恋にまっすぐな年下の画家×40歳のちょい枯れおじさんの歳の差BL

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表題作40男の本気の恋

夢崎景、20歳:美大学生→30歳:アーティスト
七屋希一、30歳:弁護士→40歳:スーパー店員

その他の収録作品

  • 描き下ろし After story

あらすじ

「やっと、迎えにきたよ七屋さん――」

40歳になった元弁護士の七屋(ななや)は、
今は小さなスーパーで働いている。
ゲイで独り身――このまま細々と暮らしていこうと思っていたが、
ある日、10年前に海外へ行った恋人の夢崎(ゆめさき)が、
約束を果たしに再び目の前に現れて―――!?


恋にまっすぐな年下の画家×40歳のちょい枯れおじさんの歳の差BL☆


「結婚の挨拶」とその後を描いた
ラブラブな後日談12Pを収録!!


■内容紹介
・「40男の本気の恋」第1話~第4話…電子書籍として配信したものを加筆修正
・「After story」+「あとがき」12P…描きおろし

作品情報

作品名
40男の本気の恋
著者
富塚ミヤコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046829801
3.6

(13)

(4)

萌々

(3)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
46
評価数
13
平均
3.6 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数4

年下一途への気持ちに振り回される40歳

夢崎×七屋


恋に臆病、諦めている40歳の年輪を刻んだ七屋が、
10歳年下の一途男子の夢崎の重愛情に再びに恋心を捉えられる。
2人つのピュアな恋心が重なる年の差の純愛。

10歳の年差や10年の歳月の壁、
2人の距離感がもどかしくて可愛らしい。
夢崎の執着な斐甲斐しさとじっくりした包容力に敬意を払う!
そんな七屋に心がどんどんトロかされ、
好きなのに、自分の気持ちに振り回される様子が
ドキドキしながらも見ごたえのある。

見どころは、夢崎に振り回されることではなく、
七屋が自分自身の気持ちに振り回されると思う。


2人は10年前に一度に体の関係を持った。
七屋から拒絶されても、必死に愛し続ける夢崎が、
立派になったら七屋を迎えに行くと宣言して、
恋人未満のままで、
両想いながら、10年も会えない日々を過ごしていた。
その間、夢崎は七屋の誕生日ごとにメッセージカードを送ってきた。

そして、七屋が40歳の誕生日を迎えた日に、
夢崎は約束を果たし、
美大生から有名なアーティストに成長して再び現れて、
とうとう2人が付き合うことになる。という始まり。

七屋、
ゲイで母親に認めてもらえなくて、
以前の弁護士の仕事で、人生において精神的な負担もあって、
今はスーパーの店員になって、かなり心に痛い思いをしている。

夢崎と付き合っても、自分に自信が持てない。
七屋の心の中で揺れる葛藤がリアルで、
年下の夢崎に対する微妙な反応や、照れくさいド赤面が好き。
夢崎を思い、自分の気持ちを抑えたり、避けたりなどの
健気さに、本当に愛しくてたまらない。

夢崎の七屋への情熱と粘り強い溺愛が、
年下男子のカッコ良さがページをめくるたびに伝わってくる。

エッチシーンが多くないけど、
40歳のトロ顔が可愛いし、
2人の愛情もビンビン感じられる。

夢崎の愛に触発されて、40歳の七屋の最後の恋。
人の甘酸っぱくて、ほんわか温かい日常や
ますます深まる愛情に包まれて、
ほのぼのとした幸せな結末が最高でした。

3

優しい恋…

10歳の年の差があるのに加え、両想いになってから恋人同士にもならずに10年間離ればなれになっていた夢崎と七屋の再会後を描いたお話でした。

離れていた期間は長かったけれどお互いに想い続けていたふたりなので、再会してからはすんなりラブラブになってくれるのかと思いきや…
出会った頃と比べてそれぞれに環境は大きく変わっているし年齢差のこともあって
七屋はすぐにマイナスな方向に考えがいってしまって、小さなすれ違いがちょこちょこと発生。
でもそういうところも夢崎はまるっと包みこんでくれるので、読み手としても彼の優しさに救われた部分はあったように感じました。

基本的に穏やかなお話ではあったのだけど、七屋の受け身すぎるところや何でも自己完結してしまうところは結構気になりました。
そもそも夢崎は七屋との未来を考えてフランスへ行っていたのだから、「信じて待っている」感じがもっとあっても良かったと思うのです。
動き出す前に諦めてばかりな彼の言動にだいぶモヤモヤしました。

お互いに唯一無二の存在なんだなーというのはしっかり伝わってきたしすごくあたたかいお話ではあったのだけど、七屋が"変わっていく"様子がもう少し見えても良かったのかなと思いました。

0

これが本気か

これまた人外と特殊設定避けまくって選んだ1品

なのだが この一見 一途な年下ワンコが変に強気のスパダリ感だした辺りからちょっとちがうな と

まぁ 恋愛拗らせ年上受けに必ずセットでついてくるヤツなので お話の安定感はあるんだけど 如何せん目新しさが

んんん


しかもタイトル買いしてるコチラとしては叫びましたよ

Σ 40男のホンキどこよッ! と

流されてんじゃんッ! きっかけは全部相手からじゃんッ!
自分から駆けだす想いがある訳じゃないんじゃんッ!ずーーっと可愛い恋人に甘やかされて流されてるだけじゃん

なんなら 傷ついた過去で恋に臆病になってるのかと思いきや「普通」って言葉に勝手に傷ついてるだけでした みたいなこれって


まぁくっついたらくっついたで悩み多きお年頃 ウダウダうじうじ これのどこにホンキを見よとッ!
タイトル詐欺か? これはどうみても 本気の恋に振り回される40男 だぞ?


ゆる~く甘めで可愛いお話にちょろっとふりかけらるスパイス的な母との確執
本気だからこそ戸惑って 立ち止まって委ねてしまう 大人だからの控えめな恋

優しいお話だし 年下彼氏おかげでめっちゃほんわかなお話にはなってるんだけど
はじめましての作家さまだったし また読み方間違ったのねって感じではあるんだけど あたしみたいに本気の意味を間違って読むと えぇぇ になっちゃう 男らしさを期待して読んだらいけないお話だったわ

0

うぅん、薄い印象…


優しい雰囲気の絵に惹かれて、年下攻めに、オジ受けだー!と初読みさせていただいたんですけど、話の方に共感するのは難しかったです。

一コマ一コマ、シチュは可愛かったり
あるよね、って話だとは思うんですけど
話の流れでみると繋がらない、このふたりだからの盛り上がりが今ひとつないかなぁ。と思ってしまいました。

オジ受けさんのキャラも読んでいて、私の中で固まらなかったです。
10年間はなんだったんだ、その間のやりとりをもう少し作って欲しかったかな。だって、再会して付き合い出すわけで、それなりに気持ちが固まってたわけですよね。

それなのに、また距離を置くのか??
なんか唐突にイベント発生させた感がしてしまいました。

多分、オジ受けさんの心の中の語りが足りなかったのかなぁとか思ったりするんですけど…
台詞だけで、不安だとか言うより、
出来事があって、視線の先があってみたいな日常のなかの景色が展開される件があるとグッときたように思います。

優しい、魅力的な絵なので少し残念でした。

0

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