その音は、泣けば掻き消えてしまうのに。

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表題作幸せの羽音

高城敦司 実力派俳優
本田朔哉 若手俳優(20歳)

その他の収録作品

  • ミイラ取りの恋
  • あとがき

あらすじ

若手俳優の注目株・本田朔哉は、憧れの実力派俳優・高城敦司とドラマで共演することに。新米の朔哉に優しく接してくれる高城に懐き、急速に親密さを増していく二人だったが、突然高城の態度がよそよそしいものに一転する。何か失態を演じてしまったかと青くなる朔哉だったが、高城の答えは嬉しい告白で!? 「好きだ」と言う高城の優しい腕に搦め捕られ、不埒な手に甘やかされていく朔哉。しかしある日、高城が隠していた思惑を知ってしまい…。
出版社より

作品情報

作品名
幸せの羽音
著者
松幸かほ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862961495
2.8

(6)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
15
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

健気受け。

帯「彼のキスは愛されていると錯覚するほどいつも優しかった」やプロローグ、他のスタッフからの評判(「あんなに優しかったっけ?」)からして攻めが朔哉に近付いてきた理由は絶対に良くないことだと分かるのでドキドキしながらページをめくっていたのですが…こない。
んー…あれは私の勘違い?と油断したら…・゜・(*ノД`*)・゜・

朔哉がもう本当に良い子で…若手の中でも注目株なのに謙虚で優しくて可愛いのです。
なのに高城さんが自分に近付いてきた理由を知って精神的ダメージくらっている時に家族関係のスクープ記事を書かれるは、高城さんを庇って大火傷を負うは…大変です(;´・ω・)

SSは攻め視点で、悪意を持って近付いたのに朔哉と接するうちにだんだんと惹かれていく過程が書かれていました(*´Д`*)

私やっぱりこういう設定が大好きです。
受けが攻めのせいで辛い思いをするけど最後はハッピーエンド。
攻めの反省描写があれば尚良しΣd(・ω・d)!!!

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う~ん、あまりにも『イイ子ちゃん』過ぎて白けてしまった・・・

『王道』と言えば王道なんでしょうか。
ラストのSSのタイトルそのままに、まさしく『ミイラ取りがミイラになる』ストーリーです。まあありがちでしょう。

朔哉(受)がすごくいい子でした。それが悪いわけじゃないんですが、正直インパクトないです。私は健気受は大好きなんですが、なんかかえって嘘っぽいとさえ感じました。おキレイ過ぎて。

高城(攻)は、復讐のために朔哉に近付いたくせにあっさり相手に惹かれちゃって、何か仕掛けるどころじゃなく本気になってしまうんです。
もともとの思惑がバレるのも、朔哉との接点を仲介した人物との会話を聞かれて・・・とことごとくお約束を並べてくれたなあという感じでした。

この朔哉の『健気さ』にすんなり同調できさえすれば、すごく優しくて素敵なストーリーなんじゃないかと思いますよ。

ただ、よくある展開で先読みできても、ストーリー自体はしっかりしてると思います。だから安心して読めるんですけどね。

残念ながら穢れた私は綺麗過ぎるキャラクターやストーリーに素直に浸りきれませんでした。

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