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表題作シリーズの他に社会人同士のカップルの短編が1作品収録されています。
私は表題作シリーズの方が好きでした。
高校2年生と3年生とのお話です。
女王様と下僕、という風に周囲には見られている2人ですが、実は…。
2人とも素は周囲から見えてるとはまた別の面を持っていて、それが分かる度に幾島は可愛く見えるし、有家はなかなか強かな所を見せてくれました。
幾島の可愛い3人の幼い兄弟たちも可愛いです。
同時収録作の『うしろむきに、愛。』は少しまどろっこしさを感じました。
この2人が付き合っているのもしっくりこなかった感も無きにしも非ず…(汗)。
とても綺麗な表紙に魅かれて、即買いでした!!絵柄もすごく私好みです。
「女王様」というあだ名ではありますが、受けは不器用なツンデレ美人と形容するほうがよいかと。実は子どもの面倒見が良かったり、意外と真面目な性格だったり、かわいらしい部分が垣間見える子です。
攻めの方は、「下僕」を名乗っていますが、ワンコっぽい感じですね。
下僕×女王様な展開を期待していたので、ちょっとあてがはずれてしまった感じはしますが、ライトでかわいらしいストーリーなので、これはこれでアリかなーと思います。
梅雨時に、丁度いい感じのタイトルに惹かれ。
絵は可愛らしくも素敵なんだけれど……
物語は、薄くてライト。
可愛いと言えば可愛いけれど、どうでしょ。
表題作はバス停がモチーフになった話。
本当は弟妹思いの優しい人間なのに、入学式のとある出来事から
怖い女王様と思われている先輩の、素の姿に触れた明るい後輩。
懐いてくる後輩に、段々ほだされて……という話。
リアリティはないが、雰囲気は可愛い……かな?
同時収録の『うしろむきに、愛』は、
ネガティブな主人公にイライラして、
こんなアホ捨ててしまえ〜〜っ!と言いたくなりました。
(暴言すいません……;)
それなりの長さの連載を、ちゃんとまとめてあるし、
こういう、線が細くてシャープな白っぽい絵は好みなので、
これはこれで、いいと思います。
ストーリーも、ちゃんと、編集の目が入って、ネームを何度も見直しながら、ここに落ち着いたんだなって思える展開で、
わかりやすさが、陳腐さになるところを、何とか納めた感じもありますが、
よっぽどのパッションがない限り、雰囲気だけで押してこられるよりは、
こんな風な、ちゃんと編集のチェックが入った商業作品の方がわかりやすくていいと思います。
同録の「うしろむき~」の日の膳くんは、、、さすがに、好きになれない、、、、
あいかわらず絵柄は凄く好みなんだ。
特にカラーとちび絵。
でもお話がさらりとしすぎているというか、ひっかかりがなさすぎるというか。夏乃さんのマンガはいつもなのですが、恋愛のひりひり感とか葛藤が足りない気がするんですよね。
目つきと態度のせいで「女王様」とみんなから遠巻きにされてしまっている主人公と、そんな女王様につきまとう誰からも愛される後輩くん。
主人公は女王様って言われてるにしては割と普通の人で、正直ここまで遠巻きにされるほどなのかなあと思わなくもない。
後輩くんが主人公に惚れるのは、彼の行動の裏の意外な一面を見たからと納得できても、その気持ちに驚くでもなく飄々としすぎているというか。
上手く言えないのですが、なんかこうぎゅっとなる所が足りない気がするんだ。
同時収録の超ネガティブ思考な主人公の話はちょっと楽しかったです。おバカ萌え。