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「俺、チート持ちじゃないんですけど!」 王都編

ore cheat mochija naindesukedo

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表題作「俺、チート持ちじゃないんですけど!」 王都編

レオナード・エル・ノイエンドルフ
国王の末弟で火蜥蜴の祝福をもつ一級冒険者
アルヴィクトール・エル・ミュラー
前世の記憶持ちながらチートとは無縁の男爵家次男

その他の収録作品

  • レオンの奮闘
  • あとがき

あらすじ

転生者アルヴィは、領地経営の出資者を募るべく    
冒険者(実は王弟)で運命のレオンと王都に行くことに。   
王都に行くにもラブラブなふたりだが、そんなアルヴィに    
レオンの家族への挨拶という難題がふりかかる。    
レオンの家族には『過去に因縁がある兄』や『脳筋な姉』など…    
超個性的なメンバーが揃っており…? 王族に会うだけでも緊張するのに!!    
愛され男爵家次男、異世界でまだまだ奮闘中!   

作品情報

作品名
「俺、チート持ちじゃないんですけど!」 王都編
著者
久臥 
イラスト
八美☆わん 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799774113

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レビュー数
1
得点
30
評価数
6
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

ここまで面白くストーリーを動かせるのは天才的としか言いようがない

王都編……すなわちアルヴィのモテモテ編でございます♪( ´▽`)

とは言っても親戚たち(未来の親戚も含む)にですけどね。だいぶ限定的な血筋にのみですが、アルヴィの素朴な見た目がモロタイプなクセつよな親戚たちが随分と多いものだなと。それかキャラ濃い人たちに好かれるタチか。
いつものようにステータスオープンの画面が要らん情報まで補足してくるもんだから、アルヴィくん…いや、アルティナちゃんか?…ずっとタジタジです(笑)

王都来訪の目的は古代遺跡の出資者を募るため。そんなわけでモコモコスキルは今巻はちょっとだけお休みです。
続刊は田舎ののんびりホッコリテイストではなく、洗練された王都の空気感を存分に味わっていく巻。当然人と人との関わりが多く、ミュラー男爵家を取り巻く相関関係に加え、レオンの華麗なる王族ファミリーまで登場し、縦も横の関係もかなり詰まってきました。要するにかなりワチャワチャハチャメチャな滞在模様です。

アクが強いキャラが増えれば増えるほど、アルヴィの毒が強くなるのはご愛嬌。若干11歳にして子どもらしからぬ聡明な受け答えをハキハキとするアルヴィに、皆が魅了されていくのは当然っちゃ当然です。
アルヴィの親族ですからね、ついでにいうとレオンの家族ですからね。すっかり皆のお気に入りとなったアルヴィの人タラシな一面にニヤニヤしまくりでした。関係者たちは変な人たちばっかだけど(ステータス的にも)、嫌なヤツがいないのがストーリーをめちゃくちゃ面白く仕上げています。見せ場も十分、エンタメ性も十分、キャラは言わずもがなですが、以前にも増した2人のイチャエロターンも申し分なしでした。

王都の騒がしさもあってか、アルヴィお得意のモコモコ魔法の出番がなくて寂しいなぁなんて思ったのも、ほんのちょっとだけです。それに、今巻のアルヴィは諸般の事情により、色んな姿を披露してくれるのでソッチの楽しみにずっかり意識が向いてました。
アルヴィクトール……11歳のミュラー家男子次男
アルティナちゃん……アルヴィの伯父の娘
アル……レオンの恋人

男の子も女の子も青年も、見事に三役を演じ分けるアルヴィにご注目下さいね。
女装のアルヴィこと…アルティナは多分王都編でしか見られないレアキャラだと思います。領地に帰ればほぼほぼアルヴィ…ときどきアルの二交代制なので、ここはしっかりアルティナ嬢の姿を目に焼き付けておきましょう。


出資者を募る目的以上に、人脈の幅を広げていくことが実は王都編の目的なのではと思いました。
強力な後ろ盾ゲット!お抱えの画家ゲット!頼もしい護衛2人の追加加入決定!
アルヴィの従兄弟のお兄ちゃんもお手伝いにくることになりましたし、アルヴィの周辺は賑やかになりました。味方や仲間が増え、より一層領地経営にも力が入りそうで次巻が待ち切れませんヽ(´▽`)/

アルヴィと愉快な仲間たち一行はこれからどんな動きを見せていくのでしょうか。
古代遺跡の収益にしても、特産物のことにしても、ミュラー家領地を魅力ある土地に開発していくアルヴィの手腕を引き続き期待しています。
その過程でレオンとの閨事も遂にファイナルまで進むかどうかも気になりますし、運命の相手として2人の絆が高まっていくといいな(*´︶`*)

大所帯となったアルヴィたちの田舎ライフが既に楽しみです。

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