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あの、田所×宮本の子連れ同士の子供たちの話がやっと一冊にまとまり、至極感激♪♪
神にしたい!でも、表題より別のカタブツ×オネエがすごく良かったんですよねーー。(といいつつ全体評価でオマケの神♪)
一緒に暮らし始めた田所・宮本ですが、子供達は父親達が一緒に寝ている(しかも裸!)を時々目撃するわけで、大きくなるにつれ、それが普通の家庭とは違うってことを認識した時の子供たちというのをどのように表現するのかとても気になっていました。
しかし、井上佐藤さんは、最初の『~血族』が『子連れ~』の単行本記念の単発掲載だったことから、そこの部分は流さざるを得ない展開だったようで、あまり複雑には描かれておりません。
田所の息子・あっくんは気にして少し反抗期めいた形になるものの、宮本の息子・チッチはどちらかというと性的興味かな?
こうした段階でチッチのほうがゲイになるのでは?と思う所ですが、違ったんですねー!
あっくんだったんです。
あっくん、繊細だった・・・チッチが好きだった。
でもチッチは女性と結婚してしまい、お話からはフェードアウト。
チッチの弟・のん が出てくるわけです♪
小さい頃は影が薄かったのんだけど、あっくんを好きになったきっかけっていうのが、小さいながらもぜんそく持ちで父親の懐に入るととても嬉しそうな顔をする、その顔が好きになったという。
チッチに対する気持ちで苦悶しているあっくんに笑ってほしくて、安心させてあげたくて、のんの取る行動が、やけにかわいいのです!
しかし、大人になって登場するのんは、子供の頃のもっさり感もそのままだけど、すごく賢いというかあっくんの扱いに長けているというか、作者も調教よね、と言っている通り、見事手なずけてしまうさまは素晴らしかったです!!
最初、いきなり襲うけど、ちょっとづつ、ちょっとづつ、慣らして慣らして、挿入までは時間をかけるんです(ちょいリアル)
あっくんは大人になって、子連れバツイチで登場してきますが、この『血族』は子育てよりはこの二人の関係に重点を置いてるみたいです。
この二人、恋愛というよりは父親達がくっついた理由に近いものがあるかもしれません。
やっぱり一人は寂しい、一緒にいるなら自分を知ってくれている人がいい。
そんな選択だったような気もするのですよね。
たった2編だけで、とりあえずくっついて終わりという形だったので、幾分物足りなさを感じるのですが、作者さんもそれは思われているようで、是非の続編を再び期待したいのです。
それにしても、本当、井上佐藤さんのリアル感のある肉肉しい肉体が、珍子が好きだが、トーンが~~(涙、、)
やっぱり、エロくて、エロくていいのです!!
『sweetie』はじめ3編が、昔のCMアイドルの熱狂的ファンである税理士塚本が、偶然出会ったそのアイドルに似ている宗一郎をとことん追いかけるお話です。
仕事は冷徹、家庭も冷え切った塚本が、会社も家族もなげうって一途に宗一郎を追いかける姿は、ドを越してそこまで執着させることで、ちょっと笑い飛ばしてやればいいのかな?と思っておりましたら、展開していくうちにそうじゃない!
ありえないような、好きな人をただ喜ばせたい、ただ側にいたい。
という無償にちかい盲目的愛情だったことがわかると、こんな人、今どきいないと思いながらも、とても惹かれるのです。
宗一郎にとって、塚本が恋をした過去の自分はトラウマの塊の時代のことであり、それを持ち出す塚本がうざくて、ヒドイ仕打ちをするのですが、彼は気がつくのです。
そのトラウマの時代も含めて、宗一郎という存在全てをまるごと好きでいてくれる塚本に。
それを気がつかせてくれるのが、あて馬で登場する過去の恋人・マックス。
また彼も変な人で、唐突に現れて、塚本の一途さに惚れ、何とか自分のものにしたいと塚本の為に無償で働き、という、”好きな人の為には”という面白い連鎖を見せてくれました。
宗一郎のオネエキャラが、突っ込む時には男に変身。
言葉はオネエだけど、ヒゲ・筋肉とかのギャップ萌えも催してこの設定はすごくナイスだったと思います。
エチは少ないけれど、エロさは少ない中にギュギュっと凝縮されていて濃かったww
これはガッツリと完結していて、読み応えのあるお話で、よかったな~♪♪
久々の「エロシーン考Ⅱ」やっぱり面白い!
