今日、不良を拾う 4

優しく胸に響くハッピーエンド

紆余曲折を乗り越えてようやく両想いになり、穏やかな、楽しい日々を送っていた紅と紬。

中学生のようにほほえましいやりとり、デートにほっこりします。

そんな紅の前にクズ父親が表れ恐怖で支配。クズ父親のさらに両親もクズ、というひどい家庭環境にしばられてしまう紅がとてもかわいそうでした。
父親はその存在と言動で、息子を脅し、支配します。
逃げようと思ったらできる、抵抗しようと思ったらできる、と思うのは、自分がそんな目に遭ったことがないからなんだと、途中で気づき、とてもやるせない気持ちになりました。

それぞれの立場、関係から、先輩、兄、恋人の3人が紅救出作戦を立て、苦労していく様には目頭が熱くなりました。

派手で華やかな楽しみはなくていい、2人が穏やかに優しく、愛を交し合って生きて行ってほしいと願わずにいられない優しく胸に響くハッピーエンドでした。