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表題作つまさきの紫陽花 1

青屋 太一(あお)
リーマン、29→30歳
一葉 想
花屋バイト

あらすじ

「ついてったの 青屋さんちでよかった」

会社員の青屋太一(あお)は最近、郊外に古くてちいさな平屋を買った。
誰からも賛成されなくても、自分だけの居場所が欲しかった。

ある日、満員電車でぶつかって倒れた青年・想を介抱したあお。
「帰りたくても帰れない」と呟いた想を、あおは酔いにまかせて自分の家に連れ帰ってしまう。
明るく人懐っこいが胸に大きな寂しさを抱えた想に、優し過ぎるあおのまっすぐな言動が入り込んでいき――…。

庭付きの平屋を舞台に描かれたいちゃあま同棲読切りの大好評にお応えし、あおと想が恋人になるまでの前日譚を連載化!

ふたりが出会って互いに惹かれ合う時期を綴る、じれじれで尊い第1巻!

作品情報

作品名
つまさきの紫陽花 1
著者
aioiuo 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784396786007
4.6

(136)

(102)

萌々

(20)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
19
得点
622
評価数
136
平均
4.6 / 5
神率
75%

レビュー投稿数19

タイトルが秀逸…!表紙の強い視線に心射抜かれる

表紙の受け・想(そう)君の視線、右下にきらめく紫陽花の花、
謎めいたタイトルに惹きつけられて手に取ったこちら。
シーモアさん先行配信で拝読しました。

もう、もう、たまらなく萌えて萌えて、読み終えてすぐ
コミコミさんの有償小冊子付き紙本を予約してしまいました。。

巻数が振られていませんが、続きものです。
ときめき、萌えとキュンが最高潮、心臓ドンドコドンドコ…というところでの、
To be continued..の文字に、「ああああ〜!!」と悶えました。

お話の構成も面白くて、始まりは二人が一つ屋根の下、恋人同士として
一緒に生活している風景から。

そして第3話(day.3)の後から、攻め・あお視点での二人の出会い、
馴れ初めが語られます。

自分の居場所が欲しくて、家族や周囲からの反対を押し切り
郊外に小さな平家を買った会社員・青屋太一(あお・攻め)。

ある日、満員電車で隣に立っていて、
自分が肘をぶつけてしまい倒れた青年・想(そう・受け)を介抱したあお。
その後偶然にも再会し、あおは酔いにまかせて想を自分の家に連れ帰ってしまいます。
優しくてまっすぐなあおの言動に惹かれていく想と、
想の瞳に吸い込まれるように好きになっていくあお。
それぞれの想いが交差してー

と続きます。

タイトルの「つまさきの紫陽花」って、そういう意味だったのかあ…と、
想の絶妙な言葉選びになんか、なんだか胸がきゅーっとしました。

想の言動を見て、交流を重ねて、どんどんどんどん
想へと気持ちが惹きつけられていくあおの心情が伝わってきて、
ときめきが止まりません。

攻めのあおもまた、ものすごく魅力的な人物なんです。
正しくて、清廉なんだけれど、そこに生真面目すぎるがゆえの”硬さ”みたいなものは
あまり纏っておらず、ふわっと受け止めてくれる優しさのある人。

ともすると、どこか頼りないような気もしちゃうんですが(あお、ごめん…!)
不思議な魅力に溢れた人で、自分は虜になりました。

特に印象に残ったのが、スーパーで子供が指でぎゅっとしてしまった
魚パックを、敢えて選んで買おうとするところ。あくまでも、自然に…

それを咄嗟に”嫌だ””別のにしよう”と言ってしまった想の気持ちもよく分かるし、
そんな自分に嫌悪感を抱いて落ち込む想にも、愛おしさを覚えました。


もう一つ、元モデルの想がカフェで女子たちにこっそり写真を撮られてしまった時の
エピソードも印象的。
彼女たちのところに歩いて行って、威圧感を与えないように(あおは身長が190センチぐらいあります)
跪いて写真を消すようお願いするところ。

そして想の隣に戻ってきて、
「君は 君自身を所有されることについて もっと危機感を持っていい」
「俺は嫌です 君が意図せず撮られるのは」

ーーーこのセリフ…!!!

驚いて息を呑む想くんの見開かれた目、
一呼吸置いて「ぶははっ」とはにかむように笑う反応、
一連の流れが心に刺さって刺さって、何度も何度も読み返してしまった…!


