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表題作ズタズタの腕にキス

茅ヶ崎 蓮
大学1年生
人見 信ニ
就職浪人中のフリーター,23歳

その他の収録作品

  • after story

あらすじ

コミュ障大学生の人見は、ある日大学見学に来ていた好みドンピシャの年下美形・茅ヶ崎に一目惚れする。勇気が出ず声をかけられないでいたが、目が合った瞬間茅ケ崎に怖がられ、失恋に終わる。しかしその2年後、想いを諦めきれず、茅ヶ崎が所属したサークルの新入生歓迎会に潜り込んでしまう。周りから浮きまくっていた人見だが、酔った茅ヶ崎に傷痕のある腕に嚙みつかれて…!?
Sっ気ベビーフェイスイケメン×一途な地雷系男子によるフェチエロラブ爆誕!

作品情報

作品名
ズタズタの腕にキス
著者
サノアサヒ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864425360
4.4

(53)

(35)

萌々

(13)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
233
評価数
53
平均
4.4 / 5
神率
66%

レビュー投稿数11

〝自分の為に〟人知れず苦しみ、人知れず努力する2人が出会う奇跡.。:*✧

罪な積み本を崩すゾヾ(〃∀〃)ノと真っ先に手に取ったのはコチラ♡

気になる作家さまで現在2作品既読でドチラもBINGO過ぎてもぅ”気になる”という域では収まらない…!好きな作家さまです‼サノアサヒ先生٩(♡ε♡ )۶

作品レビューが遅れてしまったので…内容に触れる前に先生について今作品を拝読して更に素敵過ぎる.。.:*と思った事を(*˘︶˘*)✧

本編終了後に「あとがき」があるんですが、どうやら先生的には『あとがきは書かないほうがかっこいい』と思ってらっしゃるよう(←何だかその考え方がお可愛らしい~(´艸`*)フフフ♪)なのですが、毎回書いてしまうらしいですw
そして、『あとがきを書かないクールな人間になりたい』とサインの上に書かれてますwww
一読者として個人的にはすごく「あとがき」にありがたみを感じるタイプで、更に言うなら手書きだったりすると先生ご自身にも近付けたような気持ちになるので、そんな『あとがきを書いてしまいたくなる温かい先生が大好きだな』とまたファン度が高まりました*。٩(´ᗜ`*)و*。

人柄にも惚れてしまう先生が今作で描かれた愛すべき2人のキャラがまた素晴らしかった…!!!

受け視点で始まり間に攻め側事情も織り交ぜられます
そして、攻め受け共に「自分の中にある苦悩」を抱えています

かなりキャラ設定は濃いめなのでいくつか書こうと思います
〝見た目〟も大事な要素になっていて、受けの人見くんはメイク男子です
表紙でも確認出来ると思いますが、口下に牙のようなボディピ(バーティカルリップってヤツですね)が開いており、両腕には酔った攻めの茅ヶ崎くんに「イカ焼き」と言われたリスカの跡
ご本人作中で「ショック過ぎて病名忘れちゃったけどシュークリーム恐怖症みたいな名前の病名」って言ってるので醜形恐怖症なんですよね、人見くん
自分の顔が気持ち悪過ぎるとか嫌いって思っちゃうヤツですね

対して茅ヶ崎くんはそんな人見くんに「普通のコスプレをしてる」と言われます
”普通”を装い続ける意識が高いと言う事は自分の中の”異常”を自覚してる表れ…
見た目はむちゃくちゃキレイ系だし、酔っちゃうと赤ちゃんみたいに可愛くなる甘え慣れしてる茅ヶ崎くんだけど、、、実はキュートアグレッションという心理現象が性的な状態で出てしまうんです
見た目に反した(と大多数の人が思いそうな)自分自身を持て余してる関西人なんです、茅ヶ崎くん
なので、、、実は見た目とは違いそこそこ捻くれた性格してるし、沸点も低いし口も悪いのです

攻めも受けもそれぞれ「自分に取っては大きなコンプレックス」を抱えています
ここで凄い…!!!!!と思ったのは、、、
こういう繊細なテーマを据えて置きながらも〝コミカルさを忘れない〟でストーリーを展開して行くところなんです

多かれ少なかれ人は生きてりゃ自分の中で生まれるコンプレックスはあるもの!(無い人も居るんかな…?)
コンプレックスとは言い切れなくとも悩みはある!
そのコンプレックスとか悩みって、自分に取ってはすごい生死を分ける位重要だったとしても、周りからしたら同じ熱量で捉えられるとは限らない←この考えって当人からしたらすっごいショックに違いないl||li(っω`-。)il||l
だけど、、、「感じ方」の相容れない溝や違いがあるのも事実。。。

そこを、敢えてなのか、本作では悩みを抱えた者同士が自分の事は置いておいてお互いを軽くディスってコミカルに仕立てたり、自虐を交えて読者にはキュートに魅せたりしてるんですよね~~~
マジでこのコンプレックスの表現の仕方が上手過ぎた…!

