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表題作アオゾラのキモチ ― ススメ

専門学校生ファッション科・冲村功19歳
専門学校生・アニメ科・北史鶴21歳

その他の収録作品

  • 贅沢な午睡
  • あとがき

あらすじ

ファッション科の功とアニメ科の史鶴。最初は苦手だったが、惹かれあうようになった二人。しかし史鶴に男の恋人がいたことを知り!?
出版社より

作品情報

作品名
アオゾラのキモチ ― ススメ
著者
崎谷はるひ 
イラスト
ねこ田米蔵 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
アオゾラのキモチ ― ススメ
発売日
ISBN
9784344814950
3.5

(60)

(9)

萌々

(21)

(22)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
21
得点
202
評価数
60
平均
3.5 / 5
神率
15%

レビュー投稿数21

読むと暖かい気持ちになる本!

 とある専門学校のアニメ科に通う北史鶴は、過去の恋愛経験から、あまり多くの人と関わらないように、学校とアルバイト、それとアニメ製作のために時間を使ってきた。
 そんな日々の中、とある事件をきっかけにファッション科の冲津と知り合う。
 冲津の派手な外見とは違う、優しい内面に触れ、史鶴は徐々に冲津に惹かれていく――

 という話でした。
 本当は、付き合う前よりも、付き合いだした後の話がメインかな……
 冲津に押される形で、出会ってすぐに付き合い出したので、お互いの過去をきちんと知らず、どうしていいのかわからないことも多々あって。
 そのことから、冲津は史鶴に同性との経験がないと思い、そうではない史鶴はそのことが心の負担になっている……という感じでした。
 意外なほどにあったかい冲津の人柄が徐々に頑なな史鶴の心をとかしていく優しい話でした。

 分厚さに目をつぶれば、読んだら温かい気持ちになれると思います。

0

攻めの素直さが良い

攻めの沖村くん、イイですね〜!
真っ直ぐで裏表なくて前向きな子は読んでて気持ちいいです。
受けの史鶴と全く違ったタイプだからこそ、史鶴が惹かれ凹凸のピースがピッタリ当てはまるように上手く行くのに納得です。
史鶴の籠った分厚い殻を割って心にスルっと入り込めるのは沖村くんだから出来たコト!という感じのストーリーが良かったですヾ(*´∀`*)ノ

お付き合いを始めた頃に、非処女が言い出せなくてオドオドしてる史鶴を見て"慣れてないから怯えてる"と勘違いしちゃう沖村くんという、エチの最中に微妙に噛み合わない部分が面白かったw
(過去の男に色々仕込まれたっぽいコトを言ってた史鶴が、思ったより乱れなくて割と普通だったのがチト残念だったケド…)

と、概ね楽しんだのですが。
崎谷さんは不埒な〜でいっぱい泣いて萌えて何度も読んでってしてたので、合う作家さんなのかな?とねこ田さんのイラストに釣られてチョイスしたのですが、この作品はサラッとした印象。
沖村くんの性格に惚れて読み切った感じです。
史鶴のクリエイターとしての魅力は書かれていたけど、人としての魅力は何だったんだろう…。

0

自分の気持ちに正直

主人公のトラウマや心理描写などがしっかり描かれていて最後はスッキリしました!

ただ、前半3分の1はその主人公のトラウマや自分の好きなことへの情熱がしっかり書き込まれてる分、相手が登場することも少なくちょっと退屈でしたが…

二人がケンカをしたあたりからハラハラドキドキでした!

私は攻めが受けを好きすぎてちょっと束縛するぐらいが好きなので、メインの二人もとっても好きになれましたし(*´∀`)

あとはシリーズものということで、後から描かれるであろうカップリングの人たちも出てきてこの後がとても楽しみです\(^o^)/

0

青いなぁ…。

信号機シリーズ第一弾!
専門学校に通う青少年たちのお話です。

いやなんつーかこう…読んでてむずがゆくなりました。
若いなぁ…としみじみ感じたわたしはもういい年なのかもしれません(笑)

お互いどちらかというと関わり合いたくない人種、から始まり、そこから中身を知っていくとどんどんハマっていく様がとても好きです。

昔のトラウマにより人には壁を築く史鶴の中に、壁を作る前にひょいっと入った冲村。
冲村の懐きようがかわいいのなんのって。
外見はエキセントリックなのに、今時珍しいぐらいに熱血で真っ直ぐで規律正しい冲村に惹かれていく史鶴。

なんだか胸がホワンとするような、どこまでも可愛い二人にキュンとしたお話でした。

0

疲れた時に癒されました

ちょっとどろどろした作品を読みすぎて食傷気味な時に、崎谷作品なら間違いないだろう!と救いを求めるようにして読んだこの作品。
期待どおりでした。

ねこ田米蔵さんのイラストもイメージピッタリでした。あとがきでイラストは先にねこ田さんに決まっていてイメージして書いたとあり、なるほど納得しました。

お話はアート系専門学校を舞台に、アニメーションを作っている受け・史鶴とファッションデザインを学んでいる攻め・冲村のお話。脇に出てくるキャラ達がよく動いて、楽しかったです。
受けは過去のせいでややネガティブなんですが、それを吹き飛ばしてくれる攻めが爽快でした。しかも感受性はやわらかくて、気配りが細やか。子どもっぽくかわいいところもあって、出来上がったいい男じゃないところがまたよかったです。

やっぱり崎谷作品はいいなぁとしみじみ思いました。

0

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