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ほんのりホラーで適度に怖く、ほどよい緊張感が漂う作品。怪異である瑞稀の一途さと切なすぎる設定がとても良かった。
主人公は怪異が視える木槿。祓い屋の祖母を持ち、心霊案件で友人たちに頼られる存在。イケメン大好きゲイで、酔って顔が良すぎる怪異を家に引き入れる。
イケメン怪異な瑞稀は、普通に人間みたい。外が暗くなれば部屋の電気をつけ、手料理で胃袋をがっちりゲット。背負う過去はとても重いが、その全ては木槿のためという、萌え要素たっぷりの攻め。
とにかくこの瑞稀を取り巻くエピソードが良い。木槿を救うためならどんな犠牲も厭わず、木槿の中から自身を含めた過去の記憶が消えてしまっても、一途に木槿を想い続けてる。
一緒にいるための解決策はBLらしいものだったが、ほっこり気分で読み終われる。後日譚も幸せそうで良かった。