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表題作咬みたくないの

倉橋 晴人
人間、要の面倒をみる陰陽師一族の末裔で、秘書兼世話係
鳳 要
大企業の会長で、平安時代から生きる吸血鬼

その他の収録作品

  • 描き下ろし ハルの弱点
  • あとがき
  • おまけ カバー下

あらすじ

日本有数の大企業の会長・鳳 要――その正体は平安時代から生きる吸血鬼!! 秘書で同居人の晴人は、代々要の世話をしてきた陰陽師一族の末裔だ。幼い頃から要を一途に想い夜ごと抱いているのに、どうしても恋人と認めてもらえない。「ずっとそばにいたいから眷属にしてほしい!」焦る晴人は、抱くたびに血を吸わせようとするけれど、なぜか要は頑なに咬んでくれなくて!?

作品情報

作品名
咬みたくないの
著者
衿先はとじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610363
4.3

(20)

(12)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
86
評価数
20
平均
4.3 / 5
神率
60%

レビュー投稿数3

胸を打たれる

平安時代から生きる吸血鬼の要と世話係で人間の晴人のお話です。

色々と知っていて当然という雰囲気で進んでいくのでスピンオフかな?と思いましたが、新作でした。

ストーリーが進んでいくにつれ、点と点だった情報が繋がっていくのが爽快でした。
読み終えた後にもう一回読みたくなるほど面白かったです!

晴人を吸血鬼にしたくないと言う要が晴人には内緒で吸血鬼になる方法を調べているのが可愛くて堪りません!!
大分ハラハラしましたが、晴人と要がずっと一緒にいることになって本当に良かったです!!
ずっと一緒にいたいという想いが繋いだ奇跡に胸を打たれました!!

シーモアは白抜き修正でした。
初めてとは思えないほど要が可愛いです!!

1

大好きな先生の作品です、可愛くて素敵です!

新作、拝読するのを楽しみにしておりました。
世界観が現実社会にマッチしていてグッと惹き込まれる作品です。

晴人くんも要さんも、カッコよくて可愛くて素敵なお2人です。
幼い頃のそれぞれのお姿も可愛らしく。

晴人くん、
要さんの体液を摂取していて愛の大きさを感じておりましたが、最後なるほど…と。

要さん、
晴人くんといる時のお姿が常に可愛らしくて。
彼を大切に想う気持ちがひしひしと伝わります。

終盤ハラハラしましたが優しさや愛しさが溢れる素敵な展開です。
末永くお幸せに…。

河童の皿の毛生え薬が人にも効果があるらしく!
お皿のままはイヤだったのかな、とクスリとします。

2

悠久の時を超えた2人が織りなす恋の絵巻物はロマンの塊

悠久のときを経て、再び出会うことになった人間と吸血鬼の種族を超えた一途な恋。……めちゃくちゃ感動!そんでもって面白かったです!!

まず、話の作り込みがすごい。
読み始めから、何のこと言ってるんだろうと思う節があって、「あの人」とか「同族にして」とか、話の意味をちゃんと理解しないままただ何となく読み進めていったのですが、読み進めていくうちにどんどん情報が出揃っていくと、それまでぼやけていた話の輪郭がクリアになっていき、そして、そのクリアになった輪郭に中身が埋まっていくと、このストーリーの壮大な恋の絵巻物としての素晴らしさに鳥肌がたちました。

一読しても面白い。二度読みするともっと面白い。
あの場面って、そういうことだったのか。そんな意味が隠されていたのかと、読み返すことでもっとこのストーリーに浸ることができると思います。あの行動やあのセリフ、あのシーン全てはあのドラマチックな結末に集約されて繋がっていて、伏線の張り巡らしとその回収にはある意味感動すら覚えました。
運命的に惹かれあった2人が織りなす千年を超えた再会劇はまさにロマン。織姫と彦星伝説の神秘性にも似た、一途でブレのない愛のカタチにただただ酔いしれるばかりでした。

会社トップと秘書の主従愛。はたまた人間と吸血鬼の人外ファンタジー愛。そんな側面を持つ作品ではありますが、そんな設定に甘え切っていないストーリーが本当に素晴らしかったです。読む前からは想像も出来ない世界の広さと奥行きの深さに読み入ってしまいました。
このストーリーの核となる最大の見どころについてですが、先に言及した"千年を超えた再会劇"にヒントがちょこっと。物語の最初の段階では、再会劇を予感させる匂いが全くしないので、そこから紐解かれていく彼らの強い縁の強さをぜひ味わいながら読んで欲しいなと思います。


素直になれない要様にはやれやれでしたが、年下ワンコの独占欲と執着心が丁度よく混ざっていいバランスでした。晴人の前でだけフニャッとする要のギャップも良かったです。
この2人のお話をもっと先も読んでみたいな♪圧倒的な読後感いっぱいの神作品でした。

5

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