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遅ればせながら初めて中村明日美子先生の作品を読んだのですがとても良かったです、、、。
三郷が現れるまでは知らなかった新しい気持ちに犬飼はとまどいながらも止まらない思いを不器用すぎて暴力で表すしか無かったのかな、と。そこからなぜ2人があのような関係になったかしょう子含め私たちにもわからない。2人の秘密を、行間として自然と想像させられます。お互いへの想いを言葉にするシーンがほぼ無いのに惹かれてしまう様子が先生の描く余白から伝わってきます。他の方もおっしゃっていたように描かない綺麗さ、がありました。
この作品の視点であるしょう子は芯があって強くてかっこいい女性である一方で友達思いで好きな人がいる、普通の女の子なのかなと思いました。よーじが好きだったからこそ2人の火花に気づいてしまった切なさ、再開しどちらからともなく抱きしめあった時に言ったそれはこの世で1番美しいもの、私が1番それを知っているという言葉にしょう子への切なさが一段と強くなってしまった。だからこそ最後の書き下ろしで笑顔でじゃあねと言ったしょう子にいい人と出会ってほしい、と思いました。
基本的に女性が絡むBLは好きではなかったのですが先生の描くキャラクターはどれも魅力的で嫌悪感なく見ることが出来ました。 とても素敵な作品です
中村明日美子先生が描くからこそ面白くなる作品だなと思う。もちろん先入観もあるだろうし、そのせいだと言い切ってしまうことも出来なくはないけれど、同じ話の流れを描くにしても、人によってはお粗末な出来になりそうだなと感じる。中村先生が描くからこそ魅力が溢れる。余白を詰め過ぎてしまうとか、背景を描き過ぎてしまうとか、しない潔さ。こんなん新人には怖くて描けないわなそら。
耀司って、三郷と出会わなければこうはならなかったのだろうな、と思わせる描写が好き。対戸森さんへの普通に彼氏な感じとか。でも、そこに火花はない。
女性視点BLで、女子キャラ・戸森さんがかっこいいだけの話だった。
なんならBLがオマケのよう。よーじ(攻)と戸森さんのエッチ描写のほうが多いし。
暴力DV男×うじうじメンヘラ男に巻き込まれた女子の話ですが、男キャラがどうも好きになれず。よーじの暴力はもちろん駄目。でも受けの三郷も、アプリで知り合った男に性暴力されて、そのあと戸森さんに庇ってもらったのに「殴らせる僕が悪い」とかいうのもダメ。キモい。
このふたりがくっついたり別れたりを戸森さん巻き込みながらやってるわけですが、戸森さん抜きで一生やってろ…って感じで……。
どうしても戸森さん視点の男子2人しか感じ取れないので男子の魅力がわからず、終わりました。たいていの漫画はキャラの言動・このキャラを作り上げてきたものを読者に知らせるためにキャラの過去話が出てくるのですが、こちら女子視点なのでそういうのがないので。
しかし戸森さんはかっこよかったし、幸せになってほしい女キャラでした。ただ単にBLカプに都合の良い物わかりの良い女子やBLカプのお邪魔をする女子ではなく、言いたいことは言えるし自立もしているしアドバイスもしてくれる素敵なキャラ。
中村先生の絵もきれいなので、買って損はなかったです。
中村明日美子先生新作、はい即購入。はずれなし。
主人公の私、戸森さんはサバサバ系のカッコいい素敵な女性。
犬飼の気持ちが三郷に向かっている事を気付きながらも取り乱さず淡々と二人の惹かれ愛を認める。本当に出来た娘ですね。
大人になって犬飼とよりを戻した後も、もわちゃわちゃしている犬飼と三郷を時には励まし、支え恋のキューピットまでしてしまいます。戸森さんは仲の良い二人をずっと見ていたいんだね。彼女にとびきり素敵な彼氏が出来ますように。
中村明日美子先生の描く女性視点で描いたBLですが、メインの女性の戸森は一見クールに見えるけど実は芯の強いかっこいい人だったので、BLで登場する女性は物語で少し邪魔に思えるときもあるけどもかなり重要な役割をはたしつつかっこよかったです。
彼女の目を通して犬飼と三郷の恋愛を見守っていきます。
高校で出会った3人が大学生~社会人になるまでのあれこれにドキドキでした。
先生の描く人物ってどうしてこんなに魅力的なんだろうと思わせてくれる素敵な絵とお話。とても贅沢な1冊です。