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新発想!シンデレラ×転生×ネームバース。運命と恋のトリニティBL!
コミック
お恥ずかしながら、ネームバースの世界に触れるのは初めてになります。童話と転生が融合された作品と知り、その新発想に興味を惹かれて手に取りました。
お話はベテラン転生者で尚且つ立派なモブの青年が、シンデレラの世界に転生し、まさかの王子様のお相手だった…というモノでした。
モブ慣れしていたことや妹の幸せのために、必死に王子を避けていたのですが。
もちろん、ネームバースの運命の相手からは逃れられず、安心のハッピーエンドでした。
邪魔者もおらず、妹も運命の相手とも結ばれ、全くストレスが掛からない読後でした。初めて知った世界は、やっぱり相手はイケメンに限る…ですね(笑)。
帯に、「シンデレラ」×「転生」×「ネームバース」とあり、期待大の今作。
ちなみにネームバースとは、運命の相手のイニシャルが身体のどこかに浮かびあがってくる設定のこと。
個人的に、大昔、身体に漢字一文字の痣が浮かび上がってくる某異世界トリップ少女マンガが大好きマンだったので、この設定を知った際にはかなり大興奮しました。
で、実際はというと、、、
主人公の「俺」は色々な世界を転生してきた脇役のスペシャリスト。
次に転生した先で、シンデレラの義兄のひとり「アンシェル」として転生し、妹のシンデレラと王子様をくっつけようと奮闘するが、まさかの王子様の運命の相手がアンシェルで、
しかも、アンシェルの身体にも王子の身体にもお互いのイニシャルが浮かび上がってきて、、、
という設定。
ベースは、本当にシンデレラストーリー。
シンデレラ的に、主人公の「俺」がネームバースという特殊設定により幸せになっていくストーリーかと思いきや、
ネームバースという吸引力の強さも含め、王子様に見初められ、幸せになっていくお話でした。
逃げ隠れする「俺」を探し出し、溺愛する王子は最高でした!
ただ、本当にシンデレラの展開をなぞるだけのような印象だったので、もっとドラマティックに揺れ動くネームバースも読んでみたかったかなあ、、、などと。(す、すみません、、)
少女マンガがお好きなBL初心者にオススメしたい、甘いストーリー運びのネームバースでした。
初めて読むネームバース☺︎
運命の相手のイニシャルが、ある日突然体に浮かび上がるー
なんとも妄想広がる、ロマンチックな設定です(*´◒`*)
発情期やラットはなし。
ただ、運命の相手に近づくとイニシャルが輝いたり、
心拍数が上がって汗や涙が出たりする”染化(せんか)”という現象が
あると。
個人的に、オメガバースのように”Ωだけ理不尽...!”なところがなく、
「あくまでも対等でいられる」ところがとても良き、
たぎるなあ…!と思いました
日野原先生の作品も、初読みでした。
絵柄もお話もふんわり優しく、王道展開の癒しの物語。
だからこそ、やや さらっとし過ぎているかな?という感はあり、
ストーリー展開にもうちょっとだけ捻りや、「あっ」と驚く要素が
欲しかったような気もします;
以下簡単に、この作品の中のネームバースの世界観と
あらすじの紹介を。
この世界には2種類の人間がおり、
体のどこかに運命の相手のイニシャルが刻まれている「ネーム」と
そうではない「ノーネーム」とに分けられる。
そして運命の相手同士であれば、男女関係なく
肉体的・精神的に互いのみを欲する”結束”という現象が起こるー
そんな世界に、ネームバースの知識のないまま(何度目かの)転生をした
主人公・アンシェル。
あの有名なおとぎ話「シンデレラ」の兄として転生したことが
分かるのですが、そのうち体に不思議なイニシャルが浮かび上がります。
転生前の世界での妹そっくりのシンデレラに驚き、
物語の筋書きどおり、王子と結ばれるように...と願うアンシェル。
後日、シンデレラと王子をくっつけようと画策した舞踏会で、
あろうことか王子はアンシェルに興味を示してしまいー
と続きます。
ネームバース×転生×”シンデレラ”の世界(の脇役!)、という
3つの設定ありですが、複雑すぎることはなく、
サクサク読み進めることができます◎
溺愛執着系の長髪美人王子×絆され受け、と
特に攻めが”大好き属性”盛り盛りで嬉しい...!ヾ(*´∀`*)ノ
が、その肝心の”溺愛”部分について、
「なぜ?」というはてなが最後まで消えなかったかな。。?
なぜ、転生先の世界で王子リオンの運命の相手となるのが
主人公なのか。(シンデレラではなく)
これが「そういうものだから〜/運命だから〜」という感じで
特に説明もなくサラッと流されているのが、ちょっと残念に思える;
また、リオンがアンシェルに惹かれ執着するのも
「運命の相手だから」以外に特に理由が見当たらず、、
もうひと押し!
何か別の強力な”惹かれポイント”で腹落ちさせて欲しかったなあ...と
思う点でした
それと、ちょっと「おいっ」と思ったのは、
アンシェルの本音を引き出すために終盤、リオンが仕掛けた(?)
騙し打ち。
命の危険が迫っていると見せかけて...というやり方、
ちょーーーっとやり過ぎじゃない?
そりゃアンシェルも本気で怒るし泣いちゃうよ〜...と思ったり。
とはいえ!
気持ちを確かめ合って大団円、
物語のように”筋書きどおり”にはいかない現実世界で
手に手を取って生きていく二人の幸せそうなラストの微笑み。
見ていてこちらも幸せになれます✨
ネームバースというロマンチックで受けが不憫すぎない設定、
とても好み...!これから深堀りしていきたいバースものです。
そんなネームバースの可能性を見、
甘い展開に(もうちょっと、のパンチは求めつつも)
どこまでも優しい気持ちになれる一冊でした୨୧
★修正:なし(軽いキスのみ、濡れ場なし)電子シーモア