「こんなの友達とやることやない――恋人同士がやることやろ」

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その音はいつか愛になる

sono oto ha itsuka ai ni naru

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表題作その音はいつか愛になる

岡村一真
高校生
吉永結斗
高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

両親を亡くし、親戚の家を追い出されるようにして上京してきた一真。
慣れない都会の学校で居場所を見つけられずにいたが、
同じクラスの結斗が話しかけてくれたことで、交流が始まる。

屋上で一緒にご飯を食べ、結斗に言われるがままに髪型を変え、
気づけば一真はクラスの輪の中に自然と入れるように。
いつしか互いが“特別な存在”になっていくが、結斗はある病を抱えていた。
ふたりの孤独が重なり合い、寄り添った夜に、初めてのキスを交わして……。

「こんなの友達とやることやない――恋人同士がやることやろ」

痛みと優しさが混ざり合う、かけがえのない青春BL。

■収録内容
・「その音はいつか愛になる」第1話~第5話…電子版CIEL掲載作品を加筆修正
・描きおろしマンガ12P

作品情報

作品名
その音はいつか愛になる
著者
季田ビスコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041170755
4.6

(12)

(9)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
56
評価数
12
平均
4.6 / 5
神率
75%

レビュー投稿数2

旧タイトルのときから追っていました

タイトル「その音はいつか愛になる」
意味がわかると、とても素敵なタイトルです。
こちらは移籍されてからのタイトルですが、実はもともと、「きみの心臓がまたたく。 」というタイトルでした。どちらも素敵ですね。

さてお話は
関西から引越してきて都会の高校に入学した一真は前の席の結斗と仲良くなり進展していくというものです。

一真は幼いころ、両親が事故でなくなり、叔母に引き取られますが、嫌々引き取ったのがわかる冒頭の叔母の酷い言葉には衝撃を受けました。

このとき、一真は自分だけが生きている事実がつらくててなんて心臓の音ってこんなに汚い音なんだろうと思ってしまう、そのくらい子供心に傷ついてしまっていて。そして高校進学を機に家から出るように叔母に促され、引っ越します。

一方、屈託なく笑い、友達も多い結斗ですが実は生まれつき心臓の病気があり、、、。
親が心配するから普通に暮らせるのに運動を制限されたりして窮屈な結斗。

そんな結斗を一真がプールへと連れ出すシーンは美しかった!

死にたいとすら思っていた一真と、自由に生きたいけれど疲れてしまった結斗がそれぞれの痛みを共有し特別な存在になっていって、二人で生きたいと思うようになります。

二人が出会って、「生きる」ということを「心臓」というキーワードを通して前向きに考えられるようになったのが本当に良かったです。

プールに太陽の光が差し込み、キラキラと輝くようなそんな素敵で眩しいアオハルBLでした!

1

「普通の子」として扱われたい。そんな思いを共有する二人の、どこまでも優しい物語

季田ビスコ先生、『星空を見つめたそのあとで』シリーズが大好きです。
そんな先生の新刊もまた、優しさに満ちホロリとくるお話でした。

不憫寡黙攻めの流す涙に、私も涙…( ; ; )

置かれた状況や境遇は違っても、「普通の子」として扱われたいー
という思いを共有する高校同級生二人の、切なく優しい恋物語。

主人公は大阪を出て一人暮らしを始め、高校に入学した一真(攻)。
5歳の時に両親が事故死、伯母に引き取られるも”面倒な厄介者”扱いをされ続け…
という不憫寡黙攻めです。

「伯母さんは小学校も中学校も通わせてくれた」
「家におらせてくれた」
「風呂もトイレも使わせてくれて生活の不自由は何もなかってん」
と、当たり前すぎる扱いを”ありがたかった”と語る一真の言葉が本当に切なくて...


対する受け・結斗は、大智・康介という幼馴染みや友人に囲まれて過ごす明るいキャラ。
でも実は、ある病を抱えておりー

という事実が途中、明らかになります。


何よりグッとくるのが、生まれて初めて”友達”ができ、
”普通の子ども”としての生活を経験する一真の感動が、
ダイレクトに伝わってくるところ!!

伯母との生活の中で、話しかけても常に無視されることから、
人に話しかけること自体を恐れ、避けるようになっていた一真。

そんな一真に邪気なく明るく近づく結斗が、一緒に昼ごはんを食べ、
一真に美容院へと連れて行き見違えさせ、いつの間にか一真はクラスに自然と溶け込んでゆくのです。

「しんどかったねぇ」と言って一真を抱きしめる結斗。
その温もりと、一馬の心の高鳴りが伝わってくるようなシーンが、とても印象的でした。

もう一つ、胸がきゅんとなり、同時に切なかったのが、
結斗が自分のお弁当の卵焼きを一真にあげようとするシーン。

友達がいままで一人もいなくて、人と接することに不慣れな一真は
「これ食べてええの…?」と困惑するのですね。

あげたり、もらったり。
そんな友達同士の”当たり前”を経験したことのなかった一真の戸惑いと照れ、喜び。
なんか、なんというか…

「ああーーーーー…!」と叫び出しそうなほど、
胸がいっぱいになってしまった。。( ; ; )

結斗のおかげで、その年齢らしい「普通の子ども」としての生活を始めて体験し、
救われる一真ですが。

病気のせいで体育の授業にも参加できず、行動に制約のある結斗もまた、
一真との交流の中で「普通の子」としての扱いを受け、救われていくんですね。

眩しいほどピュアな相互救済に、読んでいてなんだか泣けてきてしまう。。

寄り添い合う二人の気持ちが単なる”友情”を超え、
”恋”に変わっていくのは必然だよね、と思えました。

難しい手術を受けることになった結斗が
それを一真に隠そうとしたことから、
ああーーすれ違いターンか!?と思わせる切ない展開になるのですが。

大智、グッジョブ!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
二人の背中を押してくれる友人の存在が、なんとも心強い…!

二人が初めて体を重ねた際の、
「もう絶対に いなくならんといてな」
という一真の一言と涙に、私もホロリと泣かされました( ; ; )

そして…
意外にも?受け・結斗の方がキスやその先に当初から積極的で、
攻め・一真の方が結斗の一挙手一投足にドギマギさせられている構図にキュン!(*´◒`*)

ウブウブな攻めがどぎまぎ、あたふたする様が可愛くて//

じんわり沁み入る、高校同級生×相互救済の物語。
攻めの涙が美しくて、強く印象に残ります。
切なく優しい世界観にじっくり浸れる一冊でした・:*+


★修正:ライトセーバー(電子シーモア)
抜き合い描写+描き下ろしに二人のエッチ描写があります。

電子限定の描き下ろしは「体育祭での借り物競走」。
一真の愛が伝わってくる、あまあまなお話に蕩けました(*´◒`*)

1

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