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君を転生させないために 3

kimi wo tensei sasenai tameni

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表題作君を転生させないために 3

シゲン
燿国国王、”冥王”と呼ばれる忌人、110歳
ソラ
延国の呪術師、20歳

その他の収録作品

  • 君が転生してくるために
  • あとがき

あらすじ

シゲンの解呪で呪いを身体に残してしまったソラ。命の限界を悟り、残された時間いっぱいシゲンのそばにいたいと願うが、シゲンに嫁ぐため延国からラウレンがやってきて……? 完結!!

作品情報

作品名
君を転生させないために 3
著者
佐伊 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ピスタッシュ・ノヴェルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403221460

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85

4.7

(39)

(35)

萌々

(2)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
185
評価数
39
平均
4.7 / 5
神率
89.7%

レビュー投稿数6

読むなら全巻一気読みがお勧めです。

前作に続く佐伊先生の壮大なラブストーリーです。実写化して欲しいと思うくらいの臨場感がありますし、前世、転生後の現世を軸に、複雑な人間模様が読み応えがあります。敵国に間者として送られたソラが、敵国の最高権力者のシゲン様にひっそりと恋心を抱くも、彼が前世愛したシュウキに敵わないと誰にも言えない想いを抱えて一人密かに泣くシーンは何度読んでも貰い泣きします。自分の死を悟られない様にシゲン様の下から去るソラ、身分も何もかも捨ててソラへの愛を貫く為にソラを追いかけるシゲン様、互いに相手の為なら死すら恐れないに二人に号泣しっぱなしでした。シゲン様と同様に、前世に恨みを買い、呪いを受け、酷い死を迎えたにも関わらず転生後も忌人として苦しみ生きるロウゼン様とユウシン様の関係も今後の展開が気になる物語の一部となり、カイリの耀王即位後の成長も期待しています。全体的に重たい内容となっていますが、思わず笑ってしまう登場人物達の会話が佐伊先生ならではの緩和要素だと思います。Ciel先生の美麗なイラストも観る価値大大大!です。是非とも沢山の人達に読んで頂きたいと思います。

1

ソラとシゲン王の究極の愛の姿

ソラとシゲン王の究極の愛の最終巻。
ソラが身を挺してシゲンを救おうとする姿には、読んでいて、自然に涙が…。ソラに教えてもらいました、「見返りを求めない愛」というものを。若いソラにとっては初恋。それも絶対的な身分の差がある王との恋。シゲンを術を介して接していく内に、実る恋心…。
いつも、術師としては有能な彼ですが、シゲンの前で、淡い恋心を抱く姿は初々しく、健気で可愛かったです。そうっ、ソラを一言で表すと、「健気」な子だと思いました。その姿を見ていて、いじらしくてたまりませんでした。そしてシゲン王も百年以上、人に接する事ができない。周りに家族、家臣に囲まれているのに。ものすごい孤独を感じていた、と思います。そこに表れた、ソラ。
ソラにだけは、触れることができる…。少しずつ歩み寄る2人。徐々に惹かれ合う2人の姿が美しかったです。シゲンも、また究極の愛をソラへ。 ラストシーンにかける、2人の愛の結末には、真実の愛を感じました。そして心が震えました。佐伊先生の文章がとても美しいです。
 他にも、魅力的な登場人物様がたくさんいました。私は特に、最初から登場した、ロウゼン様に惹かれました。そのお人柄が素晴らしいと、共に見目姿が、なんと美しいこと。
あと、若い男女の2人、カイリとメイロウのお話も微笑ましかったです。佐伊先生が創られる、男女のお話。女の子のメイロウの気持ち、を読めるのも新鮮で、嬉しくて、楽しく読ませて頂きました。佐伊先生の小説が大好きです。是非、たくさんの読者様に読まれて欲しい作品です。

2

君を転生させないために」このタイトルが 涙の意味を持つ切な物語

呪いを解いた代償に自身の命を削るソラ。
死を覚悟し全てを背負ったまま姿を消す彼を追って、
シゲンは過去を清算し命を懸けて辿り着く。
シゲンはひたすらソラを求め、ソラはシゲンを狂おしいほど愛する。
クライマックスに向かって怒涛の展開で心拍数上がります。
そして泣けます。

お互いを一途に求め合う姿と、呪いが文字となって身体に刻まれる幻想的な描写は、
この物語の美しさと痛みを象徴するシーン。

呪いが“呪文字”として身体に現れ、封印紋へと離脱していく
そんな恐ろしくも幻想的な世界観に引き込まれます。

3

大団円を見届けられて幸せでした。

最終巻を読んでまず思ったことは、Webで最後まで読まれた方、絶対に3巻を読んでほしいです。
とにかく「君が転生してくるために」を、この大団円を見届けて欲しいです。
個人的に、ロウゼンがこんなにユウシンのこと想っていることを知れたのが本当に良かったです。
カイリも諦めずに男気みせてくれました。

