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いやらしく俺を喰ってみろ
 すげぇな…(苦笑)
                    すげぇな…(苦笑)
				芦澤(ヤクザ若頭)×榎田(老舗テーラー二代目 芦澤のために太腿の内側に龍の刺青を入れた)
※この作品は『極道はスーツがお好き』『極道はスーツを引き裂く』『極道はスーツに刻印する』に続くシリーズ4作目になります。
さぁ今作では榎田くんは何を尿道に突っ込まれるのかしら!?とわくわくしながら読み始めましたが、冒頭の芦澤の別荘(榎田のために購入)でのラブラブシーンでいきなりやってくれました。
1、マドラーにクラフト風船(バルーンアートなどに使用する細長い風船)をかぶせます
2、尿道にマドラー+風船を突っ込みます
3、マドラーを引き抜きます
4、風船の口から空気を挿入します
※後ろにはスワロフスキー製のクリスタル・ガラスを複数個挿入
……榎田大丈夫なのか!?と思わず心配になるほどM度がどんどん上がっています。
最初に微笑ましい(!?)ラブがあったと思ったら、状況は急展開、天国から一気に地獄へといった感じの状況になります。テーラーにたまたま訪れていた諏訪とともに榎田は中国マフィアに拉致されてしまい、榎田と諏訪を救出するため、罠と承知で中国マフィアの潜伏先に乗り込んだ芦澤と木崎も捕らえられてしまいます。そこから先は「えぇぇ~!!!」という場面が盛り沢山の大変なことに……。3作目でも命の危険にさらされていましたが、そんなもんじゃありません。あまりの展開にむしろちょっと笑っちゃう程でした。
トンデモな展開が一段落し疲労のため倒れてしまう榎田ですが、点滴の針をムリヤリ引き抜き芦澤を誘います。そして……お菓子のグミをいくつもいくつも挿入されちゃってます。芦澤曰く次に入れるものはもう決まっているそうなので、まだまだ新たなものに挑戦していくんでしょうね。
もう一つのお楽しみ!3作目同様木崎×諏訪の短編も読めます。相変わらずの不器用な二人で、気持ちが通じ合うにはまだちょっとかかりそうなのがもどかしいです。行くところまで行っちゃった感もある芦澤×榎田カップルも気になりますが、木崎×諏訪のもうちょっと進んだ関係が早く読みたいです。
 極道スーツ、シリーズ第4作
                    極道スーツ、シリーズ第4作
				本作は、前作「極道はスーツに刻印する」の続編的な展開です。
そして、ヤクザものとして振り切って過激展開へと進んでいます。
「〜刻印する」で芦澤と榎田を襲い、死んだはずだが死体が無かった佐倉の復讐劇は、まだ終わりません。
中国マフィアにより、榎田と諏訪が拉致され…
かなりのバイオレンスなので、この作品くらいから苦手になる人もいるかな。
第1作は「BL界の直木賞」だ!とレビューしましたが、言ってみれば大沢在昌や馳星周的だった作風が、勝目梓になった…!という感じ。
バイオレンス・ハードボイルドと官能。
そして「極妻」!
榎田の胆力が一段と深まる。
芦澤にもうメロメロで喘いじゃってる女性的な榎田ですが、本作では虎とも対決?し、極道を愛するという事イコールいつでも死、または罪を犯す事をも覚悟する事を我が身に染み込ませるような。
…という榎田の覚悟はそれとして、エロ方面はどんどん激しくなっています。
「極道スーツ」の特徴・尿道責めはバルーンを膨らましたりグミを挿れたりと激しさを増し、ア○ルにはクリスタルのボールを入れる擬似スカトロもあり、中国マフィアに殺されかけた後のアドレナリン暴発セックスあり。
暴力もエロも振り切った迫力に満ちていて、「神」です。
「コールド・ターキー」
木崎x諏訪。
中国マフィアに榎田とともに拉致られた諏訪。その時に榎田を庇って輪姦され、ヘロインを打たれてしまいます。
もちろん治療は成功しているのですが、薬物の快感の記憶がフラッシュバックしてくる…そしてまた男漁りの悪癖をぶり返して、質の悪い男との質の悪いセックスを繰り返す諏訪。
そんな諏訪をなじりながら半ば無理やりに抱く木崎。
諏訪は木崎を疎んじているけれど…
まだまだまだ2人が甘くなる空気は全くありません。
 最初から凄いです
                    最初から凄いです
				シリーズ4作目。
普段あまり感想を書いたりしないのですが、これだけは書かせてください。
