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表題作獣は贄に愛されたい 下

ヨル
フィリスに拾われた獣人
フィリス
ある宿命を背負う実子(みこ)

その他の収録作品

  • 行きたいところ

あらすじ

「フィーは絶対誰にも喰わせない」
この世でたったひとりの大切な人であるフィリスに拒絶されてしまったヨルは悲しみのままひとりぼっちで森を彷徨っていた。
ふと顔を上げると辿り着いたのは奉納祭の社。なんとなしに歩みを進めると突然黒い靄に取り囲まれて…!
突然の危機の最中、思い出したのはまだ子供だった頃のずっと昔の記憶。実はヨルの正体は――で…。
大好きなフィリスを救うためにすべてを思い出したヨルは?

作品情報

作品名
獣は贄に愛されたい 下
著者
七菱ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋水社
レーベル
秋水デジタルコミックス
発売元
青泉社
発売日
電子発売日
ISBN
9784867782422
4

(4)

(1)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

いろいろ気になる点が多くて…

もうすぐ土地神の贄となる運命のフィリスと、かつてフィリスに拾われて家族となった獣人のヨルのお話。
上巻を読んで続きが気になったので、下巻も読んでみました。全201ページ。以下ネタバレあります。

上巻ラストでヨルがフィリスに「俺じゃダメ?」と告白するも、自分の運命を嘆くフィリスに「出てって」と言われて家を出た続きです。

ヨルはトボトボ歩くうちに、奉納祭の行われる社にくる。
そこで謎の黒いモヤモヤに襲われて、過去の記憶が思い出す。そこに白い獣人が現れて助けられ「お前が次の土地神だ」と言われる。
ヨルは土地神の一族というのは上巻でも予想できた内容。白い獣人の正体も多分…。

続いて、ヨルが普通にフィリスと生活してるので、どうした?!と思ったら、あの後フィリスが迎えに来たのね。

ヨルは可愛いワンコだったのが、急に大人びてフィリスにベタベタしなくなった。上巻で拒まれたから自制してるのかな。
クールなヨルも格好いい!

ヨルはフィリスに自分が土地神だと伝えて、儀式は終わらせると宣言するが…
フィリスはヨルが贄を食べてきた土地神の一族と知り、ヨルを怖がるようになる。う〜ん、焦ったい。ヨルかわいそう(´•ω•̥`)
ヨルはフィリスに嫌われてるとしても、とにかく儀式まで側にいてフィリスを守ると決意する、一途だ〜!

とうとう儀式の前日になる。
禊をしながら、ヨルとのこれまでの生活に想いを馳せて涙するフィリス。禊の間、ヨルはフィリスに触れないので、涙を吸いとるシーンがロマンチックです。

そしてここで、王の後継となって城へ行ったテオが駆けつけ急展開に。
儀式は中止になるが、社の奥から悪意を感じるヨルが、フィリスと一緒に向かうことに。

土地神が悪霊に取り憑かれて贄を食べてたってことのようなんだけど…
悪霊と同化?しちゃって、こんな禍々しくなってるのに、数年に一度の贄で満足するの?って思ってしまった。
ヨルと悪霊の戦闘シーンはなかなか迫力あります。
例の白い獣人がまた現れてちょっと胸アツな展開でした。この人は消えちゃうから、死んだ後霊体みたいになってるのかな?
土地神は昔は人間と共生してたらしいから実体があるとして、ヨル以外の土地神はどこで暮らしてるんだろう?悪霊に取り憑かれてたナギって土地神はずっと社の奥にいたということ?
などなど、土地神についての説明があまりないので、疑問が次々わいてきます…。その辺、考えすぎちゃダメってことかな?( ˊᵕˋ ; )

それから城から来たフィリスの幼馴染のテオなんだけど…
テオは実は国王の子で、後継がいないから上巻で城に行った、てことで、お城で後継になるべく教育を受けているんだと思ってたんですが…
この下巻で「人身御供を伴う祭事を禁止」と国王の命を伝えに来たのかな〜と思ったら…
「俺が王として最初に施行する法律」というセリフが出てきて「…ん?」てなりました。
え、もう国王になったってこと?この前城に行ったと思ったら、もう王様なの?その辺の説明一切なかった気がするけど、そんな急に王様になるの?とか、本編にあまり関係ないのに、プチパニックになりましたw
気になって内容が頭に入ってこないよww
ままま、いいわ、深く考えない!

とりあえず、フィリスとテオとサラの友情はあたたかかったです。テオが当て馬じゃなくて本当に良かった。

とにかく一件落着となったので、この後は無事にヨルとフィリスが結ばれて、ようやくイチャイチャパートになりました。

上巻はキスのみで、下巻はずっとシリアスだったので、ようやく甘々シーンということで、最後は長めの濡れ場です。二人とも当然初めてなので、手探りでしていく感じが初々しいです。ヨルは「ぐちゃぐちゃにしたい」なんて言うあたり、ド執着&ムッツリ感があってエロいですw
ただフィリスがお顔もですが、体つきもかなり女性的すぎる感じが気になりました。ほとんど女の子みたい( ˊᵕˋ ; )

ラストは自由になった二人が旅に出るんですが…
あれ、ヨルはあの白い獣人さんに「次の土地神だ」って言われてたけど、旅に出ちゃっていいの?かなり長期間旅してるみたいだけど。
そもそも土地神の役割ってなんなんだろう?
と、最後にまた土地神についての疑問が湧いて終わってしまった、トホホ。


上巻はまだ謎が多くて楽しめたんですが、下巻に来てもいろいろ(?)って思うことが多くて、ちょっとストーリーに集中できない感じがありました…。
いや、心温まるハートフルファンタジーだとは思うんですよ?
ただなんと言うか、ファンタジーは納得感のあるストーリーにするのは難しいんだなぁ、なんて思ってしまったのでした。

(萌と中立で悩みましたが、ちょっとおまけの星3つです)

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