キチクなライバルに抱かれて!?

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表題作AD(アド)コンプレックス 3

世羅藤臣:人間としての平穏と伴侶を得たCCO。
有栖一希:公私共に強さを得たCCOのパートナー。

その他の収録作品

  • Manhattan Love Story

あらすじ

広告代理店のパワーエリートにして完璧な紳士、その正体は傲慢でエロくて獰猛な男! そんな世羅と組んでから、思いがけず息の合ったコンビで仕事は順調な俺。でも世羅が大リストラ計画に噛んでいることが判明して…やっぱりヤツは敵なんだ! なのに俺ってば、殺気立った肉食獣みたいな瞳をした世羅に抱き締められて「初めて」まで奪われてしまって…! もう絶対に流されない。そう決意した俺に、世羅は「NYに帰る」と告げて!?
出版社より

作品情報

作品名
AD(アド)コンプレックス 3
著者
岩本薫 
イラスト
蔵王大志 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
AD(アド)コンプレックス
発売日
ISBN
9784048670982
3.3

(3)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

文脈の有効活用

2005年にビーボーイノベルズで刊行されたものの文庫化です。
シリーズはこれにて見事完結と相成ります。

吸収合併をした会社に勤務しつつ隠密視察をする未来のCCO。
吸収合併された側でありながら卑屈にならず自らの道を迷い
ながらにでも切り開いてゆく努力家。
相対する二人が恋に落ちるというのはあくまでもボーイズラブと
言う文脈の中だから成立する事。そして、ボーイズラブと言う
文脈に安易に頼り切ってしまえばこのシリーズは多分後二巻程
水増しされていた筈です。

しかし、作者様も版元様も偉かった。

ボーイズラブと言う文脈の中で表現できる心理描写を巧みに
活用して護る護られるだけじゃない受攻の関係を織り上げ、
艶やかさと燻し銀の輝きを同時に提示するという荒業を自然に
提示したのですから。
実に歯応えも腹応えも良いシリーズ、及びその最終巻でした。

同時収録作に上げたのは黒船軍団残り二名のその後です。
悪魔にも慰撫が必要、と言う事で。

2

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