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凍てついた心に吹き荒れた、花の嵐。
江戸時代の雰囲気とか、京都の方言とか、人情を感じられる温かさがとても良かったです。佐々木の旦那のお人好しっぷりがすごい、しごでき役人(同心)。嵐は必死に楽しく生きてる感じだったのかな。明るくって可愛かったです。
孤児の奉公先を探してあげたり、着物を繕ってあげたり、時代ものらしいエピソードが詰め込まれてて、作品世界にどっぷり浸からせてもらえました。旦那が亡き妻の簪を大切にしてるとこも良い。
逆にBLの主なところは、襲われる直前にバン!と救出に来たり、女性の存在を勘違いして逃げたりと、あまりにありがちすぎる展開で残念。
最後は簡単に見つかる嵐にちょっと笑っちゃいました。元スリでも人望あるのは、金持ちからしか盗らなかったから?まあお金に困らなければ二度とやらなさそうだし、基本は良い子なんだろうな、と思えました。
お互いが救済されるお話で、読後感も良く、ほっこりできて良かったです。
同心である主人公は、祇園祭のさ中
財布と妻の形見である簪をスリに盗まれてしまう。
女性だとおもっていたそのスリは男で、
その盗んだ金は行き場をなくしていた孤児たちを食わせていくためのものと判明。
簪を返してもらわねば、と彼と関わるうち、
孤児の面倒を全員分引き受け、彼は自分の家にこればいいと提案して
深くかかわっていくことになる。
えっちなシーンはほとんどありませんが、
ストーリーがしっかりしていて、大満足の作品でした。
江戸時代だからこその描写も多くあり、
時代物が好きな方でも満足できると思います。
それこそ、BL入門編として自信をもってお勧めできる一冊です。
長髪が癖なので、さらに好きな和ものとの組み合わせに、飛びついて手に取りました。表紙の爽やかで柔らかい雰囲気そのままに、やさしいお話です。
個人的なお気に入りは、攻めがさかやき姿であること。
しっかりと世界観を感じられて良かったです。
女に間違われがちな受けと、妻を失って傷心な攻め。
始まりはお互いに良い形ではありませんでしたが、攻めのわかりにくいながらも優しい心根が、じわじわと受けに染みわたっていきます。
恋というよりも、愛に近いお話でした。
家族として傍にいるために、一緒になろうとする感じ。
ドラマチックな展開はありませんが、時代ものの良さも感じられたので、読んでよかったなと思っています。
推しポイントは、攻めの髪の毛を結ってあげる受け。
この時代ならではの行動なので、良いな~~!!と思いました。
京都を舞台にした時代物BLです。
同心の隼之助は、病で亡くした妻の形見の簪を女の姿をして掏摸をしている嵐(らん)という少年に盗られてしまい、、、
という冒頭。
えちはなし。
描き下ろしで受けから致したいと申し出ますが、焦らずにという紳士的な攻めの言葉から分かるように、丁寧に二人の愛の交流が描かれております。
攻めと受けの身分差や格差BLが大好物なまりあげは。(攻めが裕福が好き)
このお話も身分差です。
紆余曲折あって、受けが攻めに心を開いていきます。
それからとうとう受けが、攻めのもとで一緒に暮らすようになります。
そして実親を亡くしてしまった共通点から、とくに受けは攻めに対して大きく心開くのですが、そこで第三者からまさかの事実を聞いてしまいます。
そう。
攻めが過去に、妻帯者であったことを。
最近受けと同居するようになった攻めは、雰囲気が柔らかくなったと。
好きな人でもできたのではないか。
受けは追い打ちをかけられます。
受けから見ても笑顔が増え、柔らかい雰囲気となったのは事実。
その上、亡き妻の簪を失くしたと偽って手元に置いていたこと。
幸せだったからこそ、後悔や、本来であれば攻めは自分とは釣り合わない人(←まりあげは的、突然のオススメはこの感情!!)だという感情に苛まれ、簪などを返して攻めの家を出ます。
切なァーー、と泣くまりあげは。(すぐ泣く)
あとの展開は、、、!!
時代物が苦手だなあという方も、えちが激しすぎるBLが苦手だなあという方も、、、
お盆が終わってしまったこの時期。
夏疲れにでも、臨場感溢れる祇園会の夜から始まり、祇園会で終わる。
ほっこり心が凪ぐ、こちらのお話を選んでみてはいかがでしょうか。
表紙からわかるように時代物。江戸時代中期の京都が舞台です。
主人公は京都の東町奉行所に勤務する同心の隼之助。江戸から赴任した設定なので江戸弁です。
お相手は女装の掏摸で、隼之助の懐から財布と亡き妻の形見である簪を盗んだことで出会います。
個人的に私は時代劇が好きなのでこの本の発売を心待ちにしていました。
舞台が江戸ではなく京都というところに(しかも幕末でもない)意外性を感じ、興味深かったです。
絵は丁寧でバランスがよく、内容も大変読みやすく、少し陰がありつつ全体的には明るい、よいお話でした。
登場する人が、メインの二人をはじめ大体いい人ばかりなので、安心して読めてそれもよかったです。
普通に映像化できてしまう内容とも思いました。
掏摸の嵐(らん)がやさしくて可愛い人で、隼之助が惹かれるのもよく分かります。
キャラが立っていてこの世界線は好みなので、もしも続編が出たら是非読みたいところです。
ひとつだけ残念なのは嵐が女の子に見えること。女装の掏摸なので女装が堂に入っているわけなのですが、普段も女の子に見えてしまうため、男女ものとして全く違和感がなくて、BL?BLだよな?と読みながら確かめるほどでした。
エロはほぼ無し。作品カラーにはそれも合ってました。
時代物がお好きな方におすすめしたいです。
