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表題作 美しいこと

寛末基文 → 杉田智和

松岡洋介 → 鈴木達央

その他キャラ
福田健史[岸尾だいすけ]/ 葉山玲子[早水リサ]/ 藤本眞子[高本めぐみ]/ 高嶋物産部長[飛田展男]/ 営業課長[大西健晴]/ 同僚[四宮豪]/ 女子社員[宮川美保]/ 女子社員[又吉愛]/ 女将[山口享佑子]/ ギャルソン[疋田高志]/ ウエイター・男[加藤将之]

あらすじ

【 あらすじ 】
松岡洋介は週に一度、美しく女装をして街に出かけ楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ散々な目に遭った松岡は同じ会社で働く寛末に助けられた。女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡の心は次第に変化していく…。

【 キャスト 】
鈴木達央(松岡洋介)/杉田智和(寛末基文)
岸尾だいすけ(福田健史)/早水リサ(葉山玲子)/飛田展男(部長)/高本めぐみ(藤本眞子)/大西健晴(営業課長)/山口享佑子(女将)/疋田高志(ギャルソン)/四宮豪(同僚)/加藤将之(男)/宮川美保(女子)/又吉愛(女子)

作品情報

作品名
美しいこと
著者
木原音瀬 
イラスト
日高ショーコ 
媒体
CD
作品演出・監督
菊田浩巳
音楽
斎木隆
脚本
椎沙莉央
原画・イラスト
日高ショーコ
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
シリーズ
美しいこと
収録時間
198 分
枚数
2 枚
ふろく
なし
発売日
JANコード
4523513925265
4.5

(101)

(82)

萌々

(4)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
26
得点
452
評価数
101
平均
4.5 / 5
神率
81.2%

レビュー投稿数26

昔でも良いものは良い

【原作未読】
今更ながらにドラマCDを聞いていますが、小説を読む前に聞くようにしてます。
これは原作読みたくなりました。

松岡君がめっちゃ可愛い。いじらしい。
純愛・・・
もう廣末さんなんかほっとこよ、って本人も思ったりするのに無理な話って恋愛はややこしい。辛い部分が多い「美しいこと」ですが「愛しいこと」、「愛すること」まで行くと第三者の視点でホントに良かったね、って応援したくなりました。

原作者の木原音瀬さんは辛い、苦しいって傾向あるようですが、このストーリは最後にはHAPPYで温かい気持ちになりました。

これこそドラマ化して欲しい・・・

1

達央さんの松岡が本当にめちゃめちゃ大好きです。

原作既読

発売してドキドキしながらむさぼるように聴いてから、もう十二年の時が経ったのかと思うと感慨深いです。
毎年必ず数回は聴いています。
 ただ辛い部分をとばしてしまいます。
なのでよく聴くのはDisc1の前半とDisc2の後半部分だったりします。

原作を初めて読んだのは雑誌連載の時で、それから木原作品の中でも最も好きな作品なので、ずっといろん声優さんでこの役を妄想しておりました。
松岡役に鈴木達央さんと決まったとき、「どんな感じになるだろう?」と少し不安だったのですが、ふたを開けてみたら松岡そのままの人がそこに在りました。
 本当にキュートで気が強くて、でも好きな人にはめっぽう弱い、可愛い愛すべき松岡洋介でした。
 女装をして廣末に会うときはしゃべれない設定なので、勢いモノローグが多くなるわけですが、セリフのシーンとモノローグの部分の落差がまた素敵で。
特に洋子がプレゼントした靴を廣末さんが履いてくれたのを松岡がエレベーターの中で発見した時の嬉しそうな様子や、廣末さんが洋子に靴の御礼と靴の素晴らしさを報告した時のモノローグ「知ってる。」が本当に可愛くて。何度聴いても心が震えます。
Disc2のラストシーン。松岡から廣末に向けたあまりにも切ない一言。
身を切られる思いがするとはまさにこのことなんだなあと思います。
大好きな踏切前でのシーンを本当に見事に演じて下さって。
今でも感謝しかありません。
 うろ覚えなんですが、鈴木さんがこの作品の台本チェックしているとき、内容があまりにもつらくて、時々休憩を入れながらじゃないと出来なかったとおっしゃっていました。
感情移入し過ぎて作品に自身を全身放り込んでしまう方なんだな、だから辛いんだなあと、役者としての矜持とイノセンスさ、何よりBLだと侮ることなく、全力で作品に挑んで下さっていることがとても嬉しかったことを覚えています。

原作が初めて発売されてもう二十年以上経つので、若い方はもうピンと来ない部分も多いかもしれません。
でも現金もなく靴もなく襲われ逃げてきたけれど女装しているので、知り合いの誰にもSOSを出せなかった松岡にとって、あの後どんな酷い態度とられても、やっぱり廣末さんは救世主だったんだろうなあと思うのです。

