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表題作薔薇を抱えた野獣

唐木(略)マリオ 経済ヤクザ 30代半ば
三芳夏樹 刑事3年目

あらすじ

美人だが無茶な捜査で名高い刑事・三芳夏樹は、ある事件現場で自分を救い、キスをして消えたふざけた男と意外な所で再会する。男――唐木は剣組の幹部で、薬絡みの極秘調査のため三芳がマークすべき相手だった。剣組襲名披露の警備の打ち合わせという名目で唐木に張り付く三芳だが、唐木は本気とも冗談ともつかない甘い言葉で三芳を口説くだけで尻尾を掴ませない。そんな時、尊敬する先輩刑事の真壁が唐木と接触するのを見た三芳は真壁を尾行するが、唐木に捕らえられ、彼に抱かれて淫らに蕩ける姿をビデオに撮られてしまい――。
出版社より

作品情報

作品名
薔薇を抱えた野獣
著者
甲山恋子 
イラスト
三城遥稀 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784778106065
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

甘辛ミックス甘さ少なめ

甲山さんの作品のなかでは割と甘さ少なめの硬派なお話でした。

内容は刑事モノ。
当初は跡目後継問題を抱える組の派閥が持つ薬の取引を抑えるという名目で幹部の唐木を張り込むことになった夏樹。
ところがそこへ唐木と現れた男が、新米刑事だった夏樹を一人前にと育てた憧れの男で・・・上へと引き抜かれてからは連絡なしで今は不穏な噂も聞く真壁。
唐木と真壁の両者の思惑に、間で揺れる夏樹という図でした。

夏樹はキレ刑事と言われ署内ではやんちゃ系美人。
唐木はイタリア人系クウォーターで、口説くときには似合いの甘いセリフがこれでもかとこぼれ、薔薇のプレゼントつき。


刑事三年目の夏樹の立場や公安など警察内部の話も混じり、ちょっと回りくどいというかわかりにくい感じ。しかし警察内部の闇の部分の話は嫌いでなかったので読めましたが、そのためシリアスな展開です。
たまに合う唐木との逢瀬?でちょっと息抜き、主人公的にも最初はめちゃ嫌がってましたが言葉と手管を惜しまない男にまんざらでもなくなってきてる様子が窺えました。

結局嫌よ嫌よも好きのうち。始終ツンデレですが、かなりはじめから快楽に流されてしまって主人公それってどうよ~と思わなくもありません。
「女になると誓え」と快楽の中脅されて「なる」って言っちゃった時は笑ってしまいました。

夏樹弱すぎです。




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