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表題作パパおかえり 2

小館志郎 ・ 無職 ・ 28歳
吉岡春生 ・ 高校生 ・ 16歳

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あらすじ

志郎と付き合い始めた春生。でも、自分が女の子じゃない事が後ろめたくて、なかなか素直に甘えられなくて…。描き下ろし漫画も収録。
出版社より

作品情報

作品名
パパおかえり 2
著者
梅太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344817760
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ステップアップできた二人

母親の元恋人で1年間だけパパだった志郎と高校生の春生の、切なくて甘いラブストーリーの2巻です。2巻は、何回読み返しても切なくて泣けます。

志郎と付き合うことになった春生。
志郎は春生のことが好きだけど、春生の本当の父親から言われた言葉で、将来をいろいろ考えるようになります。そのことがギコチナイ態度になって、春生を不安にさせます。

やっぱり男相手だから、付き合ったことを後悔してるのではいかと考えて、前の親子関係に戻ろうと決める春生。そして、行動を起こした春生に、史郎も本音を告げます。

初めて結ばれる二人に、ここまで長かった~と嬉しくなります。でも、史郎を自分の傍に置いておくことは、史郎に我慢をさせていると春生は気付くのです。
志郎の笑顔が好きだから我慢させたくない、なら自分が付き合おうと決めた春生。
以前よりも逞しくなって男らしくなった春生がカッコイイし、前向きになった姿にキュンキュンします。
春生にそれを告げられた時の、史郎の嬉しそうな表情にニヤニヤが止まりません。

数年後の、成長してカッコ良くなった姿と揺るぎない絆の二人に、胸がホッコリと温かくなります。家族の前でも、春生ラブなのを隠さない志郎に萌え萌えです。

1

こどもからパートナーへ

久々、梅太郎さんの作品で泣かせていただきました。

いじらしい春生と、真面目で一生懸命な志郎にいちいちキュンキュンさせられました。
(もちろん他の皆さんも、みんないい人ばっかりだよー。)
1巻目でも複雑な人間関係でしたが、2巻目に入り今度は春生の本当のお父さんまで登場。
とうとう3人のパパが一堂に会してしまうという、信じられない状況に。

しかし、本当のパパのおかげで志郎の本気に拍車がかかります。
ただ、それがしばらくの間から回りすることになるのです。
そのせいで春生のほうは、本当は奔放で大胆な志郎を縛り付けている気がするようになり、男っぽい体に成長しつつあることも手伝って、志郎の手を離す覚悟を決めようとします・・・

ただの甘えん坊の少年から、ちょっと成長した春生の言動に、それまで我慢していた志郎の思いが爆発ます。

結ばれてママにもカミングアウトしちゃっても、めでたしめでたしで終わらないところにこのお話のよさがあると思います。
守られるだけの子供から、一緒に支えあうパートナーへ、将来の展望まで描かれたお話に大満足でした。

描き下ろし2作はその後のみんな。
春生はカッコイイお兄さんになってるし、夏生は生まれているし、みんなに祝福されてるし、良かった良かった。

0

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