小説

  • ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋
  • ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋
ちるちる評価ランキング
10

ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋

chibiyome ha hyouketu no henkyou haku ni dekiai sareru hatsukoi

  • 紙書籍【PR】

表題作ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋

レオンハルト・イシュトファン
氷血の辺境伯と呼ばれる冷酷無慈悲な軍神
ユーシア(ユーチア)・クリプシナ
レオンハルトに嫁入りする伯爵家令息20

その他の収録作品

  • ユーチアがグレまちた
  • はじめてのおつゅかい
  • あとがき

あらすじ

伯爵家のお荷物として冷遇されるユーシアは、
残酷な軍神である「氷血の辺境伯」ことレオンハルトに嫁入りすることに。
不安ながらも未来の夫に会うことを楽しみにしていたユーシアだったが、
嫁入りの旅の最中、盗賊に襲われてしまう…!
もうダメだ…と思ったユーシアだが、目が覚めるとちびっ子になっていて…!?

一方、いけ好かない伯爵家の息子を妻に迎える羽目になったレオンハルト。
だが、彼の前に現れたのは愛らしいちびっ子だった!
「きみは俺の……」
「ヨメでちゅ」
のちに愛妻家となる美形軍神と夫大好き健気なちびヨメの結婚生活はどうなる!?

作品情報

作品名
ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋
著者
月齢 
イラスト
八千代ハル 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
ISBN
9784799771587

ちるちる評価ランキング

10

4.7

(8)

(6)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
38
評価数
8
平均
4.7 / 5
神率
75%

レビュー投稿数2

冷酷と評判(で妻子有り)の辺境伯に嫁ぎます

今回は辺境伯と伯爵家令息のお話です。

冷遇されて冷酷な攻様に嫁いぐ事になった受様が
攻様の元で受様を見舞った事変に対していく本編と
幕間的な短編2話を収録。

王国の貴族は多くが体内に魔素を宿しています。
魔素の質で使える魔法の属性が決まり
強い魔素を持つ者は魔法が使えます。

伯爵家に生まれながら魔素を持たない受様は
父や継母、義妹に冷遇されています。

この度王命で王族派の筆頭である辺境伯の花嫁が
王族派と対立する貴族派から選ばれる事となり
受様の婚姻話となったようです。
辺境伯が今回の攻様です♪

受様の意志は訊かれぬままに婚姻準備は着々と進み
受様を追い出すのに最低の日取りと旅程が決められ
ひと月後には家門もない古い馬車に護衛騎士2人
馭者兼雑務役の下僕3人で送り出されるのですが

その5日後受様一行は夜盗と思しき者達に
襲撃されてしまうのです!!

攻様の幼馴染で右腕でもある騎士団副団長は
伯爵家の意向でやたら急に来訪が決まった受様を
迎えるために受様一行の元に向かっていましたが

襲撃現場は土砂降りで騎馬隊の機動力も活かせず
族の捕縛は難しいばかりか騎士と下僕3体のの遺体は
損傷が激しく、馬車は容赦なく破壊されています。

馬車そばには引きずられたような痕跡と血だまりがあり
生存の可能性は低そうですが遺体は見つかりません。
せめて遺体をと探し始めた副団長が見つけたのは
幼い男の子で!?

冷酷と噂される攻様と花嫁候補の受様の
ファンタジックラブコメディになります♪

攻様は従兄である王を支持する王族派の筆頭ですが
地位と資産目当ての貴族達にうんざりしていて
自分に関する悪評を広めさせて縁談を防いてきました。

今回不本意ながらも政略結婚をすることとなりますが
無能なくせに選民意識が地良く非合法な遊びの噂のある
貴族派の中でも最も嫌いな伯爵が

引き籠りの長男を厄介払いとばかりに押し付けられたため
とりあえず結婚はして、適当に離縁する気でいました。

そんな中
信頼する副団長が連れ帰ってきたのは
幼児化した受様だったのです!!

かろうじて助かった下僕の証言で
受様が賊に斬られた事は確かなようですが

副団長が見つけたのはなぜか幼児化した受様で
最初は受様を受様本人とは認識していませんでしたが
理由はわからないままでも受様を連れ帰ったのです。

どうして受様が襲われたのか
どうして受様が幼児化したのか

謎ばかりで始まるお話でしたが
幼児化した受様の言動が可愛すぎて
攻様も攻様に仕える人々も即落ちなのが
とても楽しいお話でした (^-^)/

かわい先生のイラストが物語世界にベストマッチで
謎解きとなる下巻が待ち遠しいです♪

0

ふみもん

失礼します。
イラストは八千代ハル先生ですね( ^-^)

なんっっって癒しの物語!ちびヨメの可愛らしさにノックアウト

八千代ハル先生の可愛らしすぎる表紙イラストに惹かれ、
表紙買いしたこちら。

頑張るちびっこ、優しく見守る周囲の人々、
”氷血の辺境伯”と呼ばれる攻めの絆されと、あっっっまあまな溺愛...

