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志水ゆき全集2 LOVE MODE(2)(表題作 サンクチュアリ)

shimizu yuki zenshu

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表題作志水ゆき全集2 LOVE MODE(2)(表題作 サンクチュアリ)

池谷嵐・高校生 
B&B No.1いずみ  

同時収録作品FOUR MEN

高宮桂 翻訳家
坂下和泉

同時収録作品Winter Cloud

蒼江怜二 B&Bオーナー
白河直也

その他の収録作品

  • and Happy New Year
  • もう一つの…。
  • PROFILE

あらすじ

高級デートクラブ『B&B』に所属するいずみは、隣家の老人宅にやってくる高校生・嵐と出会う。
日向の匂いがする彼に惹かれるほどに、自らの過去が胸をよぎりいずみは苦しむ。
静かな暮らしにも、影がさす――。
直也の家族を奪った魔手が再び直也に忍び寄り……。

冷え切った心をあたためる、たったひとつの恋を描いたBLの代名詞的伝説のシリーズ『LOVE MODE』完全版第二弾!!

作品情報

作品名
志水ゆき全集2 LOVE MODE(2)(表題作 サンクチュアリ)
著者
志水ゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
LOVE MODE
発売日
ISBN
9784403619533
4.4

(30)

(20)

萌々

(4)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
134
評価数
30
平均
4.4 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数8

心あたたまります。やはり神評価!

第2巻です。
今回の内容は、新カップル【嵐×いずみ編】と【蒼江×直也篇】の続編+【蒼江×直也&高宮×和泉】ダブルデート?篇とコミックス初収録の【蒼江×直也篇】。描き下ろしは、カバーイラスト&キャラクタープロフィール。今回も読み応えありの内容になってました。

【嵐×いずみ編】は、やんちゃ系高校生×高級デートクラブ『B&B』のNo1カップル。このカップルも高校生&社会人の組み合わせなんですけど、高校生年下攻になります。
この2人の出会いも凄い面白いです。いずみは過去に決して消えることのない傷を負っていて、そのトラウマの克服というかリハビリみたいなのも兼ねて、葵一(当時の担当医で蒼江の兄)の誘いで『B&B』で働き始めます。本当はNo.1になりたかった訳ではなく、蒼江の為に蒼江自身が欲しかった人なんです。その気持ちは告白する事なく、蒼江に大切な守る人ができたことによって満たされないまま恋は終わってしまいます。優しくて静かな容姿も綺麗な人なんですけど、淋しい、いつも暗い表情で影のある人なんです。反対に、嵐は高校生で若く天真爛漫な人なんです。嵐の周りは、いつも賑やかなんですけど、人をひきつける魅力があります。懐かしさにも似た人をあたたかくしてくれる空気を持ってるんですよね。いずみが影なら嵐は光なんです。いずみは嵐と出会い、笑顔も増えて穏やかな時間を過ごしていくんですけど、ある事件がきっかけで、自分の過去を嵐に知られてしまいます。
いずみは、自分は嵐と一緒にいるべき人間ではないと離れようとするんですけど、嵐の太陽のようなあたたかさや一生懸命な気持ちに、いずみの冷えきっていた心を溶かしていくんです。本当に嵐はいい子=年下攻めなんです。
あと蒼江兄弟も大活躍してくれます。後ろ向きにしか動けないずみの事を理解し、背中を押してくれるんです。壮絶な過去と報われなかった恋の為にも幸せになって欲しい人だったので本当に良かったです。密かに蒼江×直也&高宮×和泉カップルの恋のキューピットでもあると思っていたので。

【蒼江×直也の続篇】は、蒼江の実家で年越しをすることになった2人と、蒼江の兄・葵一、秘書の鹿島、蒼江家のハウスキーパー ?鹿島の兄・晴臣を加えた5人のほのぼのライフが読めます。なかなか恋愛のスイッチは入らない2人なんですけど、葵一も言ってますが(笑)お互い思いあっているのが伝わってくるので穏やかな気持ちになれます。私は、甲斐甲斐しい蒼江さんだけで萌なんですけどね。
そして、直也の家族事故の真相が明らかになります。予想以上にシリアスな展開でした。なかなか恋愛といった甘い関係にならない2人なんですけど、人間愛でいえばピカイチの存在感を発揮しています。また、直也が泣かざるおえない展開ばかりで、読んでて涙•涙なんですけどね。そんな直也を、蒼江さんが全力で大事にしている様はみていて愛を感じるし、大事にされてる直也をみると幸せになります。なので、ダブルデート篇で、直也を凄く心配する蒼江さんと、咄嗟に大事な人を庇った直也2人の関係をみてると萌を感じます。
コミックス初収録作品のお話も、2人らしさが現れていて萌大でした。
この巻でも、エロ担当は高宮×和泉カップルでしたが…本当にエロいんだけど読んでて安心するカップルです。

2巻も十分楽しませて頂きました。なので、思い入れの深い作品だっただけに甘めな評価かなあと思いながらも、1巻続き神評価にさせて頂きますね(笑)

4

泣ける伝説のシリーズ、第2巻

大好きで、何度も読み返してる作品です。絵は古いけど、お話が素晴らしくて、帯にある「BL界の金字塔」の言葉に偽りなしと実感します。2巻でも、不幸なコ達が幸せになっていく様子に涙が出ます。

◎デートクラブ所属いずみ×高校生・嵐
いずみの壮絶な過去が胸に痛かったです。デートクラブの葵一や蒼江に出会えたこと、嵐と愛し合えたことの奇跡に、胸が温かくなります。これからは、心置きなく幸せになってほしいと思います。

◎翻訳家・高宮×高校生・和泉
相変わらずのバカップルぶりに安心できます。和泉が好き過ぎる高宮が萌えます。

◎デートクラブオーナー・蒼江×高校生・直也
今回も、不幸が直也を襲います。ほんと、蒼江が傍にいて、直也の心の支えになっていて良かったと思います。直也を甘やかしてるのに、大事過ぎて手を出さないとか、蒼江の気持ちにキュンキュンします。
直也を弟のように可愛がる葵一も好きです。

今回一番好きだったのは、蒼江たちと高宮たちの4人が偶然知り合って、ビリヤードをしてるお話です。蒼江も高宮も、恋人を溺愛してる様子にニヤニヤします。
本当に、BLの傑作版だと思います。

1

Don't worry be happy!

1巻目で高宮が人間違いをした「いずみ」(本物)の話と、玲二×直也です。
切なさのオンパレードなので、ハンカチのご用意を!

【サンクチュアリ】(4話) 神
最初、いずみが苦手でした。
不幸を背負って、つらい過去を抱えて、弱い顔をし続けることで、守られる。
自分で何かを変える強さを持とうとしないで、差し伸べられた手に引かれるだけ。
そういう「庇護を受けるだけの人間」が持つずるさが嫌いで。
だけど先入観を拭い去って見たら、弱いけどずるくはないんですよね。
本当にずるかったら、怜二をものに出来ていたと思うし。
そんないずみの隣家に住むおじいちゃんのところにボランティアで来た嵐。
名前のごとく、嵐のような勢いで周囲のひとを巻き込んで、明るい気持ちにさせる台風一過のような子です。
そんな嵐の真っ直ぐな気持ちに対して、汚れた自分が太陽のように綺麗なこの子まで汚してはいけないといういずみの苦悩が切ない!
泣けます。

【and a Happy New Year】
葵一と玲二の実家で年越しを迎える直也。
玲二の秘書をする鹿島の養子・晴臣(蒼江家のハウスキーパー)も初登場。
葵一の明るい優しさと玲二の静かな優しさに包まれて、しあわせを感じる直也に、こちらまで涙を禁じ得ません。

【Winter Cloud】(3話) 神
この2人が大好きすぎて…!!
直也が本当に良い子なんですよ…。
今回は両親と兄の命を奪った事故のこと、天涯孤独になった直也の身元引き受け人になってくれた梶原や、父が社長を務めていたミドリ建設の現社長との話など、直也の過去に関するつらいことがすべて浮き彫りになります。
1人では抱えきれなかったであろう現実に、玲二がそばにいてくれたから、しっかりと受け止めていく直也が、華奢な体ながら心はどんどん強くなっていっているのを感じます。
それと同時に強くなる想いも感じられる作品でした。

