犯すよ。やったら、死ぬまで離さない。

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表題作恋愛の事情

陣内竜一
受様に惚れて融資を申し出る貿易会社社長
鳳夏海
実母の友人である義母の料亭の主代理

あらすじ

少女のような容貌の夏海は養母の料亭「黒文字」を守るため、若き社長・陣内から資金援助を受けることに。援助の条件は夏海が陣内と付き合うこと。友達から…という約束通り、ビジネスの場に夏海を伴い人脈を広げる手助けをしてくれる陣内。彼の才覚と懐の深さに魅せられた夏海は少しずつ警戒を解いていく。けれど自分たちが同じ孤独を秘めていると知り思わず抱き締めた時「本気で、我慢がきかない」と陣内に力ずくで身体を組み敷かれて…!?
出版社より

作品情報

作品名
恋愛の事情
著者
火崎勇 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862961167
3.4

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萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
17
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

二人の関係が素敵です

繊細な見た目だけど芯の強い夏海が料亭を守るためにあれこれと行動する姿は好感が持てました。彼を狙う謎めいたイケメン社長の陣内に、夏海がほだされていく様子をドキドキしながら読みました。最初はあまりがっつかずに、どんどん攻めていく陣内は結構策士だと思います。陣内の内面に触れた時、誰かに面影を重ねられてると直感した夏海が陣内を抱きしめつつも嫉妬を覚えるシーンにはきゅんときました。気持ちが通じ合ったクライマックスが最高でした。

1

旅館が舞台

夏海(受)の視点でストーリーは進みます。

亡き母の親友である養母が倒れたことから、旅館を立て直すことになった夏海。資金調達に頭を悩ませる夏海の前に、陣内(攻)が「俺と付き合うのなら借金を肩代わりしてもいい」と登場します。

とはいえ、借金のカタに身体を自由にさせるという話ではありません。
警戒を怠らない夏海にも、無理強いしない陣内にも、読んでいて好感を持ちました。

陣内の狙いは序盤で察せられますし、「ゆうこ」の正体も薄々わかりますし、旅館を強引に奪おうと敵役が登場するという派手な展開があるわけでもないのですが、そういう細々とした事柄で惹かれてしまっていたという話かなと思います。飽きはしませんでした。友人の阿部に夏海が相談する場面は特に面白かったです。ただ、陣内の心中はちょっと見えづらかった気がしました。

好きなイラストは、着物姿の夏海に陣内がたすき掛けをするものです。畳に押し倒した場面より色っぽいのではと思いました。

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