そっかー、疲れると大きくなってリアルになるのかww
やはりね、井上佐藤作品に規制によるトーンは付けて欲しくないよね(涙)
待ってました!
「子連れオオカミ」の子どものたちのその後!
以前、「雑誌に『子連れオオカミ』のその後が掲載」
との情報を得て、気になっていたので、
コミックスが本当に発売されて嬉しい!
「子連れオオカミ」のあっくん、ちっち、のんのその後ということ。
あの可愛かった子どもたちが、大人になって、恋をする。
お話はあっくん中心に進みます。お相手は、ちっち!と期待したのですが、
意外にものんでした。前作『子連れオオカミ』では、画面から切れてることの多いのんでしたが、今回は活躍します!攻めです!
のんは、一言で、献身的なS?Sは主に、エッチの際。言葉責め…若干変態。
でも、ほんと昔からあっくんが好きだったのね~。
いちいち、「好きだ、好きだ」が伝わってくる。
あっくんは、ツンデレ。思春期をそのまま引きずる寂しがり屋さん。
で、「子連れオオカミ」シリーズ?らしく、子連れ。
それもこれも、ちっちへの秘めた恋心と一人でいることの不安から。
こちらは、いちいち可愛い!あっくんの子ども正ちゃんも可愛い!
終始、不安げな頼りなさげなあっくんが、なのに、虚勢を果ているところが
S心をくすぐるのか。
そして、やっぱりかわいがりたい、守ってあげたいと思うのか。
あっくんが子どもの頃そのまんまに大人になったのと同じく、
のんも子どもの頃「あっくんを幸せにしたい、守りたい」
と思った気持ちのまま大人になりました。
お互いの気持ちが向き合って良かった。
さて、表紙裏!
まさかの「宮本攻め!?」
あっくん父が田所さん。のんとちっち父が宮本さん。
と、改めて認識する一場面でした!なるほどなるほど。
同時収録、「Sweetie」「glorie」「gloria!」
カタブツ税理士の塚本とショーパブオーナーの溝口(オネエ&ロン毛&あごヒゲ)のお話。
ごついオネエ口調の攻めは、ぞくぞくします。
そして、口調が男らしく変わった時は、たまりません。
塚本の盲目的な一途な愛。読んでいて若干おののきますが、
最終的には、めでたしめでたし。よかったね~と素直に祝福できました。
大好きだった『子連れオオカミ』の連れ子の子供たちの恋。
私も伊吹さんと同じく、チッチとあっくんで妄想してたので、まさかののん攻めの噂を聞いて、最初はビックリ。
でも、読むうちに、のんで良かったと思いました。
前作で、のんのキャラが薄かったことがそのまんま伏線になってるんですよ。
年下の鼻タレ弟なのんは、いつもいつも年上兄ちゃんズが仲良くケンカするのを見ていたのだ。相手されない、相手してもらえない。ずっとあっくんのことが好きなのに、あっくんはチッチばかりを見ている。
あっくんのチッチへの恋心に気付いたのは、あっくん本人よりものんの方が先だったんだろうなと思います。
小さいのんが、シャツの中にあっくんを入れようとする場面、大好きだ。
駆け足すぎるのが残念なような(もっと読みたいんだよ)、あるいは駆け足だからこそいいのか、なんとも言えない読後感でした。
しかし、子連れオオカミカップルがおじいちゃんになったとは…感慨深いにもほどがあるぞw
『sweetie』
『gloria』
これも好きー!