【FOUR MEN】 神
いきなり高宮と和泉のえろすからスタート。
相変わらず色気ゼロ、素直になれなくて憎まれ口100%の和泉です。
街で偶然直也に出会って、玲二に再会して、2人の姿を見ているうちにやっとデレる!
ラストに台詞の後、高宮の表情を拝みたかった!と思うのはわたしだけではないはず。

【もう一つの…。】 萌
亡くなった兄の誕生日に暗い表情を浮かべる直也。
そんな直也に玲二は…という妄想物語です。
甘い!

巻末のProfileは嵐といずみ、葵一に晴臣でした。
いずみが実は伊純(いすみ)で、いずみが源氏名だったという情報が。
美人は名前も綺麗。

どんなにつらいことがあっても、前を向いて歩き出すいずみと直也。
それぞれのそばに包んでくれる暖かいひとと、大きなひとがいてくれることが嬉しく感じる2巻でした。

0

いずみは髪を切った方が好き

 いずみは1巻では直也を危険な目に遭わせたようなキャラなので、メインになったらどう印象が変わるか楽しみにしていました。結論から言うと、正直もっと女々しいキャラかと想像していたのですが、案外そういう面は少なく、ただただ起きることを淡々と受け入れていくようなキャラでイメージが変わりました。もちろんそれは、彼の経験に基づいた諦念から来るところも大きいのだけど。そういう彼には、とにかく穏やかに構い倒してくれるような嵐のような人間がぴったりでしょうね。年下であることをほとんど感じさせない大きな器を持ち、いろんなことを経験してできた今のいずみを真に好きでいてくれていることがよく分かる、本当に気持ちのいい攻めでした。

 後半は今のところ最も好きなカップルの、蒼江と直也の話もたっぷりで大満足でした。執着攻めや傲慢受けが大好物な私ですが、志水先生作品では『花鳥風月』の陽明×火弦のように、大人な攻めに拾われて懐く健気受けという組み合わせになぜか惹かれてしまうようです。小説だと珍しくないかもしれませんが、こういうカップルって案外漫画では少ないからかもしれません。普段は滅多に甘い顔を見せないものの、直也を常に案じていることが分かる蒼江のちょっとした言動や、彼にどんどん心酔していく直也のいじらしさに萌えました。この巻でさらに辛い目に遭った直也。でも、今は彼には蒼江がいますから、今までと違った健全な乗り越え方ができるだろうと思います。

0

2巻

1巻はわりとサラと読んだのですが、2から先は
すごかった。よかった。思わず泣いた・(*ノД`*)・゚・。
最近無駄に涙もろくていかん。
しょっぱなは、嵐×イズミ。
私、イズミって、蒼江さんとくっつくんだとばかり思ってたからものすごく意外でした。なのだけど、ここでスッキリ終わるよりも
そうくるか!という面白さがよかった。
何よりも、この嵐くんの正確というか、明るくて、だれをも惹きつけるそのキャラクターが好き。
先生からの支持で無理やりに始めたボランティア。
そこで出会ったのは~から始まるお話。
つらい過去と今を乗り越えて、明るく笑うイズミが見たい!

>>蒼江×直也
蒼江さん・・・話が進むにつれるほど
第一印象とイメージが変わっていくんだよな。
大事大事~大事~にしてくれる優しい人。
この人ホントに゚(゚´Д`゚)゚わーん
今回は、直也の過去~ですね。
だいたい、この手のキャラクターたちは過去になんらかのひどい仕打ちを受けていたりするもので、今回の直也くんももろもろ不運に恵まれつづけてきたわけです。だからこそ~な今回
バスルームでしがみつくシーンが好き。
きゅん。
子猫を拾い上げて直也に持たせてやる蒼江さんが好き。
甘やかす蒼江と直也の関係がイイ!
大事にまだ触れてないなんて・・・・・なんか・・・ぐっとくるじゃないかw

高宮×和泉
強姦記念日wwww
やっぱり初々しい和泉が好きですが、慣らされたってのも
悪くはないですね。
エロ担当、アザーッス

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