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私が読んだ先生の作品の中で、一番好きな作品になりました。
とても良かった。読んで良かったし、温かい気持ちになりました。
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デリヘルマネージャー モモ
警察官 ロンちゃん
悪事を重ね前科者のモモ。とにかくやることなすこと全てだめだめなモモ。
そんなクズのモモとロンちゃんが出会う。
純粋なロンちゃんとの関係をなんとかつなげ、恋人に。
自己肯定感が低すぎて、自分のことが好きだと言ってくれるロンちゃんの気持ちを全て信じきれないモモ。
縁を切られた兄の嫁と子供のために、頑張るモモ。あれほど憎んでいた兄のことを許すモモ。
こうしたエピソードを通して、モモの優しい人柄がじわじわきます。
純粋で、情が深い。世話焼きで、人がいい。
感情が溢れてすぐ泣く。
こんなダメダメな攻めはそうそうみたことがない。
でもこんなモモだけど、コミュニケーション能力が高いことは、最初の受付のクレーム対応の場面でわかっていた。気遣い、対応力が半端ない。クレームをあんな風にうまく処理できるのはすごい。
ロンちゃんと出会い、愛されること、必要とされることを知り、その期待を裏切らないようにロンちゃんに愛されるように変わるモモ。
的外れなことも多いけど、ロンちゃんのために
というか捨てられないように頑張る様子に、こちらも胸を打たれる。純粋すぎて。
ロンちゃんの気持ちは分かりにくいけど、寝てるときの息の仕方で寝てるかどうかを判断するロンちゃんにモモへの愛を感じた。
図らずも事件に巻き込まれていくモモ。
ここからのロンちゃんがかっこいい。
「モモ、返事は?」というロンちゃん。
ロンちゃんの告白のシーンで泣いてしまった。
「年上の恋人」では、ロンちゃんの視点でモモに対する思いが語られるが、これがとっても良かった。
モモがロンちゃんのことを好きなのはわかりきっていましたが、実はロンちゃんもモモのことを本当に愛していて、その愛の深さが感じられて、嬉しかった。
モモのことを愛おしい、全力で守ると決意するロンちゃん。
いちご牛乳好きなんて、かわいい。
このロンちゃん視点の語りが、ストーリーをさらに素晴らしいものにしてくれた。
そして、甚呉。なんだかんだでいい人。
最後にまたまた感動したのが、、
モモが甚呉を呼び出して、ロンちゃんと付き合ってると話した場面。モモのロンちゃんに対する愛が本物だってよくわかる場面。モモーー。
前科者と警官、男同士。
なかなか想像できない組み合わせを乗り越えた2人だからこそ、愛の強さを感じたのでした。
テンポも良く、ストーリーも良く、最高の一冊でした。
素敵な作品をありがとうございました。
よかった。
私はあまあまとかハッピーエンドが好きなので、木原さんの作品はレビューを読み込んで自分が大丈夫そうな作品を選んで読んでいるのですが、
この作品はレビュー通りあまあま(?)で、すごく読みやすかったです!
主人公モモが経験してきたものが果てしないし、この本の中で直面する困難もつらいものですが、それよりもロンちゃんとの幸せがデカすぎてデカすぎて、最後の方はすごくハッピーな気持ちで読んでハッピーで終わりました!
木原さんの作品にハマりながらもやっぱり辛いな痛いな…と思いながら今coldシリーズを読んでいるところなので、この作品のようにコメディあり、可愛さ満点、キャラが愛しい、あたたかい作品を木原先生が作ってくださったことに感謝です!
モモとロンちゃんが出会ってくれて幸せそうでよかった!
他の作品も頑張って読み進めます!笑
木原先生の作品は読むのに心の準備がいるというか…なので、少ししか作品読んでないのですが。
こちらは比較的甘め(?)というか、ロンちゃん大好きモモのお話。モモの少年期十代のダメっぷり、絵に描いたような落ちていく様は読んでいてけっこうしんどいです。
なんで同じようなことを繰り返して繰り返していくの?!でもそうゆう全てが今のモモを形成していて、今幸せで本当に良かった。
両親のくだりも兄の死も、涙無くしては読めなかったです。ロンちゃんがロンちゃんで良かった、本当にお似合いの二人です。
ヤマシタ先生の挿絵も素敵で、自分でもイメージしたりして、とても好きな作品の一つになりました。
木原先生の作品は2冊目です。
1冊目の「箱の中」の文庫本で心を鷲掴みにされたので、次はどれを読もう、と調べてました。
ヤマシタトモコ先生の漫画が好きで、挿絵と表紙がヤマシタ先生ということで、あらすじを読んだらなんか重そうだけど、読んでみたいぞ!とビビりつつ読み進めました。
いや、こんなに満たされるお話とは思わず!
