イラスト入り
小っちゃくなってしまった受けちゃんが、とってもとても可愛くて大興奮です!!
「おやゆび姫」や「~くんの恋人」のような手の平にチマッと乗ってしまう受けちゃんが登場するBL作品を読みたいと常々思っているので発売日をすごく楽しみにしておりました。
小さい体で攻め様の愛を一身に受け止める、そこにエロスがあればもう幸せです(*´Д`*)
※結構なネタバレを含みますので、ご注意ください。
花屋を経営する香(受)と女性を取っ替え引っ替えする容姿端麗で頭も良いハイスペックイケメンエリート会社員の鶯生(攻)。
鶯生と香は幼稚園時代からの幼なじみ。
鶯生は女性とデートの度に香のお店で花束を作ってもらったりして、毎日のように顔を出します。
そんな鶯生に対して心にわだかりまりを感じて、些細なことで鶯生と仲違いしてしまい、よくわからないモヤモヤとした焦燥感のようなものを抱く香。
思い悩む香は、配達の途中で神社を発見します。
その神社では何やら祭りが開かれているのようで賑わいをみせていました。
香の目の前に現れた一人の占い師らしき老婆。
老婆から「大切な人と仲違いしたのでは?」と言い当てられます。
願い事が叶う薬と称された、とても胡散臭い薬を飲んでしまい…次に目覚めた時にはリカちゃん人形サイズにすっかり小さくなってしまった香なのです。
カラスやドブネズミに追いかけられ散々な目に遭い、気を失ったところを鶯生に救出されます。
香を家に連れ帰り、甲斐甲斐しくお世話を始める鶯生。
お店に出ることも花のお世話も出来ないと不安に嘆く香の為に、お店のことまでお手伝いしてくれる鶯生なのでした。
小さくなってしまった香の愛らしいことこの上なしです。
Cielさんのイラストも相まって超絶に可愛いです!
口絵カラーイラストは、何度見ても口元が緩々になってしまい、可愛いを連呼したくなる程です。癒される~(*´ω`*)
仔チワワのお洋服を着せられ、ティッシュボックスの中が香のベッドになり、湯船に浮かべた洗面器をお風呂代わりにして鶯生と一緒にバスタイム。
もちろん余計なところまでお世話されてしまうんです。小さな香の身体を撫でまわして、乳首やらありとあらゆる所を指や口で洗ってあげちゃうんです。
お返しにとばかりに、小さな身体で懸命に鶯生にフェラをしてあげるシーンもまた堪らないです。
さすがに咥えることはできないので、舌先で先端をちろちろしたり、身体を擦り付けたりする程度なのですが。
そのエロチックな描写、行為が何とも倒錯的でセンシュアルな魅力を感じずにはいられませんでした。
お人形用のお洋服を香に着せるわけなのですが、お人形用なので自ずとドレスとかになっちゃうんです。
妖精のお人形用の服を着た香は、まさに小さな妖精イメージなのです。
途中で香が連れ去らわれ、お互いの気持ちをようやく重ねる二人。
なかなか素直になれないところもある香だけれど小さな身体全身全霊で愛を伝え、また鶯生も「香さえいればいい、ずっと好きだ」と自身の気持ちに気付き、愛を伝え合う二人。
幼い頃から両想いだった二人が初めてキスをし、幼なじみから恋人へと変わるシーンにはキュンとしたものがありました。 ラブラブ素敵。
そして、そのキスによって香の身体は…。
書き下ろし「てのり恋人」では、またもや香が手乗りサイズに戻ってしまい、もう堪らんとばかりに鶯生が舌で香の全身を舐め上げ、香の身体サイズでも大丈夫な異物挿入までしてしまいます。
おまけに今度は、鶯生まで香と同じ手乗りサイズになってしまい…。
二人でそんなことになってしまい絶望的になるかと思いきや、鶯生は手乗りサイズになったことで長年の夢を叶えるのでした。
ただ残念だったのが、二人のバックラウンド描写が殆ど描かれていないせいか全体的に淡々とした印象を受けてしまいます。
香を小さくしてしまった占い師の老婆は果たして何者だったのか?
鶯生までもが小さくなってしまった理由は一体何だったのか?
