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4巻の続きから始まるので5巻と言ってもいいのでは。タイトル通り4巻の「その後」の様子からお話が始まります。その他短編が多数。タイトルと内容を覚書します。
以下ネタバレ含みます。
半歩峰の闘いのその後。晏無師は沈嶠の甲斐甲斐しい看病にて回復、しかしまたしてもやらかして逃げられてしまう。
晏無師が沈嶠に冷たくすることで気を引く作戦にでます。これが功を奏してしまうから参ってしまいます。なんと沈嶠からの口づけ!これは破壊力が凄まじかった⋯。さすがの晏無師も大爆発。
手練である晏無師のお手並みやいかに⋯と待望の濡れ場はまさかの朝チュンッ⋯!沈嶠の清廉性の高いイメージはそのままに。⋯御意m(_ _)mちと寂しい感は否めません。
天下一となった強者、晏無師が、「玄都山の入婿」とまで弟子に言われるのは大変に愉快。まさにデレデレである!
全巻表紙見ると、晏無師の視線の移り変わる様子がわかりますね。この巻は沈嶠にロックオン。すっかり執着攻めサマとなったことに大満足であります。
先生の思いのこもった後書きに涙。
「魔と道、両者共に相手に染まることなく、それでも二人は互いのために一歩だけ歩み寄り、譲り合うことを選びます⋯⋯
いつも前向きに明るい心を原動力にして人生を歩んでいくのです、沈嶠と同じ様にたゆまず前へ進み自分らしく円満な同心を得られますように」
私達の中の二面性を魔と道とし、痛快に描かれる古代中国武侠。そしてそこに幾重にも絡まる人間性と、真の強さとは何かを訴えかけるという奥行き深いストーリーに唸りました。初めての武侠、江湖モノ、大変に楽しかった⋯。
他、たくさんもの短編が詰まってます。
番外編内容は過去の特典なども含まれているようですのでご留意ください。
『その後』⋯4巻続き
『玉生煙』⋯玉生煙、半歩峰に追いやられる
『除夜』⋯大晦日に、過去の夢を見た晏無師
『晋王』⋯晋王となった楊広が玉秀と訪ねてくる
『本性』⋯やっぱり晏無師は性悪by広陸散
『希望』⋯追われる殷川を沈嶠が助けるお話
『兎の提灯』⋯沈嶠が現代と過去で入れ替わるお話
『歳月』⋯遠い昔の沈嶠と郁藹と祁鳳閣とのやりとり
『竹林』⋯晏無師の難題を玉生煙に繰り返す辺沿梅
『小鳥のシロ』⋯鳥目線で捉える沈嶠と晏無師
『中元節』(日本語版限定 番外編)⋯十五を迎えにきた沈嶠が晏無師に連れ去られる
『茶屋にて』⋯さっむいテラス席で「想い人」を待つ晏無師を見てる茶屋店長視点のお話
『一甕の酒⋯酔った沈嶠と、それを遊ぶ晏無師
『葱』⋯晏無師の好き嫌いに徐々にキレる沈嶠
『玄都山小話』⋯1.師尊は玄都山の入婿状態by玉生煙 2.十五とお酒とお年玉 3.晏無師ゲテモノクッキング
『千秋を愛する 読者の皆様へ』
となっております。
日本語版限定である『中元節』に、「飾り灯籠の催し」とあり、表紙はこれを指すのでは⋯素敵です♡
晏無師の眼差しが沈嶠を愛でていますね⋯!
ニハ、魔道祖師、千秋と読んで、この作品は武侠というテーマもあり、一番スッキリしていたという感想です。勧善懲悪ドラマを見終わった後のような余韻。私のような中国BL初心者でもスラスラ読める懐の深さを感じました。沈嶠のひたすらに清い人柄のおかげとも思います。
この強×強カップル、まだまだ読みたい気持ちもあります⋯。
梦溪石先生、翻訳の先生、素敵な作品をありがとうございました!
千秋4巻のその後と小話をまとめた番外編になります
千秋4巻では、沈嶠の成長と苦しかった出来事を見事に清算するスカッとした大団円が描かれていましたが、BLについてはえっ!そこで終わる?という終わり方だったので番外編が楽しみでなりませんでした
晏無師と沈嶠は一体どうなるの!?
という期待に胸を膨らませて番外編を読了した結果は、「最っ高!!」でした
安心してください
激甘です
千秋1~4での晏無師の理解しがたいサイコパス行動が絶妙な前ふりであったと今なら思えます
むしろ番外編の晏無師が可愛くさえ思えます
晏無師は沈嶠と出会った当初、恋愛とは違った意味で沈嶠に執着していました
綺麗なものをぐちゃぐちゃに汚して壊したいといった破壊衝動のようなものでしたが
番外編では隠すことのない激しい恋情になっています
4巻に続く「その後」では、恋愛について全くの無知である清い沈嶠に対して、沈嶠が晏無師に既に惚れていることを自覚させ、自らの意思で晏無師のもとに堕ちてくるように駆け引きに出ます
とあることがきっかけで、沈嶠は自分が晏無師を恋慕っていることに気付くのですが、そのきっかけさえも綿密に仕組まれていました
(意外と部下に慕われている晏無師)
恋を自覚した沈嶠の可愛さがここから炸裂します
天下一の道門の掌教だとか、そもそも道士だとか一切迷いなく、「想い人」である晏無師にどうやって自分の想いを伝えるかを真剣に悩み、人に相談までする程です
駆け引き中の晏無師はわざと沈嶠に冷たいのですが、そんなこと分かる筈もない沈嶠は焦って精一杯の行動に出ます
本当にこの場面は可愛かったです!!
こうして獲物(沈嶠)を仕留めた晏無師は怒涛のごとく最後まで突き進みます
直接的なエロ描写はありませんが
作者様の高い表現力で「いたしている」ことは明確に分かりますので大満足です
晴れて激甘新婚夫夫のような関係になりますが、2人がとても幸せなので本当に良かったです
相変わらず意地悪はする晏無師ですが、沈嶠への優しさに溢れているので弟子たちは見たこともない師尊の姿に驚きを隠せません
小話では更にその後のお話や周囲の人々や過去のお話、変わり種として過去へのタイムスリップ、幼児化など盛り沢山なので、本編のように精神が抉られるようなこともなく、ほのぼのと楽しめるようになっています
あと鹿が可愛いです
番外編を読み終わってからもう一度
千秋1巻から読み直してみようと思いました
