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表題作イグナートの花嫁 1

イグナート
雪山に棲む竜
リタ
花嫁になるために竜の元へ来た少年

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下イラスト(リタの嫁入り道具)

あらすじ

「どこにいたって 意味のない命なら――」

村のしきたりで〈竜の花嫁〉に選ばれた、
ひとりぼっちの少年・リタ。

古くから伝わる〈雪山の竜〉の存在は
今となっては伝説に過ぎないが、村での役割を
見つけられないリタは、それが口減らしであると悟りつつ
生贄になることを受け入れる。

吹雪のなかに一人取り残され凍えていたリタを救ったのは、
人の姿をした美しい竜・イグナートだった。

本当に竜が存在したことで
〈花嫁〉としての役割ができたと目を輝かせるリタだったが、
イグナートから「花嫁は必要ない」と拒絶されてしまう。

それでも諦められないリタは
【人間を“竜化”する儀式】の秘密を知り――。

寡黙な竜×怖いもの知らずの生贄
凍てつく心を癒す、人外嫁入りファンタジーBL!

作品情報

作品名
イグナートの花嫁 1
著者
もりもより 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526720
4.7

(401)

(334)

萌々

(48)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
45
得点
1899
評価数
401
平均
4.7 / 5
神率
83.3%

レビュー投稿数45

イグナートの花嫁 1

前作が大好きで、今作も気になりながら続編なことと、ファンタジーなこと、人外なこともあって躊躇していた作品です

評価が高く、きっと素晴らしい作品だと思いながらも、上記の理由で読むのを先延ばしにしていましたが、この度拝読しました

感想は、評判通りとても素晴らしいお話でした
この先生の作品は画が繊細でとても美しいことも、ストーリーが優しくて愛に溢れていることも、キャラクターがとても魅力的なことも、大好きなところはあげればキリがありません

続きものなのでまだ終わりではありませんが、続きはもちろん気になりますが穏やかな気持ちで待てる作品でした
それでもやっぱり早く読みたい気持ちはあります

0

絵がきれい

初読みの作家さんです。表紙の綺麗さに惹かれて読んでみました。
絵がとても綺麗ですごい。1コマ1コマの描写が本当に丁寧で細かくて、世界観に引き込まれました。
ゆっくりと話が進むから1巻はえち描写まったく無しだけど、様々な交流を経て、2人の距離が少しずつ、じわじわと縮まってくる感じがとても良いです。幼馴染とのくだりは切なかった。(幼馴染、すごいイケメンで眼福、、、)
これからの展開が楽しみです、2巻に期待。

0

極上のファンタジー

救済系の設定は苦手だったので、泣く泣く初めての単行本の方は見送りこちらの発売をお待ちしてました
ファンタジーが絶対合うと思っていたのですが想像以上にストーリーと絵がピッタリとハマっていてBLであることをもはや忘れます
リタの無邪気でまっすぐな一途さにイグナートが少しずつ心を開きつつありますが、居場所を求めて竜化を試みるリタと過去にそうして死んでいった『花嫁』を知るイグナートの苦悩、そしてスヴェンの存在‥続きが楽しみな作品です

0

まだ始まりの物語

前作に引き続き、相変わらず作画が美してくてほんとに最高です(なんなら前作より作画がレベルアップしているような…?)
そんな先生の嫁入り人外ファンタジー…読むしかない!!

表紙の美しさと儚さに惹かれて思わず購入させていただきました
孤独を抱えた2人が、誰かを求め合って、想いあって、そんな健気な2人に涙です
リタのひたむきで一生懸命な性格に、イグナートは救われてるんだろうな〜
物語はまだ序盤のようなので、2人らしくゆっくり進んでいってほしいなと思います
それぞれ魅力的なキャラクターで、この先もまだまだ深堀されそうなので、より期待が高まりますね〜

暖かくて、癒しを与えてくれる、ほんわかした1冊でした
2巻も楽しみです

3

儚くてあたたかい

また1作、じっくりと追いかけたい作品に出会えてうれしいです。
架空の世界のいわゆる生贄ものなのだけれど、ファンタジーというよりはお伽話や童話のような雰囲気がある作品。
確かな画力と、冬の静けさや孤独を感じる表現の上手さに魅せられるばかりでした。
ひとコマも読み飛ばしたくなくなるといいますか…
緻密に描き込まれた画が素晴らしく、隅々まで眺めていたくなるような1冊です。

お話の導入的には、大変失礼ながら花嫁ものとしてはスタンダードな導入のように感じました。
しかしながら、そこからの心理描写と孤独を知る2人の心の距離が縮まっていく様子がとても繊細で美しく優しいのです。
あっという間にくっついてしまうのではなくて、深く積もった雪が溶けて春を迎えるように少しずつ心を通わせる。
セリフがないコマや、ちょっとした視線やモノローグだけでも、読んでいるだけで登場人物たちの心情がわかるくらい本当に丁寧に描かれていて好印象でした。

そして、メイン2人だけではなく、リタが密かに憧れていたスヴェンが魅力的なキャラクターに描かれていたことも大きかったのかなと。
どうしても好きになってしまうのがわかるがゆえに、リタの心に巣食うやるせなさや悲しみが深く伝わってくるとともに、イグナートと出会ってからの心情の変化がより印象的になっていたように思います。
イグナート側の過去と心情もまた然りですね。
内面の静かな変化の描写がすごく良かったです。

人にも竜にもなることが出来ない孤独なイグナートと、誰かに必要とされる居場所を探し求めていたリタ。
優しい心を持つ2人が、願わくばいつの日か「むかしむかし…」と語られるような唯一無二の関係になってくれますように。
続刊が今から楽しみです。

8

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