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めっちゃよかったです!
本当に素敵なお伽話に出合えました!!
前回すれ違ってしまった閻魔と瀧群。
今回は冒頭から閻魔の過去編です。
閻魔はもともとは人間で、罪を犯して鬼となりました。
その閻魔の重すぎる過去と心の傷と罪を知った瀧群は、自分が閻魔に向けて言った言葉を悔います。
それほどに、閻魔が抱えているものは大きかったのです。
そして閻魔を過去から救いだせるのは瀧群しかいない、と烏枢は言います。
烏枢は閻魔が鬼になった時から、ずっと閻魔を見守っていたんですね。
瀧群と閻魔が再会し、扉越しに話をするシーンはすごく切ないです。
お互いがお互いを大切に思っているのに、お互い踏み込めないラインがあって
そのラインを表すかのように、二人の前には大きな扉が立っていました。
烏枢に後押しされ、過去と向き合った閻魔は、ようやく今の瀧村とも向き合うことができました。
そして思いが通じ合った二人ですが、今度は閻魔が輪廻転生し、人間に戻ることに。
一度別れ、閻魔は記憶を失うことになるのですが…
もうここからの流れが神です。
閻魔と瀧群の関係の真実が判明したときから、この作品の壮大さに驚きました。
まさかここまでの話だとは。
人を信じられない閻魔様が、一人の男によって愛を知り、人を信じることができるようになる――という話だと思っていたのですが
それのさらにさらに上をいきましたね。読みが甘かったです。
本編のクライマックスから描き下ろしにかけては、もう涙なしでは読めません。
こんな素敵な愛の奇跡を信じてみたくなるものです。
また本編にもちらっと出てきた、烏枢と元閻魔・鸞(らん)の話も収録。
今でこそ悟りきったような烏枢ですが、彼もこんな純愛をしていたんですね。
切なくってあたたかくって、素敵な恋物語でした。
閻魔の本名にも注目ですよ♪
閻魔×瀧群、鸞×烏枢カプも素敵だったのですが、最後に気になるのは吽傍+阿傍。
特典イラストカードの「秘密めぐり」やカバー裏から察するに、二人はデキているのは間違いないと思うんですが
一体どっちが受で攻…?!
そしてどんなプレイをしているのか激しく気になる!!
この二人の話、是非読みたいです~!!
本当に素晴らしい作品で、まさかこの作品がデビュー作だとは思えません!!
まだ読まれていない方は上巻からまとめて読まれることをオススメします!!
だめだ・・・私こーいう話に弱くて(;へ:)
閻魔がなぜ人間から鬼になったのかが語られます。
阿傍と吽傍の生い立ちもわかりました。
地獄と人間界の時間の流れは違うので
地獄に生きる閻魔と人間界に生きる瀧群が
結ばれるために必要なことは『輪』に戻るということでした。
輪廻転生がつまり『地獄めぐり』という意味だったのではないでしょうか?
記憶をなくし、肉体をなくしても、たぐりよせてしまう縁というロマンv
人間界でも天界でも地獄でも、鬼はいるし仏はいる。
どこもかしこも人間臭くていとおしかったv
自分では制御できない感情のブレがない世界こそほんとの地獄なのかもしれない。
そういった意味では、この『地獄めぐり』は、けっして地獄ではありませんでした。
輪に戻った寿が、伽世が待っていると立つシーン。
え?ここに戻ったんだ!!!と、びっくりした。
子供である寿が、伽世のいない世をあのあと何年生きたんでしょうね?
鬼として何百年も生きてきた経験があれば、あっという間だったのかな?
でも、さみしいよね。
そして烏枢のお話も、よかったなv
次は阿傍と吽傍のお話が読みたい。
表紙も綺麗だし、中も綺麗だし、カバーをはずしたところにも描きおろしがv
楽しかったv
お話もいーんだけど、きっちりエロいのが自分好みでしたv
すっばらしい!
良かったです。
涙が出ました。
シリアスな物語なのですが
最後にはハッピー?で
終わっていて満足のいく作品でした!
私は転生系統のお話は
苦手なのですが
この作品は好きです!
同時掲載の『花色めぐり』も
感動しました!
なんかいろいろ深いので
説明しがたいのですが…
愛ですね\(^O^)/
読んで良かったです!
ついに、閻魔の過去が語られます。
人の子であった閻魔がなぜ鬼となり、閻魔となったのか。
彼の魂がなぜこの地獄でこのような形で罪の贖いをすることになったのか。
400年前のこと、閻魔は子供の頃にある罪を犯しました。
その頃閻魔は「寿」と言う名でした。
仲の良い友達・伽世という子がいたのですが、その子は自分の母親によって殺されたのでした。
母親は伽世を誘拐して、身代金を要求し、男と一緒になろうとしていたのです。
それを知った寿は、母親を殺して、自分も自害をしたのでした。
伽世に申し訳ないと思いながら、罪を犯したのでした。
寿の魂は地獄に流れつき、一代目閻魔に拾われます。
そして一代目閻魔の思うところあって、寿の魂は地獄で二代目閻魔となるべく育てられるのでした。
そんな閻魔の過去を知った瀧群は、鬼に人の心は分からない!と暴言を吐いたことを後悔します。
本当は閻魔本人こそ人の心を理解し、苦しみの中で生きてきた人。
瀧群は自分のつまらないプライドで閻魔を傷つけたことを後悔し、
自分の本当の気持ちを伝えようと、閻魔に会いに行きます。
しかし閻魔は瀧群を拒絶します。
それでもめげずに瀧群は自分の気持ちを伝えます。
頑なな閻魔に烏枢から「瀧群の過去を見ろ」と言われます。
そして閻魔が見た過去とは。
瀧群が、自分の母親が殺してしまったあの「伽世」だったことを知るのです。
二人の魂はまた地獄で再会したのですが、閻魔は罪滅ぼしをすることができたのか。
そしてその後二人はどうなったのか…。
魂の不思議な巡り合わせに、感動しました。
ところで脇キャラもけっこう充実したお話でして、
今回も阿傍吽傍にきゅんときました!
そして鸞×烏枢カプもなかなかに良いお話でした♪
シリアスよりなお話ですが、優しくほのぼのとした面もある作品でした。
大波が…ダメだ、やっぱりやられてしまうんだな…
まぁ、私がこの作品で扱われているテーマが好きなので余計なのかもしれません。
文学や物語のテーマとしてはとてもロマンがあって、壮大なテーマです。
ストーリーについては一切説明しないつもりです。読まれる方に、何も知らない状態でたくさん驚いてほしいから。
好きな作品ほどネタバレはしたくないんです(笑)。
この作品、ドラマCDも合わせて大好きなんですが、実は他のお気に入り作品と比べるとそれ程回数は読んでないんですよね。
なぜか?…それは必ず感情が大きく揺さぶられてしまうから。
小さなピースが一つ一つ繋がって、最後に全部埋められてしまう様は秀逸だと思います。
お話を並べる順番に至るまで素晴らしい。