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恋も愛も欲しくない

koi mo ai mo hoshiku nai

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表題作恋も愛も欲しくない

森川 玄
人気パティシエ、36歳
茜 朝
人気イラストレーター/デザイナー、25→26歳

その他の収録作品

  • 食の好み(描き下ろし)

あらすじ

人気イラストレーターの朝は依頼主の有名パティシエ・森川が自分の陰口を言っているのを聞いてしまう。腹を立てた朝は、森川と面識がないのをいいことにわざと彼の誘いに乗り、一夜を共にしたあと消え彼のプライドを傷つけることに成功した……ように思えたが、森川はお構いなしに求愛してくる。だが朝は恋愛感情を持たない性質で――!? しくじり恋愛続きのイケメン×恋心を持たない男子のフュージョン・ラブ!

作品情報

作品名
恋も愛も欲しくない
著者
金井桂 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403680519

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40

4.8

(14)

(12)

萌々

(2)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
68
評価数
14
平均
4.8 / 5
神率
85.7%

レビュー投稿数2

ダメンズホイホイ男前×「恋」という感情を持たない男、気持ちのラリーの末に結ぶ関係性

とても、とても沁みるお話でした…
読み終えて胸がいっぱいになり、込み上げてくるものをじっと噛み締めました。

”アロマンティック”(と作中では断言されてはいませんが)で、「恋」や「愛」という感情を持たない主人公。
難しい設定を、ごく自然に読者の理解や共感を促す形で描き出されているところが素晴らしかった。

恋愛感情を抱かない体質の人気イラストレーター、朝(あさ・受)。
ある日、依頼主で人気パティシエ・森川(攻)が自分の陰口を言っているのを聞いてしまい、腹を立てます。

そこで森川に顔が知られていないのを利用し、彼の誘いに乗って一夜を共にした後、姿を消すことに。
森川を驚かせ、傷つけることには見事成功したものの、
後日思わぬ形で再会し、真摯に謝られた上「恋人になってほしい」と言われー

と始まるお話です。

まず何よりも良かったのが、攻め・森川の一途さと、大人の包容力。
初っ端から朝の悪口を言っていて、始まりこそ”嫌な奴!”と思わされるのですが、その後の巻き返しがもう、すごかった。

自分の非を認めて潔く謝り、真正面から「好きだ」と伝える。
("Foodie eatsでーす!”と電撃訪問してくるシーンが大好き♡)

朝が”自分には恋愛感情自体がない”と告げると、勘繰ったり疑ったり非難したりすることもなく、それを事実として受け止める。
そして受け止めた上でなお、「付き合いたい!」と申し出る。

森川がここから怒涛のように畳み掛けて見せてくれる男気と包容力と忍耐力よ!!
読み進めるうち、すっかり心奪われました。

「できるだけ長く関係を続けたいし 独占したいし 君にも俺を独占してほしい」

こんな情熱的な言葉をかけられたら、私なら一発で落ちてしまう…

けれど、恋愛感情を持たず理解もできない朝は、
この時点ではただただ「ほえ〜」と驚くばかりなんですよね。
くっ…もどかしいー…!!!!

で!

そんな”恋愛感情を持たない”朝の心が、森川との交流が深まるにつれ、徐々に変化してゆくー

その様、過程が決して強引ではなく、ごくごく自然で納得できる描かれ方なのです。

朝の内面が深堀りされる描写も印象的でした。
「恋愛感情を持たない」からこその恋への憧れ、自分だけが理解できないという苛立ち、焦り、歯痒さ。

愛を告白されても、同じ熱量、同じ気持ちを返すことができない。
それを常に後ろめたく思い、そう思うこと自体がおこがましいとも感じる…

だから一生ひとりでいることを覚悟し、
いつひとりで倒れてもいいように備えてあるー
そんな独白が切なく胸に迫ります。

初めて体を重ねた日から、ずっとずっと朝に恋している森川。
森川視点で見ると、いくら想っていても簡単には伝わらない思いがもどかしく、辛く、同情してしまいたくなるのですが。

持っていないものを求められても「返せない」朝もまた、苦しみ悩んでいることが分かります。

双方の視点から物語に没入し、この関係性がどう着地するのか、ハラハラドキドキしながら見守りました。

自分が返せないから、人にも求めないー
そんな朝が初めて「愛されたい」と願ったのが森川で、その気持ちはもう私から見ると”恋”なんじゃないかな、違うのかな、とも思うけれど。

大事なのは、恋とか愛とか、そういった言葉、名前づけではないのですね。

持っていない「恋」という感情を見せてくれ、と言うのではなく、
それぞれが持っている「情」を持ち寄るー

そんな関係でいたい、と願う森川の言葉と
朝からの「パートナーになりたい」という言葉。

もうここで胸いっぱいになってしまった。。( ; ; )

恋とか愛とか、言葉ではくくれない
特別な感情で結びついたふたり。

描き下ろし前、森川が伸ばした手をとる朝の笑顔、
そのクライマックスに歓喜しました。

差し出されたもの、向けられる感情を
今まで受け取ることができなかった朝が、
初めて受け入れ、自分も同じものを与えることができるー
という喜び。

そんな気持ちがダイレクトに伝わってくるシーン、グッときたなあ。。

当て馬として出てくる美大OBで朝の恩人・乙崎さんも良きキャラでした。
嫌味がなくて誠実で…
彼もどこかで救われてほしい。

パートナーとなった二人のその後も、
いつかどこかで覗くことができたら嬉しいな。

時間をかけて、少しずつ変わっていく気持ちと関係性。
そんな描写がじんと沁みる、素敵なお話でした。


★修正:ライトセーバー(電子シーモア)
1コマのみの描写です

0

本当に良かった

イラストレーターの朝がパティシエの森川と一夜を共にするところから始まります。

森川が自分の失言を朝に謝罪した上で告白をして、恋愛感情がないと言う朝に誠実に向き合う姿にとても好感が持てました!

最初は顔が好みだから『かなり好き』という森川の恋愛体質ぶりに戸惑いましたが、朝の内面を知り『ずっと側にいられたらいい』と朝に寄り添う森川が格好良かったです!

当て馬な乙崎が登場しても朝に恋愛感情を求めない森川だからこそ、朝の特別になれたんだと思うと胸が熱くなりました!
両想いになれて本当に良かったです!

同棲する2人が見たいので続編希望です!

シーモアは1コマだけ白抜き修正がありました。
可愛い朝を垣間見れて眼福です!

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