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おげれつたなか先生の作品はどれも好きなのですが、この作品は正直そこまでじゃありませんでした。
攻め受けどちらにも感情移入できないし、感情を揺らされるほど2人のことを知らないまま話が進んで行ってこちらは置き去りな感じ。
この設定なら、ヤクザの父親と受け、宗教に心酔した母親と攻めのバックボーンを強めに描写してもらった方が、ダークだけどハピエンという振り幅が明確になったのではないかな…と思いました。
ハッピーオブジエンドのような思い切りダークか、個人的には、ヤリチンビッチ部のような思い切りバカエロのような100対0くらいの振り切りの方がしっくりくるのかもしれません。
難しい…。
話のはじめは金持ちボンボンの悠星、モテたいからとホストをはじめるも周りから裏でバカにされ金ズルにされている。そんなホストクラブに貧乏育ち金がないけどバイトが続かない大和が働きに。
可愛い表紙に序盤も笑いあり、ああ笑える感じなのかなと読み進めたら、宗教二世や両親から愛されなかったりと設定やや重めの今作。
ヘラヘラ何も悩みがなさそうな悠星も過去に継母から何度も捨てられ、友人も金目当てだったり人と上手く関係を築けない。
対して大和は母親が宗教にハマり献金で生きていくのに苦労し最終的に母親も自殺。絶対自分はならないと金に執着し、悠星から取れるものとってやろうと企むとお互い引かれあい。
序盤から笑いもあり、いちゃラブあり、裏切りあり、でも幸せな二人で終われて個人的には大満足でした。寂しかったんだよね、お互いをお互いで埋めることのできる存在。
おげれつたなか先生、ハッピーオブジエンドも大好きなのですが、めちゃくちゃ重くて読み返すのには中々気合いを入れないと私には難しく。
こちらもやや重めの設定でありますがハピエンで読み返しやすくて嬉しい〜!
共依存のような、でもお互い救われて、もっともっと幸せな2人を見たいな。番外編、待って
久々におげれつたなか先生の作品読みました。
前回読んだのがハッピー・オブ・ジ・エンドだったので振り幅がすごかったです。笑
おバカな2人が繰り広げるエロラブコメかと思いきや、2人のバックグラウンドにある仄暗い過去のトラウマを描く辺りはおげれつ先生作品ぽいなーと思いました。
ただストーリー展開はありきたりな感じだし、主人公2人へのキャラ萌えもなかったです。
おげれつ先生の作画クオリティとストーリー運びのテンポの良さで面白くは読めましたが、特に印象に残るような作品ではなかったです。
大和が悠星との出会いによって宗教二世という重い生い立ちからどう解放されていくのか、というのをラブコメでなく普通に描かれていた方がもっと魅力的な作品になったように思います。
私はおげれつ先生作品は暗くてハードな方が好みなんだろうな。
ケーキ…こんなに可憐な表紙なのに可愛いだけではすまないのが流石おげれつ先生の作品です。お金があっても満たされない心とか嘘をついても人の気をひきたい、独りになることの怖さ、、感情の表現がすごかった〜!!
教会への献金や配信者など旬な題材なので数年後に読んだらこの時代のことを思い出しそうです。
ふたりが一緒にいることが段々と自然になってきてからの最後のあのハラハラ感!どうなるのかと思ったけどお金は無くても楽しく暮らす様子を見てほっこり。
金銭的なところで、真逆の環境にあった攻めと受けの話。
お金を稼ぎたい攻めがホストに就職し、受けと出会いますが、受けは親が経済ヤクザのお偉いさんで子供の頃から裕福な暮らしをしており、お金のためではなく、女の子と遊びたいからホストをしています。
二人とも下半身ゆるめで彼氏のいる女子と遊んでいた受けが彼氏にボコられ、それを攻めが助けた流れで受けの家に行き、酒の勢いで受けが攻めにお口で奉仕します。
その後、受けがホストを辞めて動画配信者を目指すと言い出し、攻めはヒモのような感じで受けの家に住みつき、動画制作を手伝うことになります。
動画配信は全く視聴率が伸びず、このままだと自分は給料をもらえないと攻めが不安になっていたところにホスト時代の先輩から受けを投資詐欺に引き込むよう話を持ちかけられ、詐欺グループのところに受けを連れて行きます。受けは受けで寿司屋で騒ぎを起こしたことで父親からクレカを停止すると言われて、金で攻めを繋ぎ止めておくことができなくなると不安になり、詐欺だとわかっていてサインしようとします。
寸前で攻めがそれを止め、二人ともぼこられていたところに詐欺グループの元締め(?)のようなおっちゃんが来て、その人が受けの父親の部下だったことから二人とも事なきを得ました。
最後は攻めのアパートで二人ともバイトをしながら一緒に暮らしている感じで終わっていました。
二人とも愛情の薄い家庭に育っていてバックグラウンドは重いですが、受けが楽天家のせいか終始パリピのノリでシリアスや切なさは全く感じなかったです。コミカルな部分を楽しむ話だと思いますが、迷惑系〇-チューバ―な行動を面白いとは思えず、キャラ萌えも薄かったです。
読み返すことはないと思いますが、さらっと読めて読後感も悪くなかったので、評価は萌1にしました。