キャラに愛着を沸かせて完全には「他人事」として見れないようにしているからこそ、コミカルさを交えても悪戯にふざけたりしてるようには見えないし、かと言って重過ぎてシリアスになり過ぎるのも回避してる絶妙なバランス…‼

その上で「その人にはその人の苦しみがある」という事をどんな立場から読んでも楽しめたり分かったり出来るようになっている…!!!
そして気付いた時には彼らへの愛おしさゲージがメーターいっぱいになっています♡
そんな2人が一緒に幸せになっていけるように目一杯応援できる⸜⸜٩( 'ω' )و //本当に素敵な作品でした(o→ܫ←o)♫

笑い所も考えられる所もバッチリあって、更にエチもストーリーテーマからブラしてないのに超濃厚‼‼‼
心象描写に長けたスト重さもあるけれど、下心も満たしてくれる読み心地‼
心底【素晴らしい】と思う1冊✩˚。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶。˚✩
積んでた私が言うのも何ですが、、、それでも言わせて下さい‼
読んだ方がイイ1冊間違いナシヾ(●’∀’●)ノ

電子で186ページなのですが、200ページ以上ある読み心地を味わえます‼

攻め受けそれぞれ愛おしく思えて、2人で幸せになって行く姿を見守りたい読者さまには超絶おススメです♡
ネガなテーマではあるけれど、決してキャラがウジウジしてなくって「自分の為に頑張ってる」キャラなのです‼
だからこそこの2人が出会って一緒に居る意味がある‼
そこが何よりも良かった所!すごくすごくおススメです٩(๑´3`๑)۶
〝出会い〟も実は、、、♡的な奇跡があって…♪
ロマンティックでとても良き(๑´ლ`๑)フフフ

あと、個人的には人見くんのお部屋にシザーハンズのポスターが貼ってあるのも凄く好きなので見て欲しいです(ღ˘͈︶˘͈ღ)


修正|ガッツリ白抜き、、、高修正とは言わないけれど、良修正で見たかった。。。‼

0

今作も最高!

笑えて、共感して、沁みて、癒されて、励まされて、そしてやっぱり笑って吹き出して、最後は文句なしの多幸感と満足感に満たされて、非常に忙しい感情で読了致しました。
最高でした!先生の作品は、いつも「社会の中でうまく馴染めないでいる人の感情」に、驚くほどリアルで繊細に寄り添ってくれるところが本当に大好きです。
先生の作品は、いつも「社会の中でうまく馴染めないでいる人の感情」に、驚くほどリアルで繊細に寄り添ってくれるところが本当に大好きです。人に見せたくないコンプレックスや、自分の「ズレ」に気づいたときの不安や孤独を、こんなにも愛情深く描いてくださる先生のお話に、毎回救われています。
今作もすごく良かったです。

1

サノアサヒ先生らしい。

人見くんのぶっ飛びも面白いですが、茅ヶ崎もやっぱぶっ飛んてるんだろうなと(笑)帯通りクセ強の2人に読者がずっと翻弄されるお話でした。
人見の怒られての泣き声ギャン泣きおーんなの可哀想だけど笑ってしまいました。あと着ているお気にのTシャツにもこだわりがあるのもいい!
感情盛り沢山で濃いお話なのに時系列では数日なのも百メートル全力ダッシュ感があって良かったです。
終わり方も気持ちよくて楽しかったー!って気持ちになりました。

1

No Title

サノアサヒ先生の作品、大好きです。
センスありすぎで、今回もたくさん笑わせて頂きました。ツボです。

受けが恋をして見た目を良くしようとがんばるひたむきさがかわいくて。
早起きして電気も付けずにメイクするとか、その努力する気持ちが共感しかなかったです。

初めは雑に扱ってたのに、少しずつ受けの気持ちに気づいてかわいいと思いはじめる攻めの心の変化もよかったです。

初めから両思いだったなんて、素敵ですね。
すっぴんを好きだと言ってくれる人と結ばれてなんだか幸せな気持ちになりました。

0

きっかけは“イカ焼き”

一途で健気で、愛が暴走しがちな陰キャ男子と
誰にも言えない秘密を抱えるワケありイケメンの
笑いあり、秘密あり、切なさありの迷走純愛ラブコメでした~!

目つきの悪さがコンプレックスでコミュ障の大学生・人見はある日、
オープンキャンパスでやってきていた高校生の茅ケ崎に一目惚れ。

それから2年後-
大学を卒業したものの未だに就職できないでいた人見は
諦めきれなかった想い人の茅ケ崎が自分が通っていた
大学に入学したことを知り、サークルの新歓に潜り込むことに。

酔った茅ケ崎にリスカ痕を“イカ焼き”と勘違いされて噛みつかれ、
なぜかそのまま自宅に連れ込み一夜を過ごすことに。

一途で健気な人見ですが、陰キャを極めすぎたゆえか、
その努力の方向性がちょっと斜め上で終始笑わされっぱなしでした。
茅ケ崎に対しても積極的なのか、ただの盲目なのか…
とてもコミュ障とは思えない謎の行動力から目が離せませんでした。

はじめはそんな人見にただただドン引きするばかりの茅ケ崎でしたが、
彼の純粋さや予想外の行動力に絆されてゆき、
気付けば人見に愛しさを感じていた茅ケ崎。

バイト先の店長から暴言&暴力を受けていた人見を庇い、
茅ケ崎がキレ散らかすシーンは人見への無自覚な愛や
ずっと抑圧してきた茅ケ崎の素顔が露わになっていて
はじめて本当の意味で茅ケ崎が魅力的に見えたシーンでした。

そこからはもう人見への気持ちを認めざるを得ず、
潔く観念して人見を溺愛してくれる茅ケ崎の豹変ぶりに
キュンときてしまいました。
ずっと努力を重ね続けてきた人見の片想いがようやく実ってよかった!

最後の最後は実は二人がすれ違っていたことが判明します。
まさかの2年前からの両片想い発覚に嬉しい驚きでした♪

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