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表題作今日も憑いてます

本田 泰晴
兄に対する劣等感を抱える高校生、17歳
高瀬 涼太
浮遊霊、17歳  泰晴の兄の同級生、美容師/インフルエンサー、25歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:エピローグ(4P)
  • カバー下:初期キャラデザイ/4コマ漫画

あらすじ

全てを諦めた方が楽だ――強い未練により、魂が肉体から離れて“浮遊体(ふゆうたい)”となってしまう奇病“浮遊病(ふゆうびょう)”が流行する現代。優秀な兄へのコンプレックスを拗らせる卑屈な高校生・泰晴はある日、「高校時代の初恋相手に会いたい」という未練を持つ青年・涼太に何故か取り憑かれるハメに!声がデカくて無駄にポジティブな涼太から解放されたい一心で、嫌々未練解消に協力する泰晴だが、いつしか涼太を眩しく思い始めて…?無愛想で卑屈な高校生×陽キャ浮遊霊の憑依型密着ラブ!

作品情報

作品名
今日も憑いてます
著者
魚井ずみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866697123
4.1

(31)

(14)

萌々

(11)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
129
評価数
31
平均
4.1 / 5
神率
45.2%

レビュー投稿数6

選べる幅が広がったのがありがたい1冊

初めての設定~!
「生きてる人間の魂が無意識に体から離れる」という、その名も”浮遊病”

そんなに死ネタ的なものが得意ではない方なので今回の設定となってる「生きてる」っていうのはすごく好みでした!!
これは読んでみないと分からなかったので読んでみて良かったヾ(〃∀〃)ノ


お話しの始まりは一応DK BLです
攻めは正真正銘現役のDK、泰晴(たいせい)
受けは本体25歳の美容師インフルエンサーで、浮遊体として泰晴と一緒に居るのは17歳という涼太(なので、一応DKって事で♪)

浮遊体になる原因は強い未練がきっかだったりするらしく、、、
今回涼太が浮遊体となったのは17歳当時のただ見つめるだけで終わってしまった初恋への想いが募った事で起きたというのがきっかけ

涼太は1番初めに彼自身が視えた泰晴に憑いていないと動く事が出来ず一緒に行動します
そして嫌々ながらも涼太の初恋の相手探しに協力する泰晴

という具合にお話しが進んで行きます

かなり反抗期まっしぐら感のある拗らせツンツンキャラの泰晴くん
実はなんでも優秀なお兄ちゃんへの劣等感が激しくて、人付き合いが苦手、、、
友人が居ないタイプではないけれど広くはないタイプ

そんな泰晴の”俺に触れたらケガするぜ!!”みたいな近寄るなオーラも物ともしないでグイグイ憑いて来るTHE天真爛漫陽キャな涼太

凸凹感ある2人の涼太の初恋探し!
さて、、、?どうなりますことやら、、、???

という、恋愛は恋愛だけど2人の恋愛というより先ずは「涼太の初恋」から始まるお話しです
そこに浮遊病という特異な設定を活かしていく事で「泰晴と涼太のお話し」も自然と生まれていくのがとってもストーリーとして楽しみながら読んで行けます

初めて拝読させていただく作家さまですが作画もすごく安定していて見やすいですし、会話のテンポも、メイン以外のキャラの配置も上手なのが読み易さを底上げしてくれてます⤴⤴⤴

特異設定ですが難し過ぎる事もないですし、霊みたいな感じだけど悲しい感じが無いのもいい!
キャラ/ストーリーの先や元に死があったり感じたりする上での霊だとドコか落ち着かなかったりするけれど、この設定なら問題ないのが良かったです

そもそも浮遊体になったのは何かきっかけだったのか?とか涼太が視えたり視えなかったりする人がいる差は?実際に触れる事は出来ないけれど、涼太はベッドの寝心地が分かるのはどういう仕組み???
みたいな、、、ちょっとだけ気になるな、、、って点はあるんですけど、、、

初めて読む作家さまでこうして新しいカタチで読み易い不思議設定を読めたのは良き体験でした
読める作品幅が広がるのは嬉しいです♪

更に、本編はキスのみですのでエロが苦手な人はこの1冊で楽しめるのもイイと思います☆

で、、、私のようにエロも好きですよ?な読者には別添え方式で電子の小冊子も用意されてるのも親切~~~٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
しかも作品タイトル「もう我慢できません。」ですからね♪
当然、私はがまんなどしませんよwww
選べる喜びを下さってありがとうございます♡
小冊子込みでの評価をさせて頂きました~

初めて作家さまの魚井先生!
次回作も楽しみにしております (ღˇ◡ˇ*)♡

2

17歳という思春期を感じさせてくれました

少し変わった設定が気になって読んでみました
設定は変わっていますが、お話しで読むべき所感じる所は奇をてらったものはなく、すごく10代ならではのまだ成長し切らない男の子のお話し

そんな男の子が衝撃的ではあるけど出会えた相手を通して自分が変わって行く事を受け入れていく姿が眩しかったです

攻めの泰晴君も受けの涼太君も17歳という年齢だからこその感情を表現してくれていたな~って思いました
明確な言葉では言い表せない、言ってしまうのが怖かったり認めたくなかったり・・・そんな不安定な気持ちを感じさせてくれる正に思春期のDKの出会いのお話しでした

恋人となった泰晴君の年下攻めのポテンシャルの高さ感じるあの終わり・・・♡
これは、絶対に小冊子も読まねば!と思います(*´ω`*)
今から読んで来たいと思います!!
初コミックスとの事なので少しご祝儀評価でプラスで☆付けました
初めての書籍化、おめでとうございます!!