恋のつらさ、愚かさ、【惚れた方が負け】という言葉をこんなにも突き付けて来るBL作品も珍しい。けれど【割れ鍋に綴じ蓋】という言葉も好きなのです。
欠点も沢山ある二人の恋だからこそ、こちらも応援したくなります。

メインのお二人以外でも岸尾だいすけさんの悪役が最高(笑)ですし、葉山役の声優さんの演技も素晴らしくて大好きです。

大好きな大好きな沢山の人に聴いてほしい作品です。



2

すれ違いの極み

これでもかってくらいお互いすれ違っていて、モヤモヤが続きました。
切ないし、背中を押したいし、共感もするはで、気の抜けない時間でした。

BLだと、どうしてもスポットライトは男性に向きますが、この作品では女性キャラにも度々共感します。
全員可哀想なので、切なさも4倍です。それくらい全員が良いお芝居をしているのだと思います。
声のバランスや演技のテンションが合致しているからだろうと思います。本当声優さんて凄いなと思います。


アニメの印象が大きい分シリアスを演じる杉田さんがとても良くてこの作品を知る事でより杉田さんの魅力に気づけたと思います。ファンが増えちゃう!!ぜひ沢山の方に聞いてほしいです。

鈴木達央さんは、こう言う役が本当にお上手です。泣きの演技は圧巻です。
人間の表と裏を上手く表現していてリアリティがあります。

失恋の切なさ、すれ違いのモヤモヤを堪能出来る作品だと思います。



2

BLの最高傑作

なんてすごいものに触れてしまったんだろうという気分になりました。
白黒の作品に命が吹き込まれているみたいでした。
BLの最高傑作だと思います。
お気に入りのシーンを何度も、何度も聞いていますが、音楽、せりふ、声優……どれも文句のつけようがありません。
私は、媒体だと小説が一番好きで、CDにはあまり興味がないというスタンスでしたが、これは聞くことができて本当によかったと思います。
そして、美しいことのラストシーンに魂がしびれました。
このキャストでアニメ映画化してほしいと心のそこから思います。どうか誰かお願いしますと叫びたいです。
誰かを愛する気持ち、愛されたいと思う気持ちが痛いほど伝わってきます。

3

このサイトにアクセスされているかたは

きっと耳の肥えたかたばかりなので
自分なんかがレビュー書いても、と尻ごみしつつも

聞いてよかった、BLってすごいんだ感がとまらなく

聞き終えてから日は経っているのですが、やっと自分なりに
感想を言葉にできそうなので
拙い文章ながらここに吐かせていただけたらと思いました。

人生で初めて聞いたドラマCD、もとより触れたBL作品です。
しつこいですが人生初BL作品にたいしてのその感想です
さぞ温度差があるかと思われますが
見過ごしていただければ幸いです。

BLってボーイズラブの略ですよね。
この作品は重厚で細部にわたり丁寧で現実的すぎて、どうにもそのカタカナに違和感を感じてしまいます。

性別の前に1個の人間が何億もいる中のたった一人をただ求めるっていう
シンプルなんだけど唯一絶対さがまず広がって。

貴方がいい、貴方じゃないとだめだ、他にはなにもいらないからっていう
相手をただひたすら求める

ヒリヒリ焼き焦げるような必死さと・・・、

同性だとわかった後の見事な手の平返しの完膚なきまでの冷たさ。

聞きながら沸点と氷点を体感しました。
灼熱も零下も、どちらも突き刺さり揺さぶられました。

なんだろう恋って・・・性ってそれほどのものか・・・など
自分の性別や嗜好はそっちのけで作品の中に深く深く沈みこみました。

頭はたかれて心ぐっしゃぐしゃ踏まれました。

最初、ヘッドホンしたときは
「一体、音だけで聴覚のみでどれほどのことができるっていうんだ?」
軽い物見高さで・・・今、振り返るとすごく恥ずかしい。

制作陣・キャストさんに謝罪と感謝で頭さげます。

臨場感がすごいです。
情感がすごいです。
声優ってすごいんですね。

完全にオチました。

最初、姉に勧められ、その前置きは
「銀魂の銀さんと、7つの大罪のヴァンの中の人が出ているよ」のみでした。
聞き終えた今、
「確かにそうだけど・・・そうだけれどもっ・・・っっっ!」と姉に
感謝だか興奮だか、プルプル震えのわけわからんが肩パンチ食らわしたい気分です。

初めてのBL、自分はどハマりしましたが
一般的にはとっかかりに聞くには重厚すぎ・・・たぶん向いていない作品でしょうか。
でも、声優ってすっげーんだぜ、と思い知らしめるには十分すぎる。

ボーイズラブってなんだなんだ?と首かしげていた人が一人でも多く親しんでくれたらと願います。

15

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