電子限定おまけ付き
妖が出てくるとか神様が出てくる世界線本当大好きなのでこの作品特に刺さりました。尚且つ長生きな神様×人間。
御神木が神様の正体であることから、いつかの落雷のせいで記憶が会うたび飛んでしまう。そんなものだからわりと初めの方で懐中時計を盗られたと勘違いして家にまで殺気混じりにやってきた時は読んでる私もビビりましたw
出会いからそして二人の中で愛が育まれていくシーンがとても深く、えちは少なめでしたがそれでも全然満足しました!おすすめです!
山神様と人間のお話。
というとほかにもあるかと思うんですが
別に人間は生贄になるわけでもなければ、
眉目秀麗で見初められる、というわけでもありません。
ふとしたきっかけで接するようになって
山神様の本体にもかかわるようになって……
とまるで田舎の山のようにひっそりと二人のお話がすすんでいきます。
二人がどうやって距離を近づけていくのかというのが
ものすごく丁寧に書かれていて、
読み終わってからの余韻がとてもよかったです。
疲れていてあまりアップダウンのあるお話はきついなぁ、
というときにそっと差し入れたいお話でした。
読み終わったあとに、二人がとても魅力的にみえてくるのもよかったですね。
神様×修理工。
修理工の宗一郎はある日、山で道に迷っていたところを
和服姿の男・紫苑に助けられます。
実はこの紫苑、その正体は山神様なのでした。
人間に興味津々なのか気さくに宗一郎に声をかけてきたり、
文字の練習をしてみたり、神らしくないところが何ともお茶目な神様です。
その他にも紫苑に山に住む妖たちが登場して賑やかで、
ファンタジー色溢れているところも魅力的でした♪
体格的にはがっしりとしてパッと見“攻め”と言われても
遜色ない宗一郎ですが、紫苑を前にするとドキドキしまったり、
男前な見た目に反して可愛いすぎる反応にギャップ萌えでした♡
本尊の劣化により時折記憶を失ってしまうことのある紫苑ですが、
共有した記憶を忘れられて悲しそうな表情をする宗一郎、
そんな宗一郎の様子に辛そうにしている紫苑が切なかったです。
一緒に時を過ごすうちに友情が愛おしさに変わってゆく二人。
けれど、二人は人間と神様なわけで、
埋まらない寿命差がしんどいなぁ…と思っていたら、
ラストは予想外の結末が待ち受けていました。
若干ご都合主義的な展開な気がしないわけでもないけれども、
個人的には二人が離ればなれになってしまう方が遥かにしんどいので、
むしろこの大団円的エンディングでよかったと思えました♪
山神様と人間のお話。
なので、ファンタジー色強めではあるんですが
不思議な出来事で埋め尽くされたストーリーではなく、人間と妖とがうまく共存している世界なのが伝わる温かさがあってすごくほっこりしました。
山で迷っていた宗一郎の前に突然現れた紫苑は最初こそ謎な存在だったけれど
彼がいつでも優しく穏やかだったので宗一郎も抵抗なく受け入れられたのかな、と。
ただ宗一郎も相当肝が据わっている人だと思うので、その辺が上手く噛み合う相性の良さがあったのだろうなと感じました。
紫苑の記憶が飛んでしまうところはちょっぴりハラハラしたけれど、そこから大きく拗れていくことはないし原因もきちんとわかって安心できます。
自然界のゆったり流れる時間と、それ故の厳しさにも触れることができて良かったです。
それほど大きな波はなく終始穏やかに進んでいくストーリーですが、その中で生まれる恋がすごく美しくて素敵でした。
とにかく神様が美しいです。万国共通の美しい攻め顔って感じです。
全体的に優しいストーリーですね。とてもほのぼのします。
森の仲間たちの宴は賑やかで、みんな結構可愛い見た目をしておりとても気に入りました。
基本友人関係として描かれていますが、一緒に街に出て買い物したあたりから急に関係が進みます。まさかやるシーンがあるとは思ってませんでした。
全体的によくまとまっていて好きではありますが、個人的にはお互いが何でそこまで惹かれ合ったのかいまいちよくわからなかったのでこの評価です。