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中編(・書下ろし4ページ)・短編・短編の3カップルの話が収録されています。
工藤×夏目「見てらんねえよ」「やっぱり見てらんねえんだよ」大学生・同期生。髪をくくっている工藤に萌え。
高塚×横田「kiss in the pool」高校生・先輩後輩。サブキャラの眼鏡の佐藤がいい味出していて好きです。
榛名×和生「愛は惜しみなく奪う」悪い大人・高校生。愛人契約。妹のぷるぷる唇が可愛い。
どの話も好きですが、特に最後の榛名×和生が大好きです!
榛名は何の仕事をしているのか分からないけれど、とにかく悪い大人で金以外にも色々権力を持っていそうです。悪い大人が本気で欲しい思ったら怖いな!でも傍から見ている分には楽しいな!和生は逃げられないな!と、表題作の二人を差し置いて大興奮でした(笑)
表題作が1冊のうち約半分ちょっと位で、
その他2つ短編集が入っています。
私はどれも好きだなー。
短編の2つは短いんですけど、短さを感じませんでした。
タクミユウさんの絵も世界も私にはツボみたい。
ちょっと特長のある絵だと思うし、
いやぁ〜むちゃむちゃ上手いわぁ〜という絵だと思わないんですが、
なんかドキッとする感じ。
途中、夏目が工藤にせまられて「なんだ、この強力な力は?」っと動けなくなる場面があるんですけど、
そんな感じ。
私の中では、なんかいつも外は雨みたいな感じの落ち着いた雰囲気がある世界で、
でも決して暗くはなく、
綺麗で味がある絵と世界だと思います。
表題作はプライドが高い夏目と、モテる男、工藤のお話。
夏目は過去工藤に何度か彼女を取られた経験があり、
工藤に対して、いつか見てろよ状態。
一方工藤は取った認識等まるでなくて、
なんでこんなに敵対心持たれてるの?状態。
なので、2人は同じアパート、同じ大学に通う2人という環境の中、
まるで付き合いはなかったんですけど、
ひょんなきっかけで、つるむようになる訳です。
というか、工藤が夏目に対して好意を持ち始める。
工藤はそんなに壁が厚い人ではないので、素直に夏目に気持ちを伝えられるんですけど、
夏目にしてみたら、そんなに簡単に乗り越えられるものでもないし、
自分の気持ちはよく解らないしってなもんで。
でも段々と工藤に魅かれる人達の気持ちが解る、俺も工藤に欲情する…と
まぁ、最後はハッピーエンドになるんですけど、
その過程が見てて、せつなくてもどかしくて楽しかったです。
また工藤って、設定では軽くって、女たらしでみたいな感じなんですが、
全然そんな風に見えなくて、いい男なんですよ〜。
料理も出来るし、弟達の面倒見てたってなもんで、落ち着いてるんですよね。
寡黙っとか、大人びてるっとかの落ち着きじゃなくて、
人間として年相応に落ち着いてて、素直で、いい男でした。
短編の「kiss in the pool」は先輩後輩のお話。
後輩の横田がむちゃむちゃ先輩に憧れてて、
先輩の自主練に付き合いたくて帰省するのもやめてしまう位、
よくある流れだと、横田が先に先輩に迫りそうな感じなんですけど、
先に自分の気持ちに気付いて迫るのは先輩、高塚の方でした。
でも高塚先輩、告白した後も淡々とした感じは崩さず、男前のままなんだよな〜。
なんかそれが素敵で。
一方告白された横田の方がどぎまぎと焦っちゃってて。
楽しかったです。
最後は「愛は惜しみなく奪う」。
これは本当短かった。
父を亡くし、借金を背負い、病気の妹を抱え、
しかたなく愛人契約を結んだ高校生、和生のお話。
設定から言ってダークなんですけど、
いや、読んでてもダークなんですけど、痛いんですけど、
そこまで不快な感じがしない。
最後ちょっと解りづらいなっとは思ったんですが、
なんか和生が、なんというか綺麗というかかっこいいというか…
なんかいいんだよなー。
何、この微妙な2人の関係って…って感じでした。
っという所が私のタクミユウさんツボだなぁと思いました。
やっぱりタクミユウさん、好きだわぁ〜。
表題作は大学生同士の話。
高校時代から同級生であった攻に2度も彼女を取られて恨みを持っていた受。大学も同じところに進み、しかもアパートも同じという因縁もあり、むしゃくしゃした受はやられたらやり返せてなかんじで、攻が次に狙っているだろう女性にモーションをかけてみた。が、なんてことはない。攻は女だったら誰にでもいい声をかける、たんに女にだらしのない男だったと判明。しかもモーションをかけた女性は女王様だった(笑)
話は、誤解がただの誤解であるとわかって、けれど互いに意識し合っていたなんてボーイズラブ的にうれしい展開へ発展する(笑)
この受がなかなかの男前で少しツンデレ系だが、押せ押せな攻にどぎまぎしている顔がなんともかわいい。それに攻もヤられている(笑)
男同士という関係と攻が女にだらしがないという面を持つせいか、受は関係を受け入れずにいろいろと考えてしまうところがすこしじれったかったが、ゆっくり恋愛が進んでいく過程はにやにやが止まらなかった。
表題作のおまけで嫉妬する攻を見られてヨカッタ!
あと、高校の水泳部を舞台にした先輩後輩の恋愛と、すこしブラックなかわいい話の2本が収録されている。
どちらもイイかんじで萌え(笑)
表題作は大学生もの。
夏目は立て続けに好きな女性を工藤に取られて腹が立っていた。なので夏目は仕返ししようとしますが残念な結果に終わってしまいます(^_^;)
夏目が工藤を責めて工藤が素直に謝ったのにはびっくりしました。そこから2人は話しをするようになります。今まで口をきいたこともなく、むしろ夏目は工藤を憎んでいたのに工藤がご飯をつくるようになって話すようになって困ってる夏目が可愛かったですw
工藤が何度も「下心だ」ってw夏目に必死に迫ってる工藤が好きです。
夏目はあまり受け受けしくなく、ちょっとツンツンしてる感じですが信じられないと思いつつ工藤を好きだと思ったり、キスしたりするのには萌えましたw
表題作以外には『愛は惜しみなく奪う』が好きです。
和生は父親が死んで妹と2人だけになった。死んだ父親は借金もあって頼れる親族もいない。そんな和生に父親の昔の知り合いという椎名が生活費や学費の援助をすると言う。ただしそれと引き換えに椎名は和生の体が欲しいと言う。
これを椎名は「ビジネス」と言っていました
最後で椎名の黒さが垣間見れます(笑
でもこういう話嫌いじゃありませんw
今出てる新刊「恋っていうのは」が割と面白かったので、ほかの作品も買ってみました。個人的には「恋っていうのは」よりも、こちらのほうが好きです。
大学生同士のお話ですが、受けが男らしいのがポイントですね。攻めのほうが髪長いし。見た目がどちらも麗しく、それだけでも萌え萌えするのですが、受けのツンデレでうぶなところが可愛いです。
もっとイチャイチャするところを見たかったなぁ。