恋人同士の日常から始まり、
遡って二人の出会いと、恋の予感まで。

その間の”恋人となるまで”の過程がすっぽり抜けているのに、
こんなにも自然に二人の気持ちに寄り添って読ませてくれるなんて。。
ただただ、ため息(感嘆の!)しか出てきません。

これからどんなふうに、どちらからアプローチしていくのかー
続きが読みたすぎて、読み終えた今もうずうずしてしまう…

年齢差(年上溺愛攻め、大好き)×身長・体格差のある二人の甘い恋、
その恋の過程が次巻で辿るのを、楽しみにしています✧

★修正:tn白抜き(シーモア)

8

本当に嬉しい…!

お話しの内容に関しては単話の方に今回の1巻収録の7話迄についてレビューをしているので、今回はaioiuo先生への愛と、単話とコミックス版の違いをサラッと書かせていただきますので少し…だいぶw…感想感情ベースのレビューになっていますが良かったらお付き合い下さい(〃ω〃)

…っ‼と、とにかく大好きな作家さまなんです♡*:.。.(ღ˘͈︶˘͈ღ).。:*♡

aioiuo先生の作品が「商業化される…!」という事が本当に嬉しい…!
多くのBLが好きな読者さまの手に渡って欲しいし、知って欲しい作家さまです‼
先生の才能が世に知れ渡る日が来た…ッ!
特大の嬉しさとほんのちょっぴりの寂しさを感じつつも推さずには居られない
ー「BL界の至宝」ー
ほんと…言い過ぎじゃなく心から私もそう思います(帯書いたのは編集さんでしょうか?素敵な編集さんですね♡)

作品からの押しや圧の強さは一切感じないのに、存在感がしっかりと感じるんです
その存在感の源になるのが「感情に触れる」作画とストーリーです

最初に先生を知ったのは同人作品でした
支部をウロウロ徘徊していた時に偶然出会い、即ナンバーナインで購入!
そして同時にこの作品も知りました(´ ˘ `*)

同人作品はどちらも限られたページ数なのですが、その中で沸き起こる「愛おしい」という感情がきゅ~~~っと自然に生まれます
もっと読みたい…!先生の作品をもっと…!!!!!
となった私にはこの連載が本当に喜びでした♡

丁寧に、じっくり、ゆっくり進んで来たこの数年、とうとう単行本となりました!!

単話との差はほぼ無しでした
単行本用の描き下ろしのストーリー自体はナシ
違いとしては各話の扉絵(ほっこりかわいい~♪)と電子購入なので限定ペーパー付きでした
ストーリー部分で言えば完全な重複購入なのですが、、、
それでもやっぱり一気に読める嬉しさと、”早く続きが来ないかな?あ…!来た!続きが読めるよぉ~٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶”という単話追いの楽しさはまた完全に別物で、、、その両方を満喫出来る、、、それだけ何度読んでも飽きない、飽きさせない魅力がある‼そんな作品に出会えた幸せを改めて実感しています♡

そして、扉絵がほっこりかわいいだけじゃなく、何となく彼らのパーソナルな所を知れるような親近感の沸くイラストを置いて下さってるのでやっぱりココを読めたのはすごく嬉しかったです

尚、ペーパー内容に関しては想に完全同意でしたwww

作品から発生されるマイナスイオン、、、!!
電子なのに確実に感じます…!!
なんという萌えと癒し、、、!!!
愛おしすぎるあおと想٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(๑ºั︶˘๑)۶

もっと深く、じっくりと2人を知っていきたいです!
次巻も(次話も)お待ちしています♡

修正|単話と同様の基本白抜きと簡易描写でした

6

錯覚をしてしまう

     「神は細部に宿る」

この作品を読んでいる間も読み終わった後も私の脳内を支配した言葉です
特にあおと想が住む入曾にあるあおのお家の中の描写が素晴らしかったです
あおが裸エプロン(笑)で立つキッチン周り、シンク内の三角ごみの中にもちゃんと料理途中の処理ごみがちゃんと入っていたり、普段の生活感が感じられる冷蔵庫扉のマグネットとか、2人が並んで座る縁側から見たお庭の風景とか・・・
挙げ出したらキリがないけれど、とても創作の世界の創られた描写に全く見えぬページが続くのです

そんなしっかりとした世界を作画で感じながら読み進める丁寧な出会いを振り返るお話し
まるであおと想が本当に実在しているんじゃないか?という感覚で「読む」というより「感じて」ページを進みました

キャラとしてのあおと想ではなく、生きた「人」としてのあおと想がまるでそこに居るように錯覚してしまいそうになります
本当に魅せる力、伝える力が素晴らしかったです!