もう本当に最高でした。スリリングな展開は勿論、えっちなシーンも濃厚で、魅力度MAXの作品です。
確か一巻のあとがきで先生は尿道責めがお好きだと仰っていましたが、私まで新たに尿道責めの性癖を開花させてしまいました。
一番最初の別荘のシーン。先生、ありがとうございます。読んでいるとき、心の中で先生に叩頭したい気持ちでいっぱいでした。
初っ端から飛ばしすぎじゃないかなんて思ったのですが、中盤はずっと緊迫したシーンが続き、そして最後の甘々なぐみのシーン。
風船もぐみも最高にえっちでした。次の巻では一体何を挿入してくれるのかととても楽しみでなりません。
しかし、私は諏訪さんには申し訳ないと思いつつ、榎田さんをかばって「男の二、三人を相手にしても構わない」と言ったシーンが本当にかっこよくて、心の中でガッツポーズをしてしまいました。薬物が本当に危険なものだとは分かっていますが、後遺症に悩む諏訪さんも妖艶で、また素敵なのでした。しかし!!その悩みの根本が実は木崎にある、という所でスマートな諏訪さんの可愛らしい一面を存分に堪能できます。
小山田先生の口絵、挿絵がまた感動を助長してくれるのです。
それでは、次巻を読んでまいります。
 受けの包容力がいい
                    受けの包容力がいい
				ところどころ、昭和のヤクザ映画みたいな錯覚を起こすが、
一方で、美しいスーツの仕立て屋、そして麗しい弁護士が登場する。
ヤクザBLとは言い切れないスタイリッシュさもあわせもった作品。
スーツの仕立て屋という職業、BLでは人気のようです。
女性に対するファッションデザイナーみたいなもの、といってしまえばそれまでだが、
スーツ職人というと、なにやらストイックな魅力がありそう。
スーツの元祖は1800年代前半、イギリスのロンドンはサヴィル・ロウ通りにある
仕立て屋だとも言われていますが、もともと、燕尾服のすそを
切り落とした、貴族のカジュアルウェアだった。
それに軍隊の制服があいまって現在のスーツみたいになったらしい。
ですが、20世紀に入って貴族と戦争が減り、かわりに男たちは
資本主義という名の戦争にスーツで参戦するようになった。
女性の服飾文化は多種多様に進化したんだけれども、
男のオシャレは結局のところ、100年以上も基本的なスタイルは同じ。
面白みに欠けるっちゃそうなんだが、いくら時代が下っても、
身体をひた隠しに隠し、ペニスの延長みたいなネクタイでこっそりと自己主張する
「男」という生き物は、ひどく恥ずかしがり屋で壊れやすいツンデレ種かも。
そんなことを考えつつ、本作を読んでいくとですね
一見、男気あふれるヤクザの若頭・芦澤はいかにも男らしい攻めだが、
その彼のカラダを包み込むスーツを仕立てる男、榎田って
実は芦澤以上の包容力がある「男」であり「母」なんじゃないかと思うわけです。
一見すると、榎田は芦澤にどこまでもついていきます!という姐さんタイプで、
やさしい健気受けだが、決して女々しくはない。
惚れた男を命張って守る、かなりの漢。
自分的にはそれが本作の萌えポイントです。
男と男のぶつかりあいもいろいろパターンあるが、
攻め受けが全く違うタイプの「男らしさ」があって、
決して男女関係の模倣になってないところに味わい深さがあります。
主張しすぎないリズム感のある文章も、潔くていい。
 四作目にして
                    四作目にして
				私個人的には萌えポイントが一番多かった一冊です。
これまで榎田には無かった腹の座り方が垣間見れた気がしたし、芦澤・榎田双方の『お互いなしじゃいられん』感を強く
感じられました。
朴に捕らえられたシーンでは『虎かよっ!』と、一瞬たじろぎましたが、そこは素人の知らない世界もあるのだろうと自分を納得させつつクリアしました。
楽しみにしていた『サイボーグ&諏訪』の関係は、まだまだ序章でこれからの展開を期待するとして、1つだけ気になった事が。
サイボーグ、セックス中も一人称が「わたくし」なのですが、これどうでしょう。
実際セックスしてる最中に相手が「わ、わたくしイキソウですーっ」っつったら「はぁ、どこへでも」と言ってしまいそうだな…

かおる
本格的なSM顔負けですね~。どこから、こういうネタを仕入れてくるんでしょうか。
自分で考えたとしたら、ひどすきます(笑)