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表題作博士の初恋方程式

志藤瑛司、受様に興味津々で助手になった大学生
神埼瀬名、生物学・脳神経学・生態工学に秀でた教授

その他の収録作品

  • 博士と助手の難問解析
  • あとがき

あらすじ

望まずとも叶うことばかりで万事に薄情な志藤瑛司。しかし、神崎瀬名博士の怜悧な論理に惚れ込んで研究室のドアを叩いた瞬間、彼の日々は一変した。精緻な美貌と明晰な頭脳とは裏腹に、研究から離れれば何もできない神崎にペースを乱され、いつしか志藤は世話係におさまってしまう。やがて子供のように無垢な瞳で“身体”に興味を示されて…。 (出版社より)

作品情報

作品名
博士の初恋方程式
著者
真崎ひかる 
イラスト
街子マドカ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344820333
3.1

(7)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

「全裸で踊ってくれないかな?」by受け様発言 (。-∀-)ニヒ♪

攻め目線で描かれています♪
○○と神一重の大天才と天才のお話。
冷めた感じの攻めが振り回されているのが面白かったです。

筋肉の動きを見たいからと「全裸で踊ってくれないかな?(byセナ)」しかもラジオ体操・ワルツ・ヨガ辺り希望発言に噴いたw ∵;・(゜ω゜`*)

あとラストの方で志藤が「名実ともにあなたの助手となれるように励みます」宣言した際に「10年位かかるかな?」と真面目に分析されてたり(*´艸`)

や~かなり好きです、この本ヽ(´▽`)/

セナ可愛いっ!
志藤、色々がんばれーいやもぉ~がんばれー(笑)

攻め視点で進むのいいなー…物色しようかなw

0

天才2種類

病院の待合時間に読み終わっちゃった文庫です。
薄かったし、イラストも多めだったから早く読めたんでしょうか。

天才的な頭脳を持ち、ドイツで画期的な研究をしていたのに、ある日突然日本に移住してしまった科学者・神崎瀬名博士と、彼の大変美しい外見とすばらしい頭脳に触発されて、ドイツで受けていた英才教育を棒に振ってまで、帰国し神崎の研究室に入った志藤瑛司という、紙一重の大天才と普通の天才のお話です。

幼い頃から英才教育を受け、大人の中で育ったばかりに、物事を冷めた目で見ているような瑛司。
そんな彼があこがれていた神崎博士は研究意外何もできないような変わり者で・・・

実は、志藤が神崎を追って日本に来たのは、とにかく惚れちゃったからなんだと思っていたのですが、本当に惚れたのはずっと後。
さらに、神崎が自分の気持ちに気付くのはもっと後。
といったふうに、どう考えてもお互いがいなけりゃ生きていけなそうな二人なのに、展開は大変もどかしいものでした。
まぁ、神崎の天然ボケと、志藤のツンツンがいい感じにバランス取れていて面白かったですが・・・

で、読んでいる途中で気付きました。
このお話は、攻目線で進みます。
神崎が大ボケですから、受目線で進むわけにも行かないんでしょうが、滅多に読まない攻目線のお話なので、新鮮な気分でした。

1

無自覚な恋心

今回は興味津々で助手になった物理学専攻の大学生と
生物学・脳神経学・生態工学に秀でた教授のお話です。

興味から始まった関心が恋心に変わるまでと
初デートをめぐっての後日談を収録。

攻様が受様を知ったのは三年前の晩秋の事。

10才からドイツに住んで飛び級を繰り返し
18で名門大学を卒業していた攻様は
その当時、大学の研究機関に所属していて
寄ってくる人間は来るもの拒まずでしたが
他人には無関心に日々を過ごしていました。

そんなある日、
テレビで再放送されていた討論会で
自論を展開している若い学者に
目を奪われてしまいます。

生物学と脳神経学、生態工学に秀でた
その学者こそ今回の受様になります♪

受様は独逸人の母親の影響か
東洋人離れした目鼻立ちで全体的に色素が薄く
自他共に認める面食いの攻様の
理想そのものの顔立ちをしていましたが、

それ以上に彼の描きだす世界と
醸し出す空気と眼差しを美しさに
魅了されてしまいます。

彼の頭の中はどうなっているのだろう。

初めて興味を引かれた人間に近付く為に
攻様は面倒な手続きと父のコネを武器にして
受様のいる大学の大学院に
研究生として入り込みます。

しかし実際に会った受様は
あらゆる意味で攻様の想像を超えた人物でした。

まず受様が話しかけても完全スルー。
テレビで討論していた研究について
話しかけてもノーリアクション!!

攻様は自分以上に
人嫌いな受様に近付くべく
押しかけ助手として日参します。

やっと名前を覚えてもらった時には
何ともいえず気分が高揚し、
最近ではこの難しい人の相手ができるのは
自分しかいないと言う自負さえ持つように
なっていました。

自分の世界に没頭すると
恐ろしいまでの集中力を発揮しますが、
それ以外の食を初めとした生活全般に
おいて全くこだわりのない受様ですが

最近の受様の興味の対象は
攻様自身と攻様の身体のようで
妙な自白剤を飲まされてり、
身体に障りたいと言ってきたり…

恵まれた頭脳を駆使して
思い付きのまま行動する受様に
振りまわされる攻様ですが

ついには攻様相手に発情されて?!

天然な無邪気さで思うがままに振舞う
人嫌いの超天才児に興味本位で近付いたのに
すっかりハマってしまった攻様の
不器用な恋物語です♪

元々あまり他人に興味の無い攻様な上、
相手が自分以上に突拍子もない人物なので
彼に惹かれる理由も彼に手を出した理由も
なかなか自覚しません。

受様の方も天然な上に
無自覚にお誘いオーラをばら撒いていても
自分の気持ちにも全く気付いていなくて

最後に二人がまとまるまで
お互いしか見えてないのに
なかなか気付かないヤキモキ感を
楽しむ感じかな♪

短編は二人がまとまった後、
初めての恋に戸惑う二人の初デートを巡っての
ラブラブな様子を綴った後日談になります。
普通なデートも二人にとっては特別なのです(笑)

今回は本作同様、教授に恋する攻様のお話で
森本あきさん『おねがい、センセイ』など
いかがでしょう?

0

萌えそこねました

変人奇人の天才は好きだし、ハイスペックなキャラも好きなんですが、なんだかまるで肩すかしで、特に攻めはハイスペックである意味がなかったような?

設定もキャラクターも好みっぽいのに、どこにも萌えどころが見つけられず、最後まで読んでしまったかんじ。ところどころ、いいと思うんだけど、根っこというか、芯というか、話の根本がよくわからなくて、なにもかもボケてしまったかんじがします。残念。

手に取ったきっかけの街子さんの表紙は、とてもきれいでした。
攻めの目が細すぎるところが、もうちょっとどうにかなってくれると、もっと好きなんだけど。

0

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