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表題作ささやくように触れて

イラストレーター,35歳,執行光彦
専門学校生,18歳,江角直樹

その他の収録作品

  • 僕はきみの腕の中
  • あとがき

あらすじ

専門学校の入学金を落とした直樹は、バイト先の尊敬するイラストレーター・執行に「援助交際」を持ちかけられ…!?待望の文庫化!
(出版社より)

作品情報

作品名
ささやくように触れて
著者
崎谷はるひ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344818156
2.6

(16)

(0)

萌々

(0)

(10)

中立

(6)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
36
評価数
16
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数9

どヘタレ攻め

草食男子を通り越して植物男子が此処に居ますよ!
あとがきの攻め受け逆ver…雄々しい攻め(現受け・直樹)と繊細な受け(現攻め・執行さん)…容易に想像できちゃうぜwww
ってか数年後にはリバってそうだ…ソレ読みたい。

執行さんのドヘタレ具合が半端無いです(でも嫌いじゃないわー)

まさかの攻めによる受けからの逃避…ちょ…逃げちゃったよwww
挙げ句の果てに直樹の「執行さんが後悔させないでくれればいい」に対して「そんな自信ないんだ」
…いやいやいやーそれはきっぱりはっきり言い切る台詞じゃないから( ゜∀゜)・∵ブハッ

うん、この話で一番オトコ前なのは直樹の元カノ・美帆ちゃんだと思う。゜(゜ノ∀`゜)゜。アヒャヒャ

【甘えの構図】
執行さん→直樹→美帆ちゃんw

0

ヘタレ攻め

やっぱりしっかりしている受け様はいいですよね(*´∀`*)
まあ、しっかりしておりますが専門学校への入学金を落してしまうミスを
おかしましたがw
そのお金を代わりに攻め様との「援助交際」が始まるのですが

攻め様はたぶん最初は勢いで「援助交際」という言葉を使い
受け様に近づいたんだと思います
後になればなるほど、お互いが意識するにつれて
攻め様のヘタレぶりが発揮されます
逆に受け様は、若さゆえか凄い勢いで攻め様へガツガツ突っ込んでいきますw

援助交際とはちょっとかけ離れた話ですが
攻め様のヘタレぶりの最初の勢いではいい出だしだったと思います

0

最初に思ってた展開と違う話

 江角直樹は、人気イラストレーター・執行光彦のアシスタントのバイトをしている。
 自身も執行の絵に憧れて美大を目指すもすべて落ち、執行のアドバイスに従い美術系の専門学校に入学を決めたばかりの十八歳。

 ところが、執行の家へと急ぐ途中、その大事な入学金と授業料である50万円を落としてしまった。
 青くなる直樹だったが、支払いの期限は二十日後。
 何のとりえもない自分にはそんな大金を準備するのは不可能だと思いどうしたらわからずにいた。

 そんないつもと様子が違うことを執行に突っ込まれ、直樹はついうっかり本当のことを話してしまう。
 しばらく悩んだ末に、執行は直樹に50万円を手渡す。

 受け取れないと首を振る直樹に、執行は期間限定の「援助交際」を持ちかける。
 突然の申し出に困惑する直樹だったが、他に方法もなく、また「変なことはしない」という執行の言葉に、直樹はその申し出を受け入れる。

 その翌日、緊張しながら執行の家を訪ねると、執行はいつもどおりの執行で、直樹は拍子抜けしてしまう。
 それから数日、何もないままに時が過ぎ。
 執行が自分にしてくることといえば、その残りの2時間で自分を食事に誘う程度――。
 緊張だけさせられて、何もない日々に直樹は訳のわからないモヤモヤを抱え込んでしまう。

 そんなある日、身内に不幸があったという理由で、仕事が休みになった日の翌日、直樹がいつもどおり執行の家を訪ねると、そこにはいつもと様子の違う執行がいて――
 いつもは大人の余裕で直樹に接してくる執行に、幼い子供のようにすがられて、直樹はついついキスを許してしまう。

 けれどそのことさえも、執行はなかったことのように振る舞って――

 という話でした。
 最初は仕掛けられたはずなのに、いつの間にか仕掛けられないことにいらいらし始める直樹のお話でした。
 信じられないほどにいい歳した攻めが弱気で。
 最後は覚悟を決めた受けに寄り切られてしまう話でした。

 なんだか最初の思ってた展開と違う――という。

 個人的には、こんな弱気な年上攻めがいてもいいじゃん、とちょっとほのぼのとして苦笑を浮かべてしまったんですが、強気攻めが好きな人とか、はっきりした物語が好きな人にとってみれば、かなりもどかしい話じゃないかな、と思います。

1

ズルイ大人と大人な子供

人気イラストレータの執行(攻)と
そのアシスタントをしている直樹(受)の物語。

直樹が学校の入学金を無くしてしまったことで、
執行が「そのお金を出してあげるから、援助交際しよう」
と言いだしたことが始まりです。

この援助交際というのは、「ほっとしたひと時を過ごす」というもので、
直樹の方が、「えっ」となってしまい、執行が気になってしまいます。

読んでいて思ったのは、執行はずるいな~ということです。
大人だからこそ、傷つくのがこわいから、ごまかしつつ
少しでも、好きな直樹を手に入れたいという想い。

そして、直樹は、子どもだからこそ、
恐さを感じず受け入れる勇気をもてたのだろうと。

全体的に、うん。定番かな。。。と思いました。

0

欲のない感じ。淡白な崎谷はるひ作品。

崎谷はるひさんの初期作品の文庫化。

ヘタレなイラストレーター攻めと
アシスタントの年下男前受け。

これ、きっと今の崎谷さんなら受け攻め逆ですよねw
あとがきでも、そのうち受け攻め逆転!?なんて妄想がありましたが
カタチにしていただけるとありがたいなぁ。
どう読んでも、この年下受けは、立派な攻めに成長しますよ。うん。

物語は、大学の入学金50万円を紛失してしまった直樹に
50万を渡すかわりに2週間援助交際を条件に出す
イラストレーターの執行さんというお話。

まあ18歳の直樹ですから、親に言えずに
バイト先の親しい執行さんに甘えて50万円受け取ってしまうのは
仕方ないのかなぁと思いますけどw
そんな後先考えられない思考の未成年に付け込んで自分の
恋心をなんとかしようとする35歳の執行さんもどうかとw
でも、執行さんは50万円で直樹をどうこうしようというよりも
2週間で自分の恋心を葬ろうとしてるところがよかった。
どーにもこーにもへタレすぎますがw

しかし執行さんも35歳になるまでに
もっと強い攻めにがっつり食われてそうな気もするのです。
よくぞご無事でいたもんだ。

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