攻めのモモはすごくクズでだらしないです。
読み始めからおいおい、と呆れながら読みました。
なんというか、考えが足りないんですよね。
ちゃんとしようって薬で捕まって3回目で思うあたりが本当にどうしようもない。
当たり前のように実家を手伝おうと思っていたところも、かつての友人に何も考えず会いに行くところも。
だけど、読み進めるうち、モモが魅力的に見えてくるから不思議です。
受けのロンちゃんは、空気が読めない堅物で警察官です。
だけど、モモを救ったのは紛れもなくロンちゃんです。
どうしようもないクズのモモを励まし、責任をとる、と彼は言います。
突き放してもいいのに、それをせず、モモの要求を受け入れるロンちゃん。
そのままラブホテルに入り、好き勝手に言われてセックスを求められます。2人がはじめてしたセックスは、甘さとは程遠いです。
だけどロンちゃんの事後の反応に、モモは驚き焦ります。
ここで、ロンちゃんがとにかく可愛い、と気付かされるんですね。
モモとロンちゃんの関係はセックスと金からセックス、そして恋愛へと変わっていきます。
いや、これが本当にですね、過程がとても良いんです。ふたりともかわいい。
だけど、それまで自分のやってきた罪、家族との別れによって、モモの自己肯定感は最低となっています。優秀な兄と比べられていたコンプレックスもあると思います。
どうにか警察官であるロンちゃんに有益な情報を教えて役に立ちたい!と考えます。
薬のバイヤーになったり、ヤクザと親しくして話を聞き出したり、自分を雑に扱います。
マジでヒヤヒヤしました。
ロンちゃんがやめろと言ってもモモがやめないのは、ロンちゃんがずっと自分といてくれるわけない、と思うから。そんな未来あるわけないって思っています。
ロンちゃんに捨てられる前提なのが、悲しくて、悲しくて。
ロンちゃんも言葉を尽くすタイプではないし、モモが初めてな相手だからどうにもうまく大切なことが伝わらない。
なにか大きなこわいことが起きない限り、気づけないんです。
こわいですね。
途中の薬に関する描写や、モモが自棄になってる場面は苦しくて辛かったです。
始まりこそ甘くない2人ですが、育んだものはお互いを思うが故の痛みを伴った愛です。
読後はほっこり。早く読めばよかったです。
長らく積んでいたのですが読んだらやっぱり良かった。
モモの過酷な状況に、小説ならばここらで救いがあるはず!と願うところで救いの手は入らずズルズルと堕とされていく木原作品。(他の作品に比べたらそこまで痛くない)
受けのモモが本当にどうしようもなくダメな人で…でもロンちゃんとの出会いで救われ彼と一緒にいたいからもう悪いことはしないと決めている。
そうして真面目に落ち着いた生活を送るモモから彼の良いところが沢山見えてきて、デリヘルで働いている前科アリ不細工ホモの彼に愛着が湧いてくる不思議。
ロンちゃんのために…と突っ走るその行動は明らかに間違っていて、あぁもう…っ!と思うんだけど、彼のひたむきさに何だかこちらまで放っておけない気持ちになる。
ロンちゃんも真面目堅物で不器用な刑事なんだけど、同僚から見た彼とモモから見た彼が違うのがまた良い。しかも本当にモモを愛していて大切にしているところが攻め視点から十分に感じられて甘い!
そして、描き下ろし「後輩の恋人」の終盤の一文に大笑いしてしまいました。
パ○ズリってなんですか?と詰め寄るロンちゃんに「どういうモンかなんとなく語感と雰囲気で察してくれればいいのに」って…!ロンちゃんの堅物鈍感さとモモと甚呉の気まずさが面白すぎました。
色々大変だったけど(2人が)、モモとロンの幸せにほっこりする読後感でした。読んだ良かった!