沢山の書き下ろしを本当に感謝でしかありません。
ひとりでも多くの人に出会って欲しい作品です。

3

圧倒的読み応えは、どこまでも期待を裏切らない

1巻から読んできて、「君を転生させないために」の意味がやっと分かりました。

愛する者への愛おしい気持ち、慈悲深い気持ち、悩み苦しませたくない気持ち、新しい生を祝福する気持ち、枷のない来世を祈る気持ち、永遠に幸せであって欲しい気持ち……そんな思いがたくさんたくさん込められた深い愛情と執念が、この「君を転生させないために」の言葉には込められていました。

呪いをかけられた人間は忌人として転生する運命にあるため、何としてもでも呪いを止めさせたいとする魂の叫びに私の涙腺は緩みっぱなし。涙がジョバジョバでした。
解呪のせいで身体が限界を迎えたソラは、シゲンから距離をとるように王宮を出て最後の時を1人で遂げようとします。もうそれだけでも、涙を堰き止めていたダムが決壊しそうなんですけれども、このときのソラの周囲の人たちの動きがとても温かかったです。
ソラを1人で逝かせまいとするユウシン兄弟の人情……商人の義理深さが沁みました。そして、最愛のシゲンの決断。……最後はソラと一緒にと願う、王の切なる願いにこれまた心臓がギュッとアツくなりました。

愛する人の側にいさせて欲しいと臣下の皆々に請う姿は、これまで彼がどれだけの重圧を1人で抱えてきたか理解に容易いです。
今まで呪いにかけられた大事な人たちを彼はどんな思いで見送ってきたか、そして1人でこの国を守り抜いてきたか。身体を呪いに蝕まれながら、肉体的にも精神的にもとうに限界はきていたはずです。
そんなシゲンの心や身体に安らぎを与えてくれたソラに、自分の残りの人生を捧げたいと思う気持ちは、この国の王としてではなく、1人の男としてのささやかな願いが垣間見えて、もぉーーー大感動の嵐が吹き荒れました。゚(゚´Д`゚)゚。

そっちの耀国ではシゲンとソラの窮地が、はたまた延国ではラウレン兄妹のケジメの瞬間が…と、両国にとって大事な局面を迎えるエンディングは見どころ中の見どころです。
ラウレンを耀国の後宮に迎え入れたと聞いたときは、この女の怪しさは益々増長しました。2巻辺りから胡散臭い女だと思っていたら、かなりのワケアリな女でどっひゃーしました。なんだろ…呪術をかけずとも、もはやその存在自体が呪いですよね。いやー…コワイコワイ((((;゚Д゚)))))))

というわけで、3巻…色んな意味でヤバいです。
最終巻だから期待してましたけど、期待を裏切らないファイナルステージです!!


BLじゃないけど、皆が気になっているであろう、カイリとメイロウの2人の恋の行方もお楽しみに^ ^
この2人のエピソードは、当事者2人がってよりも周りがガヤガヤうるさい感じでちょっと可哀想な感じもしましたが、理想のカタチにまとまってくれてホッとしました。若い2人が導いていく未来の耀国もまた繁栄の道を辿ることでしょう。
ロウゼンたちカップルも収まるところに収まって、これ以上にない素晴らしい大円団だったと思います。
3巻分の圧巻の読み応えと読後感の重みが心地よく、最後まで作品の世界に没入し、酔いしれた作品でした。

2

公子ちゃん

コメント失礼いたします。私もラウレンの初登場から彼女の胡散臭さが漂い、後宮入りの話で「ソラ!その女は危ない!」とソラに警告してました。(←聴こえる訳無いのに一人でぎゃあぎゃあ騒いでた)メイロウがカイリの事を好きだったら、彼女の恋も叶って欲しいと思ってたので二人のこれからがもっと展開すれば良いのにと思いますね。若者の恋愛模様は甘酸っぱい…。ユウシン様とロウゼン様に関しては「もう!ロウゼン様!素直になってよ!」とモヤモヤ焦れったかったです!後、家の格差を気にするならおとっつぁん(宰相)にも文句言いたかった(笑)コメントすればキリがありませんが、登場人物全員に何かしら言いたくなるくらいそれぞれの思惑が飛び交っててハラハラドキドキモヤモヤキュンキュンでしたね。長文失礼致しました。

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