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表題作シュガードラッグ 3

金指 陽介
玉森の助手兼愛人
玉森 英人/東間 守孝
薬学主席/遺伝子学主席

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

特殊機関「研究特区」の薬学の頂点に君臨する主席研究員・玉森。
その玉森の“助手兼愛人”と称して彼の重要な「実験サンプル」として
生きることになった陽介だったが、
玉森に愛人として本気で気に入られてしまう。
それは玉森を盲目的に崇拝する遺伝子学主席研究員・東間と
「玉森を好きにならない」という約束を交わした陽介にとって
命取りとなるものだった。

玉森が自分に向ける気持ちが本物であることを確信し、
正式に玉森の恋人となった陽介だが、東間にも情があり、
あくまで玉森との関係を
“薬学以外の研究員に向けたブランディング”と東間に説明をつけ、
玉森と東間それぞれとの関係をうまく維持していこうとする。
特殊な環境下で平穏な日々を願う陽介だったが…?

【収録作品】
シュガードラッグ #12~#16
描き下ろし

作品情報

作品名
シュガードラッグ 3
著者
頼長 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
シリーズ
シュガードラッグ
発売日
電子発売日
ISBN
9784801984141
4.7

(212)

(181)

萌々

(21)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
28
得点
1000
評価数
212
平均
4.7 / 5
神率
85.4%

レビュー投稿数28

強烈におもしろい

通常の漫画を読む倍以上の時間をかけて、そして集中して夢中になって読みました。
そうくるか、そうきたか、怖い、強烈、すごい、すごくいい・・・
読んでいて感情があっちこっちいきました。

これまで読んだどんなお話とも違う、すごく新鮮で強烈で怖くておもしろい幸せなお話でした。

1巻がとてもおもしろくて繰り返し読んでおり、2巻は別の意味でおもしろくてやはり繰り返し読んでいますが、3巻はさらにその上をいきました。
巻を追うごとに迫力と魅力が増す、すごい作品です。

研究特区にいる、五常(仁、義、礼、智、信)のひとつも持ち合わせていないような主席研究員たち。現在まで5人のうち3人しかまだメインで描かれていませんが登場順に1人目より2人目、2人目より3人目がより強烈になっています。

超の付く天才、超の付く秀才、そして、一般社会では上位に位置する秀才たちが物語のメインになっており、それぞれの言葉や行動に、深い思惑、考察があって、読むのに時間がかかりました。こと細かい言葉、いくつもの裏がある状況、など考察しながら読むのがとてもたのしかったです。

BL漫画に性描写はあまりなくていい、それより心情や会話を丁寧に描いてほしい、と常々思っているのですが、今作は、性描写がかなりたっぷり描かれていて、かつ、心情や会話が平行してたっぷりあるのがすごいと思いました。エッチしながらも常に頭フル回転、という感じで、それが無理ではなくて、当たり前の人たち、というのがゾクゾクするほど魅力的でした。

強烈な三角関係、死や破滅が絡まないラストはないのでは、と思っていましたが、なんとこういう風に落ち着くのか、と大興奮しました。

これからしばらく1巻からぐるぐる読み返す日々になりそうです。

14

発売を心待ちにしていました

読み応えある一冊でした。
続刊ものは、新刊が出たら一巻から読み直しているのですが、二回通して読んじゃいました。
3Pもの(で、いいのかな?)の結末では、ちょっと他で見たことのない(当社比)着地でした。本当、興奮して初めてレビュー書いています。
BLになるのに無理のない設定と情動とその変化。泣く話というわけではないですが衝撃の連続で、この漫画面白い! まで行き着いてます。
万人受けはしないか…? と思いますが受け優位やかわいい攻めがお好きな方ならお手にとって損はないかと思います。
完結はしましたが多分まだ続きありますよね? ものすごく楽しみにしています!

12

あまりにも面白くて腰ぬかした

薬学編完結です!!!
よくものすごくストーリーが厚くて面白い作品にBLとか関係なしに全人類に読んでほしい!みたいな誉め言葉があるかと思うのですが、今作品ははちゃめちゃにBLだけどあまりにもスト重で面白いので全腐女子腐男子に読んでほしい作品です。

特殊な舞台設定と利権や愛憎渦巻く人間関係とずば抜けた知能のあつまる特区での頂点に君臨する薬学の主席玉森と謎に満ちた遺伝子学の主席東間に板挟みになった陽介のお話。

本当に結論に至るまで結末の読めないゾクゾク感とどこが地雷になるかわからない命がけの綱渡りのスリル感と理性的でときどき本能がチラ見えする愛と執着とが最後までめっっっっちゃくちゃ面白い!!
何回あ、陽介タヒんだかも…と思ったことか!(笑)

そしてキャラもそれぞれがあまりに個性的で最高です。
玉森さんは陽介相手に随分と甘えたところを見せてくるようになった可愛らしさと健在の女王様のセクシーさと全知全能の畏怖感のギャップがたまりません。
なんかずっと不憫な感じが漂っていた東間さんのキャパオーバーして可愛い姿も陽介に激怒してひたすら怖くなった姿も玉森さんに対して忠実な僕な姿もどれも最高でした。
一番まともそうな陽介も身の危険を顧みないというか綱渡りを楽しんでる感じがあるのもいいし、飄々としてるところもいいし、それでいて甘やかすの大好きなのもう沼まっしぐらの攻めではないでしょうか…
本当に全員良すぎる。

ラストは随分人間らしい甘々で終わるかと思いきや、ちゃーんとぶっ飛んでますよな主席を見せてくれるあたり、頼長先生わかってるな~~~!!
本当に隅々までたぎりまくる最高なシリーズ完結巻でした。ぜひ!!!!

10

人智を超えた三角関係

もう何が何だか分からない、恋愛事情が複雑すぎて(笑)
そもそもこの3人の中にあるのは恋愛か……?とかって思うくらい、水面下の駆け引き描写がエグくて、利害関係とか個人的盲信とか…そんなものがぐっちゃぐっちゃに混ざり合って作り上げられていくトライアングルラブは不思議な読後感でした。

これまでに見たことのない三角関係は複雑というよりカオス。それでもなーーんかうまくまとまっていくんですよね、陽介がクズ戦士なお陰で^ ^

この男の絆されクズっぷりはまーーすごい。
主席2人を……しかも特区主席の中でもトップクラスにアク(悪とも言う? 笑)の強い2人を同時に転がしていくんですから、そのメンタルの強さは特区ナンバーワンじゃないかと思うわけです。どんどん辻褄が合わなくなっていくピンチに遭遇してもうまくやりこめる頭の回転の良さも人並みハズレていますし、適度に肩の力が抜けてる感じもそそられます。
陽介ががその道を外れていたらば"稀代の結婚詐欺師"としての能力はピカイチだったと思います(笑)

玉森にも東間にもいい顔しぃの八方美人のクズ男ですが、でも不思議と嫌悪感が湧かないのは主席2人もいい感じで思考がぶっ飛んでるからなんですよね(*´∀`*)
"クズ"と"劇薬持ち女王様"と"狂人"
このトリッキーな三角関係、一体なんなん?って感じですけど、この3人の三位一体感の萌えみは最高にイイ……!!
相乗効果ってやつでしょうかね、クセが強すぎるとクセを打ち消し合って結果マイルドに。みたいな(笑)

心から想い合うことに傾倒してるだけじゃない、時に粘着質、時にドライな感情が絶妙に絡まっているからこその独特なこの世界観は、口で説明するよりはまず読んでみるべしな作品です。
雰囲気とかオーラとか感覚で楽しむところもこの作品の味わいの1つ。インテリたちの人智を超えて形成されてゆく甘々でドロドロでねちねちの愛情に浸って下さい。


ま、とにかく。頭のいい人たちって何考えてんでしょうねー( ̄▽ ̄)…って思った読後感です。
三角関係の中では珍味枠ですが、特区という独特の世界が背景にあるからこそ引き立つ彼らの関係を堪能し尽くしました。意外と居心地が良さそうな3人の関係にホッコリ。完結してしまいましたが、玉森と東間の寵愛を受けた陽介のこれからが楽しみでなりません^ ^

番外編等での近況報告をぜひお願いしたいです!

10

待ってた!!!

待ちに待った薬学編の続編、めちゃくちゃ最高でした...
攻1・受2の3Pって中々無いし、正直受2への萌え要素を感じることが今でなかったんですけどシュガードラッグに関してはキャラクター設定が面白くて気になりませんでした。
最終的についに3人で...!!しかもまさかのサンドイッチになるんだ???と嬉しくなりました、本当にありがとうございます

多くは語りませんが本当にシュガードラッグワールド炸裂!!みたいな感じで設定から何から何まで他のBLでは全く味わえないし、面白い人間関係やストーリーが観れるので本当にオススメです。

9

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