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『俺はそいつの言葉を信じる』
相変わらずの素晴らしい画力に、メリハリの効いた読ませるストーリー。
本当にこちらのシリーズは毎巻全力で読者を楽しませてくれるなあと思います。
作家さんご自身が心から楽しんで描かれているのが伝わる作品が大好きです。
あっと驚くピリッとした展開と、コミカルな学園生活に、むず痒さが増してきた椿と兜の関係。
イビツやアヤなど、個性豊かなキャラクターも増えて、少しずつ賑やかになってきたモンスターアンドゴーストも第3巻。
今回も早く次が読みたくなるおもしろさでした。
読みどころはたくさんあったのですが…
やはり、椿と兜の内面の変化が1番印象的だったかなと。
幽霊である兜との奇妙な日々を送る椿でしたが、その奇妙な生活がだんだんと特別な日々に変わっていく図が、読んでいてなんとも気持ちが良いむずむず感に包まれて心地が良いのです。
兜からの真っ直ぐな言葉のひとつひとつが、今の椿はもちろん、不遇の生活を送っていた幼少期の椿はまでもを救うかのようでなんだかグッときてしまいますね。
今回は初めての感情に戸惑う椿が愛おしくて仕方がなかったです。
男の色気と筋肉と初心なかわいらしさと優しさが共存した稀有なキャラクターで、こんなの好きにならずにはいられないってものですよね!
対兜へ向ける表情がすごく柔らかくてたまらないなあ…
そして、お互いがお互いを特別に思っているメーターはどんどん上がっているのがわかるというのに、片方がすでに亡くなっている点が一筋縄ではいかないおもしろさをうまく演出してくれているなあと思います。
物語の始まりからドンと置かれている、この大きな壁が今後いったいどうなっていくのかが非常に楽しみです。
3巻目もそうきたか!となる引きが見事で、読み終えてすぐに4巻の発売が待ち遠しくなってしまう…
観察力が鋭く、何を考えているのかがわからないちょっぴり不気味なイビツの行動も気になりますし、何回も読み返しながら次巻を楽しみにお待ちしております。
相変わらずの画力に惚れ惚れしています。
とにかく絵柄が好みなのですが、どのキャラクターも回を重ねるごとに特徴がまた強調されていて、読むたび味わい深いです。
3巻に椿父が出てきますが(性格はさておき)イケおじ!椿くんそっくりで、立派なヒール役も、憎めないです(笑)
イビツくんもどういうバックボーンがあるのか詳細が明かされるのか。常に黒目に光がないですし、光なしキャラは大好きなのでたまらないですが。
「いつかオレが消えるまで」の帯の文字がまた切ないですね。
衝撃の終わり方をした2巻からまちに待った3巻…。
ここにもつばカブの尊さが詰まっている…。
そして圧倒される絵力。
椿くんのキレ方半端ねー。
からのあれ?もっとヤバイ人(イビツくん)いない??
あれ?
やっぱりホラージャンルだった?となる今回も衝撃の終わり方…。
もう1巻分読んじゃった??あれ?とここにもホラー。
兎に角読んでくれと布教しまくってます。
今までのBLに抵抗のある人ほど沼っていく傾向がありますね。(私調べ)
画力がすべてを凌駕する!!!!
発売してすぐに読んでいたのですが、
この三巻をどうレビューしようか悩みすぎて、結局1ヵ月近く経ってしまいました、、、
ひゃ~~~!
と叫んでしまった前巻のラスト。
どうなったかずっと気になってましたが、椿パパが登場し、なんとなく色々見えてきた椿くんの背景。
そして、兜くんの家庭事情も。
で、椿くん→♡兜くんへのなんとも言えない特別感情に、何度もジワった三巻でもありました。
この椿くんからの兜くんへの好意→の数が少しずつ増えたように見えましたし、見せる表情が柔らかくなったし、これが幽霊と人間じゃなかったら、
もうお前らさ~付き合っちゃえよ~~!
と、言いたくなっちゃうレベルのピュアDKふたりで、物語はとてもハードなのですが、
なんだか自然とニヤニヤが止まらなくなりました。
(兜くんのことを終始気遣って大切にする椿くんが、めっちゃ良くて萌え転がったまりあげは!!)
で、イビツくん、、、
あの、彼は今後どうふたりに関わってくるのでしょうか、、、
あと、先生のドラマCDのアフレコレポートも臨場感がビンビン伝わってきて、読んでいてめちゃ面白かったです♪
とくにラストの「何巻ぐらい買えば良いですか?」には、椿くん役の方の表情とセリフにお腹が捩れるほど笑いました!(でも、まりあげはも激しく同意で、続きほしいので何巻くらい買えば良きですか?!!真顔)
なかなか衝撃的なところで終わっていた2巻だったので
椿はどうなってしまうんだろう…??と、こわごわ読み始めたけれど。
早々に『さすが椿だな』という身体能力と治癒能力の高さを見せつけてくれるおかげで
細かいところの心配は無用で読み進めることができました。
全方向に強すぎるくらいに強い椿なので、ともすればギャグみたいな感じになりがちな展開ですが
そうならないのはそれぞれのキャラの心情が伝わってくるからなのだろうなと感じます。
椿と兜だけではなく、彩くんやイビツもしっかり意思を持って動くキャラなのでストーリーに厚みが出て、読んでいる間ずっとワクワクしていました。
兜と過ごす日々の中で自身の考えが変わり、彼に対する感情にも少しずつ変化が見えてきた椿と
独占欲から周りへの嫉妬が剥き出しになってしまう兜と。
ふたりの間にある空気が色づき出してようやくBLとしての一歩を踏み出し始めたふたりから目が離せない!という感じですが、
彼らの前に立ちはだかる壁はどうやっても高くて。
そこをどう乗り越えていくのか、今後の展開が楽しみです。
そして今巻も圧倒的画力の高さに唸らされました。
人物や背景の美しさはもちろん、キャラの性格的な部分からにじみ出る空気感も画面から伝わるのがすごすぎる…。素晴らしいの一言に尽きます。
お話はかなりヒリヒリしたところで終わっていて
この世の理に抗うのか、それとも別の道が拓けていくのか。
それがまだわからないからこそこの先への期待が高まりました。
次巻も楽しみに待ちたいと思います…!
