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小説
転生ものはこれまでたくさん読んできたけど、何度も転生するストーリーは初めてです。タイムリープみたいに同じ瞬間や場面を巡るってわけじゃなくて、転生しては元の世界に戻り、また同じ世界に転生し、また元の世界に戻り、またまた同じ世界に転生するってもの。
しかも転生するたびにちょっとずつ年齢を重ねていて、最初の出会いのときラフィールより年下だった愁斗が、最後の転生のときには年上になってるなど、あちらとこちら側の時間軸が違うのもこれまで見たことない設定でした。
数年先の同じ世界に転生を繰り返すせいか、ちょっとした実家への帰省感を感じるのは面白かったです^ ^
転生後は神子としてその特殊な力で国や世界を救っていく愁斗の活躍は目覚ましいです。
この神子のくだりですが、いきなり愁斗が神子になってて驚きました。2回目の転移で神子化した感じ……?かな。神子になった経緯とか全然無く、急に神子になってることに違和感を感じなくも無かったです。
割とテンポ良くストーリーが動くせいか、サクサクと読めるし、あっという間に敵に辿り着いてました。愁斗の命を狙う謎の存在に立ち向かうストーリーを追う一方、年下となってしまったラフィールとのラブロマンスは必見のニヤニヤです。
ラフィールの身体を早急に回復させるべく、神子と身体を繋げる…つまりセックスするというご褒美案件がめちゃ最高でした!
この機会を逃すものかとばかりに愁斗を抱き潰すラフィールの図が容易に思い浮かびますね。乳首攻めに興じるラフィール……楽しそうで何よりでした(笑)
このセックス行為を治療だからと自分に言い聞かせる愁斗…そりゃないよと軽くツッコミました。ラフィールが患者として抱いてないの分かるだろうに。
しかし、早漏だったからもう一度治療をお願いしたい、と言うラフィールの方が何倍も上手。万全に体調を回復させたいからと言われたら、断れるはずもなくです。
この2人のお医者さんプレイ?面白かったです\(//∇//)\
最後に現れるラスボスはまさかのあの人!的な演出も面白く、その背景も含めたラストは見応えありでした。
ラスボスとの対峙、世界が平和を取り戻す姿、転生のカラクリも含め謎が解き明かされていくエンディングにスッキリ。ラフィールとの未来ももちろん文句なしの読後感でした^ ^
作者買いです。ゆりの先生の「〜パブリックスクールの恋〜」シリーズが好きなのですが、今回は私が今ハマっているジャンルなので特に楽しみにしていました。そして神子ですよ!ドラゴンとかも大好きです。
ただ、三度の転移と二度の回帰とあったので、複雑過ぎて頭がついて行くかは心配でした。ゆりの先生の文章力ですから、そんな事はなかったですけど。凄く分かりやすかったですが愁斗のラフィールに対しての遠慮がちな態度は凄く焦ったく思ったのと、読み手は気が付いている事象を登場人物達が全然気が付かないのはイラっとしました。焦らすのお上手でした。www
終盤になってあの人が怪しいとは思ってましたが、他に裏切り者が居ないかじっくりと読ませてくるのは流石でした。でも、守護ドラゴン頼りの謎解きよりはもっとラフィールに活躍して欲しかったと思いました。そこだけが残念かな?
あと怪しいあの人は当て馬だと思ってたのに、思いっきし黒幕だったので肩透かしでした。もっと愁斗に嫉妬して欲しかったです。
それと92ページの6行目ですが「バルツ王国へ出国した」ではなくて「クシュテール王国へ出国した」の間違いですね。担当さまよろしくお願い致します。
タイトル的にややこしそうだけど、ややこしくない。
さくさくっと、行ったり来たり。時間も、さくさくっと過ぎて、あっという間に三十路になる感じ。
設定は、盛り盛り。
異世界に転移すると、チート能力有りの神子になる受け。
ドラゴンと意思疎通し、癒しの子守歌を歌い、なんか浄化能力やら、治癒能力もある。
攻めは隣国の国王で、出会った時は年上だったけど、行ったり来たりしてるうちに逆転。受けが年上になる。
登場人物・キャラが多くて、設定もしっかりしているから、もっとボリュームが欲しかったかなぁ…個人的には倍あっても良かったくらい、さくさくっと読んでしまった。
出版にあたって、ページ数の制限とかあるのかしら。
気軽に読めるけど、受けと攻めの接点が少ないまま三度目の転移で、いきなりピンチだったから、その前にもうちょっとエピソードが欲しかった。
受けが順応性が高すぎるのか、どっちの世界にいても、さっぱりと上手く生きている様に見える。
もっと悩んだり、行き来出来る方法を模索したり、足掻いたり、なシーンが欲しいとも思った。
ある意味、流されやすい子?