占い師の老婆は、二人の夢を叶えてあげる救世主だったのかもしれませんが、もうちょっとだけ掘り下げて欲しかったと思います。
個人的な萌要素がたくさん盛り込まれており、最後までとても楽しく読めるBLお伽噺話だったので萌×2にしました。
おやゆび姫サイズになってしまった受けちゃんを堪能したいという方には、とてもおススメな作品です。
Cielさんのイラストも本当に素晴らしかったですよ。
『てのり彼氏』は、雑誌「小説b-boy 2013年5月号」に掲載されたと、
本文の最後に記載がありますが、新刊チェックで初めて知りました。
発売日前まで購入するかどうか検討しようと思っていて、
予約期間中に表紙絵が公開されて初めて目にした時から、
攻めの目つきと舌づかいが非常にイヤらしくて官能的で惹かれてしまい、
いつもの お店で特典ペーパーが付くということで、
予約をして購入しました。
作品は、『てのり彼氏』、『てのり恋人』の、二部構成になっています。
受けの香くんは、毎回のように違う女の子とデートをする鶯生くんに、
いい加減な幼なじみだと、あまり良い印象を持っていませんでしたが、
特に体が小さくなってからは鶯生くんのことを見直し、
良い所を見つけようとしているところに好感を持ちました。
また、鶯生くんと両想いになって直ぐに、
鶯生くんに まだ片想いをしていた時の苦しい思いから、
「た……たまになら、浮気してもいいよ。
あ、でも絶対ばれないようにして欲しいけど……っ!」
と、決死の思いで耐えながら鶯生くんを立てようとしているところが
いじらしくて健気なところに好感を持ちました。
攻めの鶯生くんについて、香くんが抱いていた印象と
印象の移り変わりと同じように、香くんの体が小さくなる前までは、
可もなく不可もなくという印象でしたが、
香くんの体が小さくなってからは、香くんに甲斐甲斐しく世話をしたり、
香くんを守る姿に好感を持ちました。
小学生の頃のチューリップの思い出を、
香くんだけが覚えていたと思っていたら、鶯生くんも覚えていて、
香くんから言われたから思い出したのではなく、
香くんから思い出を打ち明ける前に、
鶯生くんが話したところがとても良かったです。
お互い、ある思い出を相手が覚えていないと思っていて、
それが実は覚えていた、という設定に、とても萌えました。
表紙絵は、レビューの冒頭で書いたように、
鶯生くんの目つきと舌づかいが非常にイヤらしくて、
野性的な印象の鶯生くんと、鶯生くんに翻弄される色香を纏った香くん
という、とても官能的な絵に対し、
カラー口絵は一転して、遊び心満載の、可愛らしくて癒される絵でした。
カラー口絵は、とても優しく微笑む鶯生くんと、
鶯生くんの周りを妖精のように小さな香くんが4人、
楽しそうにしていますが、4人の小さな香くんのうち、
裸で腰にタオルを巻いて小走りしている香くんが
一番のお気に入りです。
それにしても、物語では外国が一切 登場せず、
花の輸出入の話題も一切なく、
神社が登場する日本のお花屋さんだというのに、
カラー口絵に描かれている花の値札には、
お金の単位が何故か円ではなくユーロで描かれているのが
何だか可笑しかったです。
何でユーロになっているのか気になりますが、
香くんに超常現象が起こっているので、
値札も超常現象が起こったのかなと、
遊び心でユーロにしたのかなと思ったりしました。
39ページ目の挿絵がお気に入りです。
目に涙をいっぱい溜めて泣いている香くんが可愛くて、
そんな香くんの姿を前に頬を染めている鶯生くんの表情がとても良いです。
また、手で香くんに触れようとしている鶯生くんの感情が
手に取るように伝わってきて、そんな鶯生くんに とても共感しました。
今回、この『てのり彼氏』を読む前に、
淡路水 先生の『法悦☆ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~』
を読んだのですが、『法悦☆ホリデイ』に登場する攻めの名前が
瑞生さんで、名前の読みが「ずいしょう」だったことから、
『てのり彼氏』の攻めの鶯生くんの名前の漢字と読みが似ていたので、
また、どちらも男女にモテる美丈夫という点が似ていたので、
鶯生くんの名前が出てくるたび、
漢字は「鶯」だと きちんと認識しているのに、
瑞生さんとは雰囲気も性格も職業も違うと きちんと認識しているのに、
