑しかったです。
こちらも攻めの方が好きになってアプローチするんですが、強引過ぎず、不良なのに結構素直でワンコなのが萌でした。
大きく分けて、関連する2つのストーリー。
かわいかったー!
受けの主人公・碧仁はもちろん、攻めの昌之も
チャラく見えているけど実は一生懸命でカッコイイ!
フイにキスされて、ついつい流される・・・っていうのが
よくあるパターンだけど、
碧仁は殴ったり蹴ったりw
普通そうなるわよねぇ・・・って感じで
すご~く納得できる仕立てになってますw
2人がラブラブになってから、
メールするシーンなんかも
そうそう!それヤルヤル!って思えるような
現実にありそうなしぐさなんかがあって
とっても親しみ易く読み易いです^^
義理の兄へ恋…という秘密を抱えた男子高生・碧仁の前に現れた、ちょっとイケてる“オッサン”昌之――32歳。なぜか碧仁の心の閉じた部分に入って来ようとするが…。
というふうに物語は展開していくんですが、本庄りえ先生の絵にはめちゃくちゃ萌えましたねー。さすが先生ですw
ストーリーは王道なんですが、読み応えのある作品ですね!
徐々に碧仁が昌之に落ちていく心情はとても良かったですヾ(oωo)ノ″
昌之×碧仁もよかったんですが、孝志×碧仁の場合も読んでみたかったなーとも思い…。あはは。まあ、ちょっとだけでしたが夢の中での孝志×碧仁があったのでよかったですw