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なぜだー！
なぜだかわかりませんが、非常に惹かれるこの作品。
エロ度低め、マフィア風サイキック物でＢＬ度も低いんですが
シオン（表紙右）がめちゃくちゃかっこいい！
女の子っぽい受けが苦手なハズなんですが、ルカが一途でかわいい！
台詞が少なくて人物の描写も細かいわけではないんですが、
どんどん話に引き込まれてしまいました。
男娼として売られた先でひどいしうちを受けていたルカと
特殊能力を持つマフィアのシオンの静かでいて激しい物語。
続きものじゃないけれど、すっごく続きが読んでみたくなる作品でした。
表題作以外の『Rebirth』『Bet』 も面白かった！
何度も読み返しています。
近未来的な話
３カップルの話が収録されています。
「Rebirth」本編（前後編）・番外編
イギリス秘密情報組織に勤めていたが、難病に侵され退職をしたゼンジの元へ、自称・万病を治す整体師のマドカが助けて欲しいとやってきます。マドカに触れられるうちに身体を重ねた二人。ところがそこにゼンジが狙われていると元職場から連絡が入り…。
敵は捕まり、マドカがゼンジをRebirth（再生）し、二人のバカンスの様子で本編終了です。番外編は仕事復帰したゼンジにやきもちを焼くハルカの話です。ハルカの能力があっさりなくなったのにはちょっと驚きました。
「Bet」本編・Millie's・Theo's
前作「Rebirth」にちらりと登場したゼンジの同僚・ミリーと、その友人でマフィアのテオが主役です。ゼンジに恋人ができてショックなミリーに賭けを持ちかけたテオですが…。身体を重ねたけれど、あまり進展をしていない感じで終わった本編でした。
「Millie's」では、はっきりテオの片思いだと書かれています（笑）。テオの自慰にも動じないミリーの男前ぶりが格好良かったです。
「Theo's」は、熱でうなされたテオがミリーに看病される夢を見た、という話。夢じゃないという安定のオチでした。
「Silence」本編（前中後編）・mini
全体の半分を占める分量です。唯一エッチのないカップルでした。
「Rebirth」でマドカが使っていたのと同じ能力をもつシオンが登場します。彼は能力をうまく使いこなせず「治す」よりもっぱら「壊す」方でその能力を使っています。
そんなシオンは、声がでないことから親に売りとばされ、主人に虐待されて生きてきたルカと出会い、ルカの心中にあるSilence（沈黙）に興味を抱き、殺さず一緒に暮らします。ルカはシオンの役に立とうとしますが、上手にできず…。マフィアが舞台の話ですが、殺伐とした内容ではありません。
「mini」は、その後の二人です。おかえりなさいのチューの話、電話で話す二人のほんのり甘い話でした。
「どうぶつの森」
３カップルを森で暮らす動物にした四コマ漫画です。カバー下まで必見です！
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