レビューランキングに入っていて気になって読んだ初めての作家様でしたが一瞬でファンになりました
2巻も楽しみにしています

5

作品に流れる空気感がとても好き

初読み作家様。数年前単話で1話を拝読しずっと気になっていた作品。とうとう単行本化嬉しいです!初コミックスでしょうか。おめでとうございます♪
1巻ということで続きものです。
電子で216ページ。(以下少々ネタバレあります)

お話の構成が独特で、冒頭の3つの短編で、サラリーマンのあお(攻)と花屋バイトの想(受)が、郊外の一軒家で仲睦まじく生活する日常が描かれます。
77ページからは冒頭の短編の前日譚で、あおと想が出会って一緒に暮らすまでが描かれます。こちらは完結しないで2巻に続きます。

まずは表紙が美しくてキュンとしますね!
タイトルも素敵だなぁと思いました。

人物は、あおがかなりの高身長でガタイのいい男前、想は目の大きい美人さん、二人ともヴィジュアルがすごく好きです。全体的に素朴さの感じる絵柄も素敵です。あおの一軒家の雰囲気も懐かしさを感じられて好きだな〜。

あおは寡黙な溺愛攻めで、想は美人だけど中身は普通に元気な男の子で可愛いです。
あおはお顔は少々無愛想だけど、実は優しすぎるくらい優しくて誠実で、料理上手でスパダリ感もあり、こんなあおに愛される想は幸せだろうなぁと思いました。  

あおの「おうち」「お花」って言ったり、赤ちゃんの写真にほっこりしたり、所々でギャップ萌えを感じさせるところもすごく好きです♡


さて二人の出会い編。
29歳であおが、少し郊外の築48年の木造平屋の一軒家を購入したところから始まります。色々な偶然が重なって知り合いになる二人。

あおが想に恋する瞬間が描かれる場面。
想の仕草が綺麗で可愛いし、真っ赤になるあおも可愛くて、すごくキュンとするワンシーンでした♡
想にDMをもらって、あおが衝動的に半休取るシーンもいいな〜。恋は人を動かしますね。再会できてよかったね。

最後はまだまだ続くところで終わりました。
これから二人が恋に落ちていく様子を、少しずつゆっくり描いてもらえたらいいなと思いました。

作品に流れるゆったりとした空気感がとても好きです。
あと各話の間で描かれる小ネタ漫画が可愛くて楽しいw

素敵な作品に出会えて嬉しかったです♪
2巻も楽しみに待っています。

電子 白抜き+トーン修正(冒頭に数ページだけ濡れ場あり。だいたい白抜きで形がわかる修正)

4

出会えた事に心から喜びを感じる作家様と作品

初めての作家様です
レビューきっかけで作品ページをチェックし、試し読みが出来たので覗いて…即電子サイトへ飛びました!

新しい作家様の作品を拝読させて頂く喜びも勿論ありますが、その作品が自分が求めていたのはこういう作品だったのだ…!というのを気付かせて下さるような出会いを果たせると跳びあがって喜びを表現したくなるような、静かに拳をギュっと握ってじーーーんと噛み締めたくなるような…静と動が共存するような感動が全身を駆け巡ります

この作品は私にとってまさにそんな出会いに喜びを感じる作品でした

1巻には7話が収録されています
あおの背景や性格は割と明かされていますが想にはまだ明かされていない所を多く感じます
それでも始まりが付き合っている所からなのは不安に駆られて読まなくてもいいかも知れない?という点は私にとっては身構えずに読める!という読み易さに繋がっていてありがたいです

あおのおじさんの存在やモデルだった過去なども気になります
そして出会いから一緒に住むようになったいきさつ、恋が生まれていく過程をこの後もじっくり追って行きたいと思います

この先もこの作品の世界を味わえるという喜び!
是非1人でも多くの方に知って欲しい作品だと思いました

4

この作品が収納されている本棚

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