0

ストーリー重視、終盤はホロリとさせられた憑依Love!

タイトルに「憑いて」とあったので、勝手に攻め受けどちらかは既にお亡くなりになっている設定かな??
と、あらすじも読まずに手に取ってしまい、どうもすみませんでした!!!!(平身低頭、地面に額を擦りつけながら!! 表紙がすごく好きだったんです!!突然の暴露)


というのも、強い未練によって魂が肉体から離れて「浮遊体」となってしまう、「浮遊病」の流行っている世界設定だからでした。

つまり、ラストは悲恋だったり、人ならざるものとの共同生活ハピエン!
でもなく、「浮遊体」の本体は生きている人間なので、最終的には生きてるメンズ(もしくはボーイズ)同士のLoveで落ち着くのですが、、、



ちなみに、
優秀すぎる兄へのコンプレックスのために、すべてを遮断したDKの泰晴と、「高校時代の初恋相手の先輩に会いたい」と言って現れた涼太とのお話です。

そしてこの憑依体の涼太ですが、学生服っぽい格好でしたが、実は泰晴のコンプレックスの原因であり、会いたくない人物ナンバーワンの兄と年が前後していることが判明します。
つまり、実体は泰晴よりも年上。

そんな涼太の初恋相手は、男だ――ということも判明します。


そう。
この段階で嫌な予感がしたのは、泰晴だけではないということ。
読者も同じように、涼太の初恋相手が誰だったかを。
薄々感じていた相手の答え合わせを。
そこですることになるのです。(未読の方は、本文で答え合わせをお願いいたします!)


で、当然、未練あって本体から分離した憑依体は、時間が過ぎれば過ぎるほど、本体に負担がかかるのはお約束なわけでして。


ハラハラドキドキからの切なさ→からの、憑依体時代の約束→からの!未練を解決して? 無事に解放(この辺、切なくて泣くやーーつ!涙)→憑依体時代の約束を果たしにいくが、結果……♡


えちはないですが、スト重で面白かったので気になった方はぜひ! 全方位優しきハートフルBLを読んでみてはいかがでしょうか。


もしかしたら、読まなかったことで貴方も未練から憑依体になるかもしれませんよ?!!(←おい)

1

素敵な縁

"浮遊病"なる奇病が流行する世界で
その奇病に罹り"浮遊体"になった涼太と
彼に取り憑かれてしまった泰晴とのお話でした。

あらすじを読んだ時点ではファンタジー色強めな感じかな…?と思っていたのですが、そんなことはなく。
その設定に頼りすぎない展開が本当に面白くて釘付け。夢中で読んでしまってました。

涼太の初恋の相手を一緒に辿っていく時間にはドキドキがたっぷり、でもその初恋に未練を残すことになった理由は切なくなるものがあるというメリハリのある流れがすごく良かったです。
普段は涼太はわちゃわちゃ騒がしいし泰晴はずっとテンション低いんですが、心の内側が分かると表面上で見えている部分の印象までもが変わっていくところにグッと引き込まれました。

そして共に初恋の先輩探しをするうちに、泰晴の気持ちは少しずつ変化していくのだけど
恋の自覚よりも前に得も言われぬ焦燥感を抱えて
苛立ってしまうところがなんとも甘酸っぱくて最高に萌え…!
そこに至るまでに兄に対するコンプレックスがあることを伝えてくれるストーリーなので、
泰晴の"諦めたくない"という気持ちを読み手としてもストンと受け止められたかなと思います。

無事に生身の身体同士で再会し、気持ちを通わせるところが見れたのも本当に嬉しかったです。
不思議な出会い方をしたふたりだけれど、それが"出会うべくして出会った縁"だったというのを強く感じさせてくれた素敵なお話でした。

1

初Hは電子限定です。

【こんなとき大丈夫だって慰めたくても、指一本すら触れないことが悔しかった(泰晴)】

エロス度☆

おやおや、強い未練で魂が肉体から離れてしまう奇病とは興味深い。

泰晴と涼太が紡ぐ祝福の物語で、同い年に見えて年の差・年下攻め要素、浮遊霊に恋をしてしまう要素などがあるのがツボ。

優秀な兄に対するコンプレックスを拗らせて無愛想かつ卑屈になっている泰晴が涼太に取り憑かれ、彼の未練を晴らすために四六時中ベッタリと振り回される様子が面白い。

最初は鬱陶しく感じていた涼太の存在が泰晴にとって特別となり、今まで諦めてきたけれど涼太だけは諦めたくない・自分のものにしたい強い欲求が芽生えるのが尊いです。

1

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