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はぁ~。噂は聞いていたのでいつかは、、とおもっていたお話をやっと読みました。
なんでもっと早くに手に取らなかったんだろうと後悔してもしきれない、、
知らないでいた時間が空虚と思えてしまうほど!!
皆様にとっては、今更でしょうが、書かずにはいられないのでお付き合いくださいませ。
こんなにも切なくて、
登場人物たちの幸せを願いながらページをめくった物語は
かつてない、です。
人を愛するという気持ちは、ここまで一途で健気で献身的でありながらも
また一方で強引でわがままで暴力的な一面を併せ持っているものかとも感じました。
人を愛して、恋焦がれて、もう二度とイヤだと思うくらい苦しむこともあるけど、
できるならもう一度その苦しみを味わいたいものだと思ってしまった。
1頁めくるたびに、2人の物語と共に時間をすごして居られた事に感謝。
宝物が出来ました。
終末金曜日の夜だけ女装することで日常を忘れてストレスを発散していたサラリーマン・松岡。
その日はストレス発散に失敗し、カバンも財布も失くし女装姿のまま裸足で雨の降る街角にしゃがみこんでいた。
そんな松岡に傘を差しかけ、靴を貸し、金まで渡してタクシーに乗せてくれた同じ会社に勤める冴えない男・寛末。
松岡は自分の正体を明かせないまま女装姿で女として寛末と会ううちに、寛末から好きだと告げられる。
自身も寛末に惹かれてることに気付いていた松岡だったが、自分を女だと信じ疑っていない寛末に、本当は男だと打ち明けることが出来ず・・・
この話、本当に大好きで大好きで!
何度も読み返してます。そして、その度に泣いてしまう。
松岡に感情移入しすぎるのでしょうね。
前半は恋に落ちていく気持ちに浮つきつつも寛末が恋しているのは偽者の自分だと悩み、本当のことを告げたいのに言ったら今の二人の関係全て失うと迷い悩む松岡の気持ちが切なくて泣いて。後半は忘れたくても忘れられない松岡の痛みに、私の心全部持ってかれて毎回大号泣。
本当、この本ヤバイ。(語彙力無くて伝えられず悔しい。)
私は、『美しいこと』は文庫版が初読みでした。(現在はノベルスも既読です。)
なので、この話はここで終わっているものとばかり思っていました。この先は・・・読んだことを後悔はしていないけれど、ここで終わるのも一つの選択肢だと思います。ふわっと、この先二人は幸せに・・・と思える終わり方をしている(この先は、幸せにはなるのだけれど、その過程でまた読みながら号泣する羽目になる)ので。
内容もエロ控えめだし、BLを読んだことのない人にもオススメしやすい形体です。
腐女子じゃない方にも読んでいただきたい一冊です。
なんだこの胸のざわつき……
モヤモヤムカムカして、髪をかき乱したい気分です。
BLはファンタジーなどと言ったのは誰だろうか?
この作品はファンタジーなどではないです。
どこまでもリアルで、どこまでも残酷だと思います……
女装していた松岡を好きになった寛末と、どこまでも優しくてどこまでも純粋な寛末を好きになった松岡。
寛末よ、女装した松岡に、お婆ちゃんだったとしても子どもだったとしても変わらず好きだって言ったじゃない!
それなのに、男だと分かった途端にあからさまな拒絶。
どんなに傷つけても構わないというほどの酷い扱い。
私は寛末という男の本質が最後まで分かりませんでした。
本当の寛末ってどんな人なの?
人の意見に絆されちゃう人?
二重人格なの?
本当に分からなかった……
憤ったし、ムカついた。
松岡は最後の最後までよく頑張ったと思います。
絶対に弱みを見せない、つけ込ませない。
最後まで男だった。
そんな強い男が、寛末の事をどうしても忘れられないなんて……
女々しく期待しては裏切られ、ひとり一喜一憂している姿は滑稽でしょうか?
でも、私はとても共感できました。
もう、嫌ってほど松岡に自己投影した。
たから、本当に悔しくて辛かった。
寛末の気持ちは本当に寛末のものなの?
もう二度と松岡を傷付けないでほしい。
男だったとしても関係ない、君自身が好きなんだーーという、
ありきたりなハッピーエンドはこの作品には存在しません。
切なくて何度も涙させられたし、本気でムカついた。
でも、悔しいけど素晴らしいとしか言いようがないーー…
念願の「愛しいこと」電子配信、その前にこちらを再読しました。
初めて読んだ時同様、読み終えると万感の思いで言葉が出て来ず寝ながら少々泣きました。
私にとって木原作品の2つ目で、旅行先で「箱の中」を読み終えた直後本屋に駆け込んだのが思い出深いです。
見た目と内面、恋愛の弱者の交代、愛憎、色んなことを考えさせられ、恋する者の眩しさと辛さにぐるぐる翻弄されます。好きな人とそうでない人への気持ちの温度差が残酷で、でも実際そうだから読んでて辛い。こんなに共感して辛くてでも面白い恋愛小説(そもそも恋愛小説を余り読まない)に出会えたとこに感動します。
寛末は確かに鈍感でどうしようもない男です。でも葉子と付き合ってその先、結婚や家庭のことまで夢見ていた訳だから、江藤葉子が存在せず男だったと言われても、男同士でやりとりしていると分かっている松岡と違い、簡単には片付けられないだろうと同情しました。相手が好きという気持ちだけではない付随した願望や欲があっただろうに。
木原先生は平凡キャラを辛辣に描きつつ愛おしく感じさせるから好きです。
松岡の心情描写もとにかく丁寧で分かりやすい。彼の起点のきく頭の良さと、寛末ののんびり鈍感な(読んでいて結構耳が痛い)ミスマッチで空回りな感じが先を全く予想させません。
そしてマッハで読み切らせる読みやすさと面白さ。
講談社文庫のこの終わり方は賛否両論ありますが、私は初読時「なんだよォ〜〜〜」とは思ったものの余韻があって好きです。うまく行かないけどもしかしたら行くかもね、くらいの希望があって、現実からの離れ具合が好き。
でも松岡には幸せになってほしいからすぐ続きを読む!
上下に分かれている方を読む前にこちらを読みました。なんというか、芸術?本に引き込まれるようにどんどん読み進めて、松岡の色んな気持ちがリアルに伝わってきて、最後のページで涙が……
女装をした自分を好きな男を好きになるなんて、報われなさすぎる!!!!!!と早く読み進めたいのに何度も手が止まりました。特にダブルデート辺りは本当に辛かった。
どんなに拒絶をされても好きで、鈍すぎて不器用で自分を傷つける寛末に腹が立って、でもどうしようもなく好きで、好きだと言ってほしいって、こんな愛があるだろうかと思いました。本当に最後のページの数行でこのどうしようもならなさそうな松岡の気持ちが凝縮されているような気がします。報われてくれーー
旅先っで溜まっていた本を読んでいて手元に上下がなかったのですが、一刻も早く読みたくなりました。読んでいるだけで胸が千切れそうになったけどただとにかく美しいお話でした。
