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表題作プロローグ

桧山将人/大沢の後輩
大沢明博/外食企業に勤める会社員

あらすじ

外食産業の会社に勤める大沢の前に、新入社員として現れた桧山。
彼は六年前に大沢のキス・シーンを目撃してしまった“ゼッケン12番”の少年だった。
会社の先輩、後輩という枠を越えて、いつしか体を重ねるようになる二人。
次第に心も開くようになっていく大沢だったが、六年前に関係のあった岸川が上京してくることになり、二人の微妙な関係に亀裂が走る…!?サラリーマンの揺れ動く心情を描く、オフィス・ラブロマンス

作品情報

作品名
プロローグ
著者
小田浅葱 
イラスト
瑞沢秋美 
媒体
小説
出版社
桜桃書房
レーベル
ヴァリオノベルズ
発売日
ISBN
9784756705532
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

会社の先輩・後輩のスタンダード

会社の先輩と後輩。ごくごく普通のサラリーマンものですが、高校時代に面識がある、という再会ものです。
二人は体の関係はありますが恋人ではありません。

よくある、というか、本当にこんな人たちいそう、というような日常を描いています。無愛想で怖い印象を与える桧山と、教育係の大沢。
仕事は出来るのに周りとうまくいかない桧山と、教育係として頭を痛める大沢の図はどこの会社にもありそうです。
高校時代の集まりがあって、その当時好きだった人が結婚すると知らされショックを受けたり、同じ部署の女の子が桧山にモーションをかけるのを見てもやもやしたり、上司とうまくいかなかったり…。

ガッツリお仕事をしているわけではなく、何となく桧山と寝ることを続けるうちに、自分は高校のころから何か成長しているのだろうかと自分に問い掛ける大沢。何だか身近に感じられるキャラクターでした。
でも恋愛部分は押せ押せでなくて、ちょっと薄い気もします。
中立にしたのは個人的にカップリングに萌えなかったから…なのですが、
特にずっと無愛想な桧山の考えていることがよくわからず、桧山がいつから、何故そんなに大沢を好きなのかがわかりづらかったです。

セフレから本気になる…というストーリー構成なのですが、大沢のほうもその本気になっていくという過程が伝わりにくい。上手く書かれていないとは思わないのですが、あと一歩という感じでした。

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