何度も「ずいしょう」さんと読んでしまったり
読みそうになったりしてしまいました。 f(^^;
今回の評価は、あまり迷うことなく「萌×2」評価です。
物語の内容や展開、人物設定、挿絵など、とても萌えました。
とても読みやすくて分かりやすく、楽しく読みました。
今作だけでも十分に萌えましたが、香くんが小さくなってしまった
きっかけの謎のお婆さんと謎の薬の正体や、再会する日が来るのかどうか、
香くんの超常現象が無事に解決するのかどうか、
など、気になるところが幾つかあるので、
その後のお話を読んでみたいと思いました。
ある日突然小さくなってまった主人公・香。何かと世話を焼いてくれる幼馴染・鶯生に、あんなことやこんなこともされちゃって…というお話。
設定は突飛ですが面白かったです。あまり悲壮な展開がないので明るく楽しく読むことができました。Ciel さんのイラストがまた可愛くてエロくて素晴らしいです。
表紙イラストでは攻の鶯生がすごい変態ちっくで粘着エロスな素敵な雰囲気ですが、そうでもなかったです。羽目を外す展開はあるものの基本は好青年で、私は好きでした。逆に濃厚な執着攻めを期待しちゃうと物足りないかも。あと、今現在の感情の揺れの描写に対して、二人の背景やこれまでの関係性の描写が少ないためか、全体的にアッサリ気味に感じました。
難を言えば、小さくなった時のサイズ感がよく分かりませんでした…。表紙イラストは「手のひらサイズ」より明らかに大きいし、本文も中のイラストでも場面によって違うような気がして、最後までモヤモヤしてしまいました。
『淫らすぎる、BL版おやゆび姫!!』
と煽られていますが、読んでみれば可愛らしい印象の方が強いです。
受けの香(こう)がエロっ子ではなくて、清潔感のあるタイプだったからかな。
元々CPの二人ともそれほど深い人物造形は無くて、物語もファンタジー展開で香が手乗りサイズになってしまい、偶然攻めの幼なじみ鶯生(おうしょう)が助け出してお世話してくれて、ついでに?お風呂でエッチな事をされて。そういえば昔から好きだった、的告白で両思いになりました、という流れの早い展開で進みます。
二人ともノンケでしょとか、何で香は小さくなっちゃったのとか、鶯生を恨んでる先輩とかの掘り下げは余りありません。
ここは鶯生のイケメンぶりと、ちみっこ香の可愛らしさ、小さな香が鶯生のペ○スに抱きついて〜などの挿絵と共に楽しむのが正しい読み方でしょう。
「てのり彼氏」
香も無事大きくなって、鶯生と恋人になってH三昧の日々。
小さい時の事ばかり楽しそうに話す鶯生と喧嘩して、何故かまた小さくなる香。そのチビ香を舐め回す鶯生の挿絵がエロいよ〜。
そして何故か鶯生も小さくなる謎展開。小さい二人のセーラー服コスプレHがありますよ。鶯生は女性をとっかえひっかえだったはずなのに、香限定の変態だったみたいです。
全体にストーリーは軽め、あんまり気負わずに楽しく読むのが良いと思います。Cielさんのイラストは、美麗系+可愛らしさもあってとても良かったです。
表紙がエロ過ぎて手が出せなかったんですが、「てのりサイズ」というキャッチコピーに惹かれ購入。
どうして小さくなっちゃったのかな、とか、どうやって戻るのかな、という細かいことは考えたらアカン作品でした。
自覚はなかったものの子どものころから攻めさんが好きだった受けちゃんが、小さくなっちゃって攻めさんにお世話してもらううちに…。
というただそれだけのお話。
でも、片両想いだってことは早々にわかっちゃいますし、小さくなった香が鶯生に弄られまくるシーンはエロ可愛かった。舐めまくったり、tkbつまんだり、挙句の果てにライトを付けて異物挿入までしちゃう鶯生の変態っぷりというか執着ぶりをさらっと楽しめるお話でした。
あと、Cielさんの挿絵がヤバかった。
表紙はエロエロ。でも、表紙をめくってすぐの扉絵はめっちゃ可愛い。
中の挿絵も、デフォルメされた香がメソメソ泣いてるシーンは激カワなのに、濡れ場はCielさんらしいきれいな絵柄でエロエロに描かれてる。このギャップが個人的にとってもツボでした。
可愛らしいちみっこ香が描かれたほのぼの系の表紙にしてくれていたら、もっと早くに手に取ったのになあ、と。あまりエロい系の表紙だと手に取りづらいよ…。
あっさり、さっくり読めるファンタジー系のお話でした。