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表題作君がこころの月にひかれて

津藩藩主・隆継さま
町人出身の寵童・葉之助

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

葉之助は十歳の冬に父母を亡くし、藤堂和泉守隆継に拾われる。下働きから隆継の側小姓になった葉之助だったが、同僚の罠にかかり…。
出版社より

作品情報

作品名
君がこころの月にひかれて
著者
六青みつみ 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344811461
3.4

(16)

(3)

萌々

(3)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
53
評価数
16
平均
3.4 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数4

六青さんの原点

なんでも六青さんの処女作なんだそうです。
今までは同人誌のみだったのかな?
思い入れもあるようで、良くも悪くも六青さんのテンプレ満載なので、お好きな方は大好物。
今まで地雷があった方は絶対にやめた方がいいです。

二段組み。
読みでもあって、六青さんのテンプレ大好きな私にはなかなかのものでした。

受けのキャラは良かったものの、長かった割には攻めの殿様がなぜそんなにいいのかイマイチ伝わらなかった感じ。
長さの割に二人の蜜月というか、そこまで受けに惚れさせるエピが足りない気が……
説明にはあったんですがイマイチ入り込めなかった。
たぶん誰もが脇の吉弥の方が好ましく映ったはず@好青年
中盤あたりで、え?これって最後は殿様と結ばれるんだよね?
と肝心な部分に疑心暗鬼になったのは私だけではないはず(笑)
殿様が人間的にあまりに不出来だったのか(まぁ六青さんの攻めはいつでもそうですが)
脇が人間出来過ぎだったのか……ちょっとね。
でも受けの試練が好きな方には超お勧め♪


満足度 : ★★★★☆

4

応援せずにはいられない。。

六青みつみさんの処女作の同人誌が加筆修正されたものですが、処女作とはいえ、まさに六青作品です。不器用な攻めと健気な受け、すれ違いながらも、互いの魂が互いを求める続けると言うなんとも切ないラブストーリーです。

しかし、ページがたりないぐらいのてんこ盛り!殿様は、幼馴染との仲を疑うは、殿様の寵愛をうけるので稚児仲間からは、ねたまれ、幼馴染は、献身的に世話をし愛していると囁きながらも、振り向いてもらえない。。
盛り込みすぎでしょう!あっちを向いても、こっちをむいても、どのページを開いても「痛せつない」シーンがてんこ盛り。

詰めこめるだけ詰め込んだので、ラスト駆け込みました。もったいない。。殿様が頭をさげてまで迎えに来たあとの幸せになった蜜月をのぞいてみたかったですよね。幸薄い葉之助、きっと幸せだったのよねと応援せずにはいられない作品です。

2

六青さんの萌えがてんこ盛り

六青さんの処女作だそうです。同人誌で発表されていたものを改稿したもの。
実は、同人誌で読んでいました。
その時に「おおっ、こんなラストがあってもいいのかぁ……さすが同人誌だ」と感心したものでしたが、商業誌でもOKなんですねぇ。

六青さんの萌えをてんこ盛りにしただけあって、受けである葉之助は、健気だけじゃなく、これでもかってくらい酷い目にも遭い死にそうになっちゃいます。
もちろん攻めの隆継とも、気持ちが繋がるかと思えても断ち切られちゃうし。

でも、心から愛し、信頼した男のそばに一生いられた葉之助は、幸せな一生だったんでしょうね。そりゃ、途中では酷い目に遭ってますけど。
幸せと不幸の振り幅が広い、まるでジェットコースターのような人生でしたが、再び隆継と暮らし始めてからは、心身共に尽くしまくったんだろうと想像します。
そしてそれが、きっと葉之助の幸せだったはず。
幸せな葉之助が見たかったなぁ。

2

六青作品にしてはイマイチな。

私は終始、この受けの子は幼馴染と一緒になるとずっと思っていましたが、なんとまあ、裏切られました。
そのせいかイマイチ作品に入り込めず終わってしまいました。

この受けの子も六青作品なだけあって、健気ですごい悲惨な目に遭うし、すごい可哀相なのですが、気持ちがフラフラしているんですよね。

幼馴染の彼がすごい性格がよくて、葉之助のことをよく守っているし、体の関係も気持ちの準備ができるまで待ってくれるし、最後は葉之助が隆継様のところに行ってししまってもなお、彼を思い生涯独身を貫くという誠実っぷり。

もう絶対こっちと一緒になってほしかった!

そんな思いでいっぱいのため、読み返す気にもならない作品になりました。

3

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