電子限定おまけ付き
ここを君の居場所にしてほしい 寡黙なパパ×迷える家事代行青年+くっつきたがりの愛息子 癒やし癒やされ子育てBL♥
富塚ミヤコ先生の作品は「獅子と落ちる恋の話」「しっぽ隠して恋隠せず」に次いで、今巻で3冊目になります。子育てBLが大好きなのでSNSに流れて来たので知り、あらすじを読んで購入してみました。
確かに奥塚の息子の陽琉(ハル)の存在は可愛かったです。人見知りなのに懐かれたらたまりませんよね。ただ、坂森が母親にどこが似てたのかが最後まで分かりませんでした。陽琉が坂森にあれだけ懐いたのか不自然だと思いました。
また、距離が近い奥塚を坂森が意識するのは分かりましたが、奥塚が坂森を好きになって行く様子をもっと分かりやすく描いて欲しかったです。ちょっと奥塚からの好意が唐突に感じました。それと坂森の奥塚に言った「俺があなたを支える妻になります」と言う台詞にドン引きしました。奥塚と亡くなった妻の本当の関係より引きました。
読み終わってから何だか釈然としなかったので中立にさせて頂きました。また、今回も私には合わない作品でした。
【早く俺と同じくらい好きになってくれ(奥塚)】
エロス度★★
おやおや。寡黙なパパとかわいい子どもに癒される子育てBLが素晴らしい。
奥塚と坂森が紡ぐ祝福の物語で、パワハラを理由に仕事を辞めて心身共に疲弊した坂森を寡黙なパパの優しさや懐いてくる陽琉の天使な可愛さが癒していくのがエモさMAXです。
特に、奥塚に無自覚に惹かれていく坂森の様子や坂森を熱烈に口説いてくる奥塚がたまらなく、奥塚の真っ直ぐな想いに揺れる坂森の気持ち、焦れてもどかしい展開もよかった。
坂森にとっての新たな温かで優しい居場所、陽琉に愛情を注ぐパパを支えたい想いもグッときました。
表紙から伝わるほっこりあたたかい雰囲気がとっても素敵。
おこちゃまが出てくるお話が得意ではないので、子育てBLはあまり手に取らないのですが
すごく幸せそうな3人の姿と、帯にある「癒やし癒やされ」の言葉に惹かれ購入しました。
偶然出会った奥塚親子と坂森でしたが、
そのひとつの偶然が運命を引き寄せたみたいにぐんぐん仲良くなって。
あっという間に家族みたいな付き合いになる辺りはBLらしいなぁと思ったけれど。
その打ち解け具合に違和感はなく、あまり得意ではないおこちゃまのアレコレも微笑ましく思えるくらい陽琉の存在感は程よい感じだったので
奥塚と坂森の恋愛部分にも集中できそう…!と期待して読み進めました。
でも…
坂森の緩やかな気持ちの変化は伝わったけれども、奥塚の「好き」は結構唐突で。
普段から天然っぽい言動が多いし感情が顔に表れないので、その場面になるまで奥塚の想いがほぼわからないことに戸惑いしかなかったです。
大きなキッカケはなく少しずつ気持ちが動いていったのだとしても、そこがもうちょっと伝わってきてほしかったな、と。
そして陽琉のママのエピソードというか、陽琉が生まれてくるまでのことにものすごくモヤってしまいました。
大好きなパパとママが愛し合ってないなんて、陽琉の気持ちを思うと切なさしかないです…。
愛情はたっぷり注いで育てているのはわかるし、
それを選択したのも間違いではないと思います。
でも美しく語ることもできない話ではないかなと感じました。
愛のある結婚をしていたら別ですが。
ものすごく微笑ましくて、ほんわか可愛いところもたくさんあったけれど。
スッと受け入れるのが難しいお話でした。
BL要素はかなり薄めではありますが、くっつきたがりで甘えたがりで人見知りな陽琉くんがひたすら可愛くて癒される1冊でした!!
設定としてううん?と思うところもちょこちょこありました。夏子さんが子供を作った理由もですが、個人的には陽琉くんの一緒にいて〜を叶えて一緒に暮らして陽琉くんにとってしゅうちゃんがいる嬉しい環境を当たり前にしたのに、自分たちの都合でやっぱやめます!って言っちゃうのはちょっと陽琉くんが可愛そうじゃないかなぁと思ったのが1番ううん?要素でした。
あとノンケ同士だったのにあっという間にえちできちゃったところとか!!
なので細かいところとかはあまり気にせず、可愛い陽琉くんとしゅうちゃんのやり取りを楽しむ作品かなという印象です。それくらい2人が可愛かった!!
中盤まで性に無頓着なのに結婚して子供いるのか〜というのと、性嗜好謎の受けの坂森くんとの子育てものかぁ、くらいだったのですが
子供を作った理由が私にはダメでした。
2人とも勝手すぎる、と思ってしまいました。
子育てBLは好きだし、坂森くんが作中ほとんどきっかけになった歌をあまり歌わないし、そもそもその歌なんなんだろう…とかもあったのですが
あまりリアルに描かないほうがお好きなのかな、というふうに読んでいたのですが、はるくんを産んだ理由が勝手すぎて。。。
そこに愛を感じることができなかったです。
家族だと思っているならなおのこと。
精子提供してまで余命が決まっている幼なじみとの間に子供つくらないだろう…
ただ作中のはるくんは本当にかわいくて、子供には罪はないということだけ感じました。