この強烈なオカマ攻めに、キャラ的にまったく負けない真面目受けが凄い。
徹底的に一途なのがいいね。腹をくくった生真面目くんは強ぇ。
オカマ攻めがそんな受けに振り回されてるのが楽しくって仕方なかった。
この受けは天然の無自覚小悪魔オヤジだ。
天然無自覚小悪魔っぷりは当て馬に対しても発揮されてて、最初はウザかったマックスがあまりに報われないもんで、どんどん気の毒になってきちゃったw
数回ある濡れ場もかなり萌えました。回を重ねるたびにどんどん甘くなっていくのがイイ。攻めの心情が変わっていき、その結果エッチの仕方も変わっていくんだよね。ストーリーと噛み合ってるエッチな場面は本当に萌える。
前作に引き続き、井上先生はほんとうに子供の描き方がたまらなく好みです。
ぎゃいぎゃい喚いたときにぶさいくになるのに、ふとしたときが猛烈にかわいい。こうして喚いているところもきちんと描写するから、おとなしく可愛らしいときが引き立つんだと思います。
お相手があの「のん」なのかと(笑)前作最後にチラッと出てきただけにも関わらず!
でもチッチにはない、のんらしい優しさに癒されます。ぜんそくでぜいぜいなってしまうあっくんのことを、田所さんがしていたように胸の中であたためてあげようと考える、子供らしいストレートな意思表示が可愛くて…
のんの感情など知るわけもないし、なによりあっくん自身がチッチを想う気持ちの方が強すぎてのんのことなど気が付きもしないけれど、それでもいじらしく思っていたのんがまた可愛い…! そして調教コースへ進んで激しく悶えました。のん、長らくたまっていた思いを集中攻撃させてあっくんを落としにかかっていることを、がんばれ…がんばれメロメロにさせてしまえ…! なんて思っていました。
田所さんのことをパパと呼んだり、正ちゃんのお世話をしたり、あっくんに従ったりとのんは末っ子ですよね。それにくわえてにっこりと笑ったときの柔らかい表情にこちらも和みます。
のんとあっくんのことを、じじふたりが知ったときは果たしてどうなるのでしょう。田所さんは納得して、みやもとそんは頭を抱えそうな気がします(笑)
で、同時収録のsweetieとgloriaですよ! これらがとてつもなく良かった…オカマ攻めかと思いきや情事の最中は完全に男なんですよね。途中介入する三角関係相手のマックスの様子から察するにオカマの宗一郎はタチネコ両方イケるようで…
はじめこそ、ただ金づるにしてやろうとかただ遊んでやろうとかだけであったのに、終わるころには塚本の尋常でないシェリーちゃんへの感情に匹敵するほど、宗一郎もまた塚本のことをきちんと想っていて素敵でした。
このシリーズは言葉攻めも多いですし、ベッドシーンはほんとうに…ほんとうにエロスです… 肉感、汁感、粘性、擬音、感触などなど… 生真面目な塚本がベッドで腰砕けになって欲に溺れている姿はたまりません。
嫌なキャラクタがひとりもおらず、むしろその全員が愛おしくて井上作品は何度読んでも満足します。単行本にもおまけ要素が詰まっていて、そこもまた読者として嬉しくなる点です。
カバー下での正ちゃんソング、じじ2はお歌を歌ってあげるんですね…みやもとそんこんなところでもおじいちゃんになっても…素敵…!
「子連れオオカミ」のスピンオフです。
そもそも子連れ狼が分からない方も多いのでは…
◾︎表題
◾︎のん×旭
あの田所と宮本がソファーでひしっと抱き合って寝てる1コマが見られるだけで幸せになれます。でぶでぶゴリラと言われる田所が愛しくないわけがない。
田所の寂しそうな顔と、大人になった旭が田所に似ているのがまた(×有り子持ちまで似ちゃって)直接的にはあまり描かれていませんが、田所は宮本と生涯を共にするんだろうな、という実感が得られる。孫も出来て、たぶん最高に幸せな人生だっただろう。良かったねぇ。
親世代のことばかり書いてしまった。のん×あっくんも良い年下攻め作品です。
◾︎sweetie
普段オネェで、ベッドの上で口調が男になるキャラクターが大好きでして。むしろこの作品にその好みは作られたんじゃないかと思う。
塚本の、家族もお金も、果ては税理士の資格まで失っても尽くしたい、重い愛…表題作ではないのに確実に自分の心を捉えてはなさい。マックスの「マスミをよろこばせたい」って素直な発言も素晴らしいです。当て馬界ではトップクラスにいい男だった…
ebook 修正薄い