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表題作+スピンオフ2カップルのお話、どの話も短めなのですが神作過ぎて何度も読み返してます。
「レシピ」
元モデルのカフェのオーナー×反抗期の中学生。
お互いの心理描写が秀逸で、かなりアブノーマルなプレイもありドキドキしました。
「死んでもいい」
性欲ゴリラ×性欲底なし美人。
短い話なのにエロシーン満載、それでいて心理描写もていねいで読み応えありました。
「ぼくのすきなおじさん」
強面の産婦人科医×誘い受け中学生
話が短すぎて恋愛関係に至るまでの過程すっとばし過ぎな気がしましたが、雰囲気が良くて好きな話です。
某有名作品もそうだが。何故にこうも、『レシピ』という言葉は恐ろしいまでの執着を示す言葉に例えられてしまうのか。志水ゆき先生のこれは、某作品よりもずっと以前に描かれた物語。
元モデルで美しい男、貝谷(通称・カイヤ)はカフェ、その名も『RECIPE』のオーナーをしている。こじんまりとしたカフェなので、貝谷自身が厨房に立ち、レシピも彼が作る。
異常なまでの執着を恩人の息子、洸にぶつける。彼が何故、そこまでの執着を示すのかはネタバレになっちゃうけれども…解らない。洸はまだ中学生で、光源氏的嗜好でもって性的に育てたいのか。今は亡き恩人という洸の母に叶わなかった想いを重ねているのか。想像の域を出ないまま、物語は終わる。洸を傷つけて、自分から堕ちて来るのを虎視眈々と狙う貝谷の笑みが不気味過ぎて。恐怖。
同時収録の「死んでもいい」は、打って変わってホッとするコメディ。男なら誰でも(⁈)かな、憧れる、腹上死しそうな程ド淫乱な柿沢さんに翻弄される絶倫自慢の侑仁。柿沢さんの情欲はとどまることを知らず、とうとう侑仁は(過労で)病院送りに。何故そんなにエチがしたいのか。愛してるからなんですってよ♡
「ぼくのすきなおじさん」は、自称、落し物ハンターの蓮爾が拾ったショタに無体をする話。拾ったショタが実は…。蓮爾が「花鳥風月」の吉利谷さんにちょっと似てる。と、いうのも、蓮爾の父、兄、揃って医師なのに…。面構えと服のセンスが揃って極道なのだ。父と兄に至ってはどうしたものか、顔に刀傷のようなものが⁈ という、どうでもいい細やかな設定が面白過ぎて。本編がどうでもよくなってしまう。
この拾ったショタと巻頭の「レシピ」に出た洸が同級生だったり、侑仁が運ばれた病院が蓮爾の病院だったりと、作中が薄く繋がっているのもあり、テーマも何となく共通して見え隠れしている。
どちらにせよ、地雷な人には無理だと思うので。要注意です。
これが「初」志水ゆき作品となります。
興味はあっても長編過ぎて手が出しにくい。そんなジレンマに丁度良い1冊となりました。
カイヤの謎めき具合、洸の潔癖すぎる思春期特有の壁。
袋小路の中で追い詰められていく、ゾクゾクするような展開に、倒錯的なエロスが感じられます。
カイヤの存在そのものが卑猥で、笑顔ひとつ視線のひとつが意味ありげで本気で近づいてはいけない男だと思いました。
他「死んでもいい」「ぼくのすきなおじさん」書き下ろし収録。
表題作の、本番なしを補うかのような36時間耐久SEX。
腹上死寸前の疲労っぷりに侑仁を見る目が優しくなりました。
またゲイで産婦人科医の春原蓮爾。
強面の割に意外な特技と言い回しの愉快さに、法に触れるような事態もうっかり愛があるならと許してしまいそうになります。
短編集ですが、たった1冊だけでは物足りない程の奥行が感じられ、美味しい所だけを切り取ってあるからこそその先、その前が気になってしまい、より空腹感が募ってしまいます。
作者の力量は十二分に伺うことができたのですが、ただ作品に潜む少し高圧的な感じには馴染めず、次の作品へ手を出すきっかけにはならなかったのが残念です。
そのため「是」シリーズを読むのはまた別のきっかけとなります。
志水ゆき先生は 文句なし!!
最高だぜ! 絵が昔からとても綺麗です。
受けは すごいかわいこちゃん。
攻めは ドS。
攻めは受けを 最初はすごく優しく甘やかすのだけど。
エロイ事(シゴイたり)になると 豹変します。
見ているだけで ちょーーーー楽しい!
私 ドSだから 気持ちわかるなあ。
もっとやれ!!
「特別」なんて言われたら オチルよ。
でも じらしてじらして SEXはしないんだよ。
攻めはどこまでも ドSだよ。
志水先生 ずっとついてくわ!