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「これって好きってことすよね」
エターナル最推し作家様
ハヤカワノジコ先生の新刊✨
2020年の春からBLを読み始めたので、新作としては初めての新刊で、とても楽しみにしておりました。
どの作品もそうですが、本当に表紙が美しくて美しくて、読む前からもう半端ないです(語彙力)
先生の作品はそれぞれ独自の色があって、同じ高校生BLでも『えんどうくん』シリーズと『くらやみにストロボ』と『夜明けにふる、』は違うし、大人BLの『夜空のすみっこで、』と今作『おやすみ深海』も違います。
今作のキャラクターは、
・ミステリアスな大人の雰囲気を醸しつつ、投げやりな年上の男(沼ですね〜笑)
・図々しいようで非常に一途で健気な年下の男
哲平が『夜明けにふる、』の翔太とそっくりさんで、頭が少しエラーを起こしました。
ハヤカワ先生は実社会の風刺的な要素をじゃんじゃん盛り込むというよりは独特の世界を展開されるタイプ(だと思っている)で、ぐわっと一気にマイナスの感情を持ち込むような"嫌な人物"が出てこないのも好きです。
今作は最後の方にほんの少〜しだけ嫌なシーンがありましたが、私自身の記憶とたまたま結びついたというのが大きなところですし、ストーリー上 必要なシーンです。
そんなこんなで、作画コスト半端ないよなぁ などと思いつつ、めくるめくハヤカワノジコワールドを堪能させていただきました。
コマ割りの美しさ、効果的な手書き文字、言葉選び、細かい音の表現......
太陽に目と口が描かれていて「おはよう〜」とか「朝だよ〜」みたいな感じで喋っていたり、他にも物体に命を吹き込んでいたりするのも独特で、地味にかなり好きです。
"太陽くん"はもしかしたら全作品に登場してるかもしれない笑
2020年には既に連載中だったということもあって今作はリアタイできなかったので、次回作から連載を追えるのも非常に嬉しく、楽しみです。
いつも素敵な作品をありがとうございます。
やっと来ましたよ年下青年目線のお話し。
読んで良かったぁ。こう言うじっくりと2人の日常と心模様を描いていく作品を久々に読めて嬉しい。エロ描写も派手な展開や設定がないので、万人にオススメは出来ないです。
コーラだけのカットやコマとコマの間合いなどで2人の心理描写や関係性を表現しているのがとても素敵でした。キャラの表情もとても良かった。眩しすぎる真っ直ぐな思いに逃げ出したくなる花屋年上男性の足掻きも2巻になると可愛く見えてきました。
読者に色々想像させる余韻のある作品を読みたい方にオススメです☆
(こちらは下巻のみのレビューです。ネタバレあります)下巻は196ページ。
下巻も表紙が美しくて素敵です♡
季節は冬に。
上巻で気になった元カレ西村登場。なんとなく過去に何があったのかわかって、今回はいい雰囲気でお別れできて良かったな。桔一の余裕は哲平の存在によるところがあるのかな。
家に帰るとベッドがきていて誕生日の哲平とキス。そして哲平を意識しだす桔一。
哲平を避けてなかなか家に帰らない桔一。
一方的に避けられちゃう哲平かわいそう。連絡もらえないでクリスマスも過ぎちゃって、傷ついてそう。゚(゚´ω`゚)゚。
後半にとうとう二人の馴れ初めが、攻め視点で語られる。そこ気になってた〜!
桔一を見つけて一生懸命な顔や、恋する哲平の表情が可愛くてキュンとします。
桔一がかなりやさぐれてるというか、自暴自棄になって適当な相手と寝ているみたいだけど、なんでそこまで闇が深いのか…。西村とのことでそこまで傷ついたのかな。
哲平の回想を読んで、なぜ彼がかなり時間をかけて桔一との関係を築こうとしていたのか、少しわかったような気がしました。誰とでも簡単に寝るような桔一だったからこそ、自分はそうせず、まずは桔一の心を落とそうとしていたのかなと…。う〜ん、哲平ってば一途で可愛すぎる♡
本編は二人がいい雰囲気になったところで終わりで、うわ〜〜〜と思ってたら、描き下ろしで濃厚なキスシーンと、色っぽかったり赤くなって可愛いかったり(一生分のキス!)する哲平が見れたのでよかった〜!
でも桔一が魔性な雰囲気で哲平を煽ったところで終わってしまうとは!!この先読みたかったな、クスン。゚(゚´ω`゚)゚。
あと同じく描き下ろしで、バイト先のオネーさん達がウブな哲平に色々教えてあげるシーン(上巻冒頭に繋がるんですね、読み返しましたw)面白かったです。色々参考にしちゃったのかな〜w
上巻ではあまりにもゆっくり進む関係に焦れたんですが、下巻を読んで良かったです。
特に後半の哲平の一途さや、いろんな可愛い表情ににキューンとさせられました♡
このあと多分恋人になって、哲平は桔一に翻弄されたりしちゃうのかな〜、と妄想が広がります。そんな二人も読んでみたいな〜。
評価は萌2と神で迷いましたが、哲平がすごく可愛かったので、少しおまけで神といたします。
修正箇所なし(濡れ場なし)
下巻の途中までは、ずっとこんな感じでまったりゆったり関係性もハッキリしないまま進んでいくのかな?タイトルの意味も?と思いながら読んでいたけど、一気に気になるところの答え合わせが始まり…とても良かったです!
2回目読むとまた違う発見があり、楽しみがいっぱいです。
繊細なタッチの絵と優しいお話、やっぱりハヤカワ先生の作品は大好きです。
2人の続きのお話は”まだこれからでしょ”?
そして下巻です。
暴力的なまでの高揚する様な盛り上げかたや直接的なエロいシーンはないですが、匂わせかたがとてもセクシーです。
自分の気持ちに素直にならないようにしている桔一。その頑なな部分が徐々に変化していく様子が丁寧に表現されていて、自然な感じで受け取れるところ好きです。
最後の方で、種明かし、哲平が好きになったきっかけや冒頭のシーンに結びつくところ、いいなー。すごく好きです。
なんだかんだ言いつつも上手く同居していきそうで余韻も良いです。