攻めは、地味に外堀埋めていく執着くん。
あと、攻めを治癒するのに、肌を重ねて体液を共有する設定があるけど、神子の精液を体内に注ぐのかと思った。攻め・受けが逆?と一瞬思ったよ。
そして、三十路の童貞処女…魔法使いじゃんと思ったのは言うまでもなく。
でも、エンタメなゆりの先生って感じで面白かったです。
すき間を埋めるちょこちょこしたエピソードを、同人で出して欲しい。
先生買い。表紙の麗しい金髪イケメンに目を奪われたのですが、お話はさらっと読み終えてしまったので中立寄りの萌にしました。攻め受けともキャラに入れ込む要素が少なかったんだよな。本編230Pほど+あとがき。
小2の時、母に買ってもらったからあげちゃんを手にコンビニを飛び出したら異世界転移してしまった愁斗。気がついたら元の世界のコンビニ前に戻っています。次に異世界転移したのは大学1年生。旅行に行く直前、コンビニで水を買って出たら前に転移した世界に。神子として人々に治癒を与えたりしていたのですが、やはり事件に巻き込まれて元の世界に。3回目の転移は会社員になってからで、場所はまたもやコンビニ前で・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ケレス(受けを神子として受け入れているバルツ王国の王子)、ラン(バルツ王国の守護ドラゴン)、駿河(受け勤務先上司)、ルドン(クシュテール王国の守護ドラゴン)、攻めの家族、悪党。
++攻め受けについて
攻めは幼い頃に受けに助けてもらい、2回目に神子が転移してきた時は自分が刺され という方。国王としての政治的手腕等力量は?ながら、幼い頃に会った神子一筋という一途さを、国民は健気♡と好意的に受け止めているようです。受けの転移してくる国の隣国国王になってます。
受けは純粋日本人、なんでか分からないけれど、転移しちゃう。(召喚されたわけではない)転移したら治癒力持ちます。日本に帰った後も記憶は残っていて、第二の故郷というように感じている印象。悪党要素は一切なく、いい人the日本人です!
ゆりの先生の腹黒攻めという印象は少し薄いかな?と思ったのと、受けも転移したなら転移したなりの人生を送っていて悲惨さとか恋しくて切なくて、という要素は無いので、さらっとっ読み終えてしまったお話でした。どうなっていたらもっと好きだったのか?今一つ分からないなあ・・・うーん。
ゆりの先生、今年デビュー20周年とのこと!おめでとうございます✨
先生の「パブリック・スクールの恋」シリーズが大好きで、こちらの新刊も楽しみにしていました。
まず、表紙のインパクト!みずかね先生の美麗イラストの中に映り込む、「からあげちゃん」…何これ気になる笑
新刊発売前にゆりの先生と中原一也先生がXで一緒にされていたスペースを聞いたのですが、この”からあげちゃん”、表紙のどこに入れるかでデザイナーさんをかなり悩ませたそう。ポップなキーアイテムが、美麗絵の中にちゃんとハマっているのがすごい。そしてこういう裏話、大好きです(*´艸`)
今回は異世界トリップ&回帰ファンタジー。
桜色の守護ドラゴン・ランがとても可愛くて萌えました。ドラゴンを癒すために「子守唄」を必ず歌ってあげるという設定も好き。
子供の頃、「からあげちゃん」を買ってもらってコンビニを出たところ異世界トリップ。トリップ先で殺され元の世界に戻るー
ということを二度繰り返し、なんと11年ぶりに今度は上司と一緒に三度目の転移をしてしまった主人公・愁斗(受)。
守護ドラゴン・ランの導きにより、隣国のラフィール王子(攻)を頼り逃げるように言われ、密かな恋心を抱いている人のもとへ向かうのですが、愁斗の周りには怪しい陰謀の陰が渦巻いていてー
と続くお話です。
攻め受け共に、初めて会った時からの想いを密かに心の中で温めてきた一目惚れに近い感じ。
個人的にはもう少し、二人の想いが高まり合う過程を見て、そのときめきを楽しみたかったかな、、
感情移入する間がなく陰謀や守護ドラゴンの話が入ってきて、ちょっと展開が忙しない感じがしました。
戦闘シーンもそこまで迫力や「やった!」という感じがなく、サラッと読めてしまった感も。
シンプルに、二人の恋心が高まる様子をもう少しじっくり見たかったかな、というところと、可愛いドラゴンに癒され萌えた、というところで迷いに迷っての「萌」とさせていただきました。