クスッとどころか、時には声を上げて笑って読んでしまう
自分にとって最高レベルの「癒し」の物語でした✨
疲れた心にキュッと効きます...

実の父親・継母・異母妹から冷遇され、
冷血と噂の辺境伯・年上のレオンハルト(攻)のところへと
嫁に出されることになった伯爵家令息・ユーシア、20歳(受)。

嫁ぐ道中、賊に襲われ馬車から引き摺り出された後、
斧で首を切られて殺害…されたはずが、気づけば小さな幼児姿の
”ユーチア”になっていてー!?

と始まる、魔素や魔法の登場するファンタジー物語です。

ムーンライトノベルズでの掲載に加筆修正され、
書き下ろしの「はじめてのおちゅかい」が加わり全350P強。
そして、続きものでもあります。来月「最愛」編が発売とのこと。

…ということで、主人公ユーシアを襲った黒幕退治などは
次巻に続く…という展開でこちらの一冊で完結、というわけではないのですが。

ボリューム大だけれど冗長にも感じず、全く飽きずに読み切れたのは、
彼が小さくなってしまった秘密や黒幕、その裏事情などが
次第に明らかになっていく過程に「おおお!」と驚いたり、
なるほど、と納得する”盛り上がり”ポイントがあったから。

もちろん、ちびっこユーチアの可愛さにもやられました!!
(これが一番の萌えポイント♡)

中身は20歳の青年なのに、舌足らずな話し方で幼児の特徴が出てしまい、
思いが隠し切れず「しゅき...」が溢れ出ちゃうユーチア、とにかくとにかく

かんわいいいいい…!!!

ブフッと声が出、天を仰ぎたくなるほどの可愛さでした。
そんなユーチアに見事に心掴まれ、絆され、メロメロン(笑)になってる
レオンハルトにも、萌え萌え(*´∀`*)

ちなみにこちらの攻め様・レオンハルトですが、
全っ然「氷血」ではありません。
敵の生首を門に並べて飾ってる…という噂の真相、
実は独特すぎる絵柄の生々しい”てるてる坊主”だったー
というオチには笑ってしまった〜〜!!
キリッとしたイケメン辺境伯がてるてる坊主を
作り作りしてる姿、シュールで可愛くて…大変萌えます♡

ユーチアが眠っている間にユーシアの姿に戻るー
というシーンがあるのですが、その美貌を目にしたレオンハルトが動揺してしまう
様子、そしてまた幼児姿に戻ったユーチアのために、
その夜一晩中部屋にこもって作り上げた”三輪車”のお話なんかも、
本当にツボ!(*´艸`)

三輪車をキコキコ運転するユーチアの姿、想像するだにニヤついてしまう〜〜

その他にも、ユーチアが最初にレオンハルトの名前を呼ぼうとした時の
「レモンタルトしゃま」が刺さりすぎて、笑って萌えて
心の中でひとり「くうう〜!!!!」とドタバタ騒いでいましたw

八千代ハル先生のイラストも、物語の雰囲気にぴっっったり
ハマっていて悶えます。
表紙イラスト、後ろ手に花束抱えて見上げるユーチアと
優しく見下ろすレオンハルトの微笑み、本当に何度見てもキュンキュン//


”魔力を持たない”ことで実家でバカにされ続けてきたユーシアの、
特異能力。

その能力が、なぜ”幼児の姿になる”ということに繋がったのか?

が中盤明らかにされるのですが、
その説明も説得力があり、なるほど!と唸りました。


キスもまだしていないウブカプだけど、
すでにお互い溺愛デレデレな二人。
続く「最愛」編でこの距離感がググッと近づくんですよね!?と、
今から楽しみでなりません♡

ユーシアの父親たちの悪事がいかに暴かれ、
”勧善懲悪”となるのかー
という点もしかり。

”可愛い!!”レベル100%だけれど、決してそれだけではない
興奮のファンタジー物語、来月の下巻発売を、首を長くして待ってます☺︎・:*+.

3

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP