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表題作Ragnatela

マウロ
イタリア人留学生
基己
19歳、大学生

あらすじ

ちまたでは二十歳までに幽霊を見なければ、
一生見ることはないと言われている。
ところが大学生の基己は、あと3ヶ月で二十歳という時に、
突然『それ』に悩まされるようになった…
ある日、祖父がエクソシストだったという
留学生・マウロを紹介される。
マウロと一緒に寝ると『それ』は現れなくなって!?

(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)

作品情報

作品名
Ragnatela
著者
後藤 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics
電子発売日
4.8

(7)

(6)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
34
評価数
7
平均
4.8 / 5
神率
85.7%

レビュー投稿数3

No Title

大好きな後藤先生の短編!
配信日に拝読していましたがレビューが遅くなってしまいました(涙)

タイトルを先に調べてしまったので、ぜひ何も調べずにネタバレナシで読んでほしいです!!!


↓↓↓以下、ネタバレ込みレビューです。↓↓↓



タイトルはイタリア語で「蜘蛛の巣」を意味する言葉。
大学生の基己は、夜な夜な現れる黒いモヤモヤ(妖か幽霊か…)のせいで眠れない日々を過ごしていると、エクソシストの家系である留学生のマウロを紹介される。

マウロが「なんとかしてあげる!」ということになって基己の部屋へ。。
ホッとした基己の表情がとても可愛い。部屋で和気藹々と話して距離が縮まる二人。
(後藤先生の描かれる等身絵も大好きですがコミカルなシーンのキャラも可愛くて大好きです。)

そして、夜。マウロに添い寝してもらったら黒いモヤモヤが現れなくなり、一人だとやはり現れる…。しかも偶然とはいえ、基己の母が倒れ、さらに不安に押しつぶされそうになる。
そんな時にマウロが心配して様子を見に来てくれたら惹かれてしまう〜!

母のことは偶然でしょうが、モヤモヤの正体がわかると!!また、マウロの根回しの良さ、基己に惹かれた理由がわかると、おおお〜!!と!この周到さにビビりました。
ピュアな受けちゃんを描かれるのがピカイチの後藤先生ですが、執着系ドス黒攻めさまは意外で(いやでも純粋な一目惚れでもある)、そこも面白かったです。

1

ネタバレ抜きで読むことをお勧めしたい!

先日「つばめがくるりと輪を描いた」を読んでとても素敵な作品だったので、本作も興味を持って読んでみました。全40ページ。連載なのかなと思ったら短編でした。

こちらなるべくネタバレ抜き、前知識なしで読まれることをお勧めします。できれば人物の属性なども見ない方がいいかも?
以下ややネタバレがありますので、未読の方はご注意ください。


まずタイトルの「Ragnatela(ランニャテーラ)」って何かな?と検索してみたら…
「イタリア語で「クモの巣」を意味する名詞。クモが張る巣そのものを示すほか、比喩的に「罠(わな)」や「陰謀」を表す際にも使われる」
とのこと。
しかも攻めの属性は「腹黒・執着」…。
これだけでなんとなくストーリーが見えてくるような…w

大学生の基己は、夜な夜な黒くて不穏な気配に悩まされるようになる。エクソシストの家系の留学生マウロに頼んで添い寝したら、それは出なくなって…というお話。

私は読む前にマウロが「腹黒」「執着」というのを見てしまったのですが…
登場したマウロはとても優しい好青年。
基己も素朴で可愛らしい青年。
二人のほのぼのしたやり取りを読みつつ、マウロがどんな腹黒なのかワクワクしながら読みましたw

マウロと添い寝すると黒いのは出ないけど、マウロがいないと相変わらず出てくる。
必然、毎日マウロと一緒に過ごして添い寝するようになるけど…。

マウロが食費と光熱費まで出して毎日一緒にいるようになり、基己もマウロの優しさと思って受け入れていくので、読み手のこちらは「どんどん蜘蛛の巣張り巡らされてる〜?」なんてちょっとハラハラしますw

終盤にはマウロがハグしてキスしてきたけど、基己は「向こうじゃ挨拶だもんな」なんて、マウロの下心に気づかない。ピュアな基己に心配になりますw

ラストにとうとうマウロの本性が!
無邪気な顔してなんつー腹黒!!
もはやサイコパスみを感じます(;´Д`A
いやサイコパスだよ、この人!!
怖いを通り越して笑ってしまいました…Σ( ̄∇ ̄; )

この人にロックオンされたら、もはや基己は逃れられないだろうな〜。マウロの手練手管によって、恋人になってしまう近い未来が見えてくるようなラストでした…( ˊᵕˋ ; )

「つばめが〜」の脇役の洋輔にも感じたんですが、先生こういった一見無邪気だけどヤバいキャラ描くのがお上手ですね!本作も面白かったです。(基己は少々気の毒な感じするけど…)
今後の作品も楽しみにしています♪

(軽く触れるキスまで)

1

爽やかな顔してエグいことしやがる

可愛らしい絵柄と初々しい恋模様に、さてどんなお話になるのかと微笑ましく見守っていましたが、まさかの衝撃事実……(((;゚Д゚)))

マウロが基己に惹かれているのは分かっていましたが、既に物語はマウロ劇場の手の中にあったのですね。
最後のページのマウロの願いにゾワリとしました。

マウロはイケメンでカッコよく、人当たりもいいイタリア人留学生。基己と一緒にいるときはピュアさが滲み出ていて可愛らしい表情をも見せてくれます。
なのですっかり思い込まされてしまいました。
マウロの恋は曇りのない真っ直ぐなものだと。

いや、確かに真っ直ぐではあったけど、そのやり方は禁忌ともいえるもので、基己の恐怖心を利用するやり方は褒められたものじゃありません。
こんなことをしなくても普通にアプローチしていたとしても好きになってもらえたんじゃないかなぁ……。マウロにサイコパスの気を感じなくもなかったです。

「Ragnatela」のタイトルも、イタリア語で「クモの巣」を意味するところからしても、こ…怖い…
ホラー系なのか、ダーク系なのかよく分かりませんが、爽やかにも感じてしまう読後感に少しばかり戸惑っています。
基己にとってこの真相が不幸への道筋となるのか、幸せへの道筋となるか、ハッキリと終わりが示されていないところがやけに不気味でした。

マウロの願いが今後叶うかどうか、叶うとするならどんな景色なのか、読み終わっても未だ気になってしまう私の気持ちも、マウロのクモの巣に捕らわれているのかも知れません。

2

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