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表題作ツーリング・エクスプレス 13

ディーン・リーガル
超一流の殺し屋
シャルル・オージェ
ICPOの新米刑事

その他の収録作品

  • 赤と金
  • 冥のフレイヤ
  • エクストラ

あらすじ

ディーンとの血縁を感じさせる容姿のロアルドが、交通事故に遭い、恋人を亡くした…。見舞いに訪れたシャルルとディーンは、そこでロアルドの姉セルマと出逢う。だが数日後、ディーンとセルマがともに失踪! 二人の関係は!? 一方、エドは、ディーンと決着つけるため重大な決意を実行する! 衝撃の急展開「赤と金」「冥のフレイヤ」。そして、瀕死のアリョーシャをめぐり激しい攻防が展開する、長編「エクストラ」を収録!! シャルルとディーンの愛の行方は…!?

作品情報

作品名
ツーリング・エクスプレス 13
著者
河惣益巳 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
白泉社文庫【非BL】
シリーズ
ツーリング・エクスプレス
発売日
ISBN
9784592884491
5

(2)

(2)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数2

衝撃…スペードの女王出現

世界を旅するゴージャスBL、13冊目です。
舞台とキャラが豪奢な割には、こと色恋話に関しては以外にも保守的…
というか(往年の少女漫画らしい)純愛路線、安定路線なこのお話。
少女誌掲載の割にSEX描写が多いこと以外は、
「もうこのカップルは何があっても大丈夫」な安心感と、
そろそろ飽きてきたかな…的なお決まり感が感じられた頃合いでの、
衝撃の浮気事件で、読者一同…唖然としてしまった1冊です。
まさかまさかの…攻様・ディーンの浮気。それも女と!!!
なぜだろう。なぜ今頃になって、攻様が受様を裏切っての浮気。
しかも…(これはラスト1頁で触れられているが)
くだんの女性との間に、子供まで誕生しているのですわ..
したほう(攻様)のうしろめたさとかはともかく、
されたほう(受様)のほうは、もう何と言ってよいのやらw
シャルル君、君はもっと怒って良いのだよ…としか言いようが無いのだけど。
それにしても、もったいない。
シリーズきってのイイ男最後の牙城ともいうべき男が、浮気。
超クールビューティーな攻様も、所詮はただの男だったのねぇ~と、
堕ちた偶像的に見えてくるのも、そりゃ仕方ない…。
なんだかんだ言っても、男×男カップルに、
当て馬女が(一時的にせよ)勝っちまったのだけは、否定できないから。
BL読みとしては、いたたまれない…ような気がする。
ついでに言えば…この浮気相手の美女、
シリーズきっての業の深い悪女なんである。
悪女というと語弊もあるけれど、過去の因縁やらトラウマやら、
血縁関係やら狂気やら、古い貴族の血筋と美貌まで加わって…
「これがBLの受様であればさぞかし…」と思わせるような、でも女。
だからどうしても暗黒星か、トランプのスペードの女王に見えてしまう。
正直…ワンパターン化して気の緩んできたこのお話に、
苦いスパイスのような味が加わって、面白くなってきた。
でもね…1番、奇々怪々だったのは、
「浮気された側」なシャルル君の淡々とした対応。
あればっかりは女には理解できないと…手をあげてしまった。

4

ディーンの過去最大の嫌がらせ

ディーンがなぜセルマと何日もSEXに勤しんだのか、ロアルドの発言とセルマがディーンより年上がキーワードになると思いました。
なんせ2代続けての血族婚で生まれてきたディーン、セルマ、ロアルドです。
普通のいとこよりも血が濃すぎる。
そこに加えてセルマはディーンより年上です。
おそらく38才から44才?高齢出産になりますね。
血が濃すぎるがゆえの災い
高齢出産がゆえの災い
生まれてくる子供は〜、どうなるでしょう。
これをディーンはロアルドへの嫌がらせとして実行したのです。
なんせロアルドは自分の目の前でシャルルにキスして告白してきて、さらにセルマにアンドリューだと話をしてしまい、ディーンを裏切ったのですから。
あんだけシャルルに依存してる男がシャルルを裏切るわけがないと思います。
作者様の思考の深さに